運ばれてきた牛丼、明らかに量が少ない。「取り替えて!」と言う間もなく店員さんは行ってしまった。ため息をつき「また苦情を言わなきゃいけないのか。早口でまくし立てられたら何言っているか分からないし」と思い顔をしかめたその刹那、別の店員がすぐに気付いて、「代わりをお持ちします」ときた。 奇跡的な出来事を感動しながら味わっていると、そ ...
続きを読む »オーリャ!
オーリャ!
ブラジルに到着して3週間。事前に「治安が悪い」といわれ続け、気を引き締めていたつもりが〃少しの油断〃から意外な事実が発覚した。 先日、下宿先の部屋の鍵を編集部に置き忘れた。深夜で危ないので、しかたなく宿舎内の自室前の廊下に横になっていた時のことだ。別室のブラジル人大学生が、コラム子の部屋の鍵を手品のように渡してくれた。以前この ...
続きを読む »オーリャ!
編集部でもツイッター(英語で「さえずり、つぶやき」を意味する)を始めた。140文字以内の短文を、インターネットを通して配信する交流サービスだ。難解な長文でなく、字数なりの〃小さな気付き〃のような内容が多い。 コラム子は日本在住時に、在日ブラジル人のシュラスコ会情報をそれで知っていきなり参加し、大いにもてなされ今まで交流が続いて ...
続きを読む »オーリャ!
外務省が明らかにしたジャパンハウスの概略を24日付けで詳報した。日系社会はどのような形で関われるのか。個人的には文協やアリアンサとの連携に期待している。 文協ビル地下の旧援協診療所は現在、文化空間スペースとして改修する計画がある。同ハウスの支所的な位置づけにして主に日系人向けの事業を集中して展開すれば効率が良いかも。 アリアン ...
続きを読む »オーリャ!
ブラジル暮らしも早10カ月。病気もなく、楽しく過ごしてきたが、思わぬところで油断が出た。 「きれいな話」で恐縮だが、引っ越したばかりの安宿はシャワーとトイレが共同になっていて、シャワーの水がピチャピチャ残る床に土足で入り、用を足す。そのシャワーの真下にたまった水を、素足で蹴って排水溝に流し込んでいたのがまずかったようだ。 1週 ...
続きを読む »オーリャ!
この国は空っぽ―? 昨年6月、ブラジルW杯での個人的な感想だ。群集でごった返すサンパウロ市ヴィラ・マダレーナで開幕戦を観たのだが、実は彼らがサッカーにあまり詳しくないと知って驚いた。 「主将は誰?」という質問をあえてブラジル人に問うと、知らない者や的外れな答えが想像以上に返ってきた。「これだけ熱狂的なのに、実は知識量は多くない ...
続きを読む »オーリャ!
サンパウロ市のサッカーチーム、コリンチャンスに魅せられて来伯し早10カ月。来た理由を尋ねられ、正直に答えてもほとんどの人が一笑に付すか、まともに信じてくれない。 そんな私もビックリ、日本のJリーグ、サッカー日本代表が好きで日本行きを夢見るブラジル人青年(非日系)に出会った。伯字紙サイトに日本サッカー事情を寄稿し、日本語も勉強し ...
続きを読む »オーリャ!
先日、サンパウロ市東洋街の下町グリセリオ地区で引ったくりに遭った日系人がいた。車で移動中に少し窓を開けたら、瞬く間に手を突っ込まれ鞄を奪われたとか。「危険だと自覚はしていたが…」と嘆いても遅かった。 その話を聞いた後、同地区のフェイラに足を運んだ。突然、後ろから肩をグッとつかまれ、不吉な予感がして、とっさに距離をとった。でも「 ...
続きを読む »オーリャ!
水不足、水不足と騒がれているなか、これまで幸いに断水で困ることは無かった。でも、とうとう試練がやってきた。 4度目の引越し、5カ所目の住処は、台所、シャワーにトイレが共同。ルームメイトに挨拶すると、巨大なプラスチックのボトルを渡され、「これに水を汲んでおいたほうがいい。夜は出ない」と言われた。 断水は想像以上に辛かった。汚れた ...
続きを読む »オーリャ!
ブラジルジュニア代表対日体大、野球の親善試合を取材した。 野球指導ボランティアとして、2年の滞伯経験とワールド・ベースボール・クラシックブラジル打撃コーチの経験を持つ日体大野球部黒木豪コーチ(29)とブラジルチーム関係者が笑顔で旧交を温める姿が印象的だった。 流暢なポ語で挨拶する同氏に、来伯当初の様子を聞くと「始めは理解者も少 ...
続きを読む »