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オーリャ!

コラム オーリャ!

 若者のファッションとして定着した感の、漢字タトゥー(入れ墨)。  愛、命などはまだかわいい。「サマーガール」という曲をうたう米国歌手が日本公演の際、〝夏娘〟と腕に書いたのは納得できる。  しかし、首を傾げたくなるのは、広島移民三世が「おばあちゃんの故郷だから」と入れた〝広鳥〟。ブラジル人俳優、ロドリーゴ・サントーロの〝無料〟。 ...

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 臣道連盟によるテロの最初の犠牲者、溝部幾太の次女、樋口愛子さんと長女の吉雄ミユキさんにインタビューを行った。今まで語られることが少なかった家族側からの証言に、興奮を覚えながら聞き入った。  本紙四面の読者投稿欄「ぷらっさ」にも時折、当時の記憶や思いが綴られた投書が掲載されることがあるが、その記憶の鮮明さは驚嘆に値する。 時間と ...

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 病気や生活に困っている人達を援助している援協の活動をご存じですか?  援協は要介護老人の実態調査を実施、先頃、集計がまとまった。冒頭の問いは質問項目の一つ。  「はい」が三千五百十五人(七四%)、「いいえ」が千二百三十五人(二六%)だった。  結果に首をかしげた関係者もいたよう。「サンパウロ市、近郊に居住する六十五歳以上の日系 ...

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 京セラ名誉会長の稲盛和夫さんの経営哲学では「マラソンでなく常に百メートルダッシュで走る以外に方法はありません」という。経営危機に陥った盛和塾の塾生に「あなたは本当に〃誰にも負けない努力〃をしましたか」と稲盛塾長は念を押すという。  片や、離聖した赤阪総領事は「鳴かぬなら、それも良かろうホトトギス」と言い残した。会議所での挨拶で ...

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 旧市街を中心に発生した空きビル占拠事件。二十九カ所に約三千人が不法侵入し、巷間をにぎわせたのはまだ記憶に新しい。  そのひとつだったサン・ジョアン通りの旧テルミヌス・ホテル前を先日通りがかった。〃住人〃の気配は消え、割れた窓ガラスと落書きが痛々しく映った。  付近のバーでよく歌っていたサンバ歌手ノイチ・イルストラーダの七日ミサ ...

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 一日からドミニカ共和国で開幕したパンアメリカン大会。ブラジルから日系選手が多数出場している。  金メダル候補の柔道女子、ヴァーニア・イシイ、卓球のウーゴ・オヤマ、トライアスロンのマリアーナ・オハラ、新体操のサリータ・サントス・ナカドマリ、バドミントンのギリェルメ、フェルナンダのクマサカ兄妹。  団体競技では、野球でニッポン・ブ ...

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 汎ヅットラ花卉生産者協会(新谷幸雄会長)主催の『アルジャー花祭り』は今年十二回目。収益は汎ヅットラ花卉技術センターの運営などの大きな助けになっているが、「それだけではない」と理事たちは強調する。  こういうイベントも十回を超えると運営方法や準備などの基礎はできあがってしまう。同祭でも現場はすでに二世、三世へ代替わりしている。 ...

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 被爆五十八年忌を迎えた広島市。六日の平和記念式典を前に、聞くに耐えない事件が起きた。「原爆の子の像」に捧げられた祈り鶴への放火や、原爆ドーム内に侵入しての酒盛り。いずれも二十代の青年が犯したもの。平和に対する若者の認識の低さが問われた。  市と言えば、秋葉忠利市長名義で北朝鮮の金正日総書記を式典に招待、相手にけられた。核保有宣 ...

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 韓伯学園見学の行き帰りに、ボン・レチーロの韓国系店舗もぶらぶら歩いた。同行した日本の大学に留学する韓国人男性は「こちらの人は、お金のことを言う時にレアルじゃなくてウォン(韓国の通貨単位)っていうんですよ」と面白がる。昼食を食べた韓国料理店では「大阪では日本風の味付けになっているところもけっこうありますが、ここは韓国と一緒」と太 ...

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 芸術・文化のある所には社交がある。  近く離任する赤阪清隆サンパウロ総領事が赴任後初めて公式の場に顔をみせたのは、原田泰治さんの絵画展だった。  赤阪総領事の後任に決まった石田仁宏氏の〃デビュー〃は来伯時期と重なる都合もあり、基金、SESCなどが助成する舞踏フェスチヴァルのセレモニーの席が有力だ。  華やかな文化行事の場は船出 ...

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