7日に行なわれた農業功労賞「山本喜誉司賞」の授賞式には、ロベルト・ロドリゲス元農相や、サンパウロ州のモニカ・ベルガマスキ農務局長といった顔ぶれが並び、ブラジル社会にもアピールできる機会となった。 ただし、華やかな式典で「夢のよう」と大きな喜びを表した島崎清さんと、その他の受賞者には感情の温度差があったように見えた。 1965年 ...
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東洋街に開業したお好み焼き専門店『焼き屋』(4日付け詳報)のお好み焼きは、出汁とキャベツを混ぜ合わせた生地の上に焼きそばなどの具材を重ねて作られる。 デカセギ経験のある店主は「広島風お好み焼きを再現したい」と志すが「作業工程の多い広島風は、昼食ピーク時に客を待たせてしまう」ため作業を簡略化し、この形になった。 そこで思い出した ...
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文協ビル改修は大幅に遅れ、12月12日に未完成のままお披露目式を迎える。工事自体の遅れもだが、体育館の観客席改修を待たずに〃完了〃とするのも、どんなものか? 来年には文協創立60周年を迎える。木多喜八郎会長も任期満了、来年3月で退任となる。「是が非でも年内に一区切りつけたい」という思いから、こうした判断が下されたのだろう。 ま ...
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「あれは、現代の奴隷だったね。1日14時間働いて日曜日も無い。故郷の家族に心配かけまいと、涙しながら嘘の手紙を書いた」これはとあるコチア青年の言葉。 この話を聞いて思い出したのが、日本で問題となっている外国人農業研修だ。労働力不足に悩む日本の農村の一部が農業研修制度を悪用し、違法な低賃金労働を発展途上国の研修生に強いている。労 ...
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ブラジル北海道協会の創立75周年式典で、県人会繁栄のカギを垣間見た。当日は運営に汗を流す若者が多く、活発な様子が伺えた。 彼らが積極的に県人会活動に関わろうとする理由は〃母県への恩返し〃だったようだ。 青年部「ひぐま会」の鈴木幸会長は県費研修で訪日した際、「母県のYOSAKOIグループから多数のはっぴを頂いた」と感謝を口にし、 ...
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後から振り返れば、11日はコロニア民謡界にとって分岐点だったかもしれない。若手民謡グループ「民」の立上げ公演だ。2、30代の活躍を一目見ようと文協小講堂は満員になった。高齢化の印象が強かった民謡界に、未来がやって来たと思わせる光景だった。 「肝心の歌い手が少ない」等の課題があるにせよ、一歩を踏み出したという可能性を感じさせるイ ...
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優勝賞金4200万円の将棋大会「竜王戦」第27期大会が17日、ハワイのハレクラニホテルで行われた。 竜王戦は将棋文化の海外普及を目指し、第一局目を海外で行う伝統がある。先日、ブラジル将棋連盟の川合昭会長と「来年の日伯外交関係樹立120周年の記念事業として竜王戦を誘致できないか」という話になった。 良案だと思い調べてみたところ、 ...
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日本の建設業界で人員不足が叫ばれている。2020年の東京五輪特需が主な要因だが、その影響はすでに当地の関係者にも及んでいる。日本と人材交流がある企業では、派遣者増員を求める声が届いているという。 定期的に数人を日本に送っている日系建設業者は、「最近10人ほどの派遣要請があったが対応不可能。技能だけでなく、日本語の読み書き能力も ...
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先日、初めてサルバドールへ行った。気の置けない友人らと楽しいバカンスを過ごすはずだったのだが、移動中に読もうと選んだ本がマズかった。第一回芥川賞受賞作品として名高い石川達三著『蒼氓』だ。 戦前の貧しい農民たちが甘い夢につられて渡伯し、厳しい現実に打ちのめされながらも、ブラジルに根をおろそうと決意するまでを詳細に描いた作品だ。 ...
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「建設業における不足人員15万人の内、約半数を外国人で補う―」。CIATEシンポで関係者が日本政府の方針をそう説明したのを聞き、「難しい」と感じた。同業界は専門技術のみならず、日本語の読解力も求めているからだ。頼りにしたいのは日系人だろうが、読み書き可能な者は高給を希望するので建設作業員には合わない。 人手不足のために、通常3 ...
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