サンパウロ州セッテ・バーラス市で、日本のNPOによる環境保全・小農支援が本格始動した。ジュサラ椰子樹の有用性を利用しての3カ年計画だが、前途多難にみえる。 ブラジル人気質は楽天的といわれるが、農村部に行けばその特徴は色濃くなる。村内を車で移動していると、昼間からビールを飲む若者が目に留まり、「仕事は?」と疑問の声が挙がった。 ...
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ポルト・アレグレ日本祭りで非日系男性に感想を聞くと、「日本祭りは伝統文化好きの自分にとって素晴らしい催し」と絶賛した。一方で、「アニメ好きの人は、人の話を聞かずに延々と話すから迷惑なんだ」とコスプレ姿の来場者に不満を漏らした。 その男性は29歳、片言の日本語をしゃべる。延々と日本の伝統文化への憧れと訪日計画のあらましを一方的に ...
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8月2日夜のスポーツ交流会で、伯柔道映画「グランデ・ビットリア」のDVDが、原作者マックス・トロンビーニさんから、安倍晋三首相に手渡された。その時のブラジル人の臨機応変な行動に強い印象を受けた。 握手を交わすだけでなく、集合写真の記念撮影が終わった瞬間を狙って渡した。予定のない〃直訴〃的なものは御法度のはずだが、しっかりと手渡 ...
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先月31日の県連代表者会議で、下本八郎元サンパウロ州議が特別出席し、「10月の選挙では、団結して日系候補を応援してほしい!」と居並ぶ各県代表者へ演説を行なった。 それを受けて山田康夫日本祭り実行委員長も、「日本祭りの予算の約1割は日系議員の働きかけで政府が援助してくれたもの」と日系議員の貢献を認める援護射撃をした。 日本にいる ...
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「ここまで丁寧な支援学級は日本国内でも珍しい」。援協が展開するPIPAを訪問した日本の現役教師から、そうした称賛があった。指導員には心理療法士などを揃え、それが充実振りに表れていた。 ただPIPAは極端に整った例だ。自閉症に対するブラジル内での関心は未だ低く、その分野の専門家・三枝たか子さんも、「日米に比べかなり後進」と心配を ...
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来伯した安倍晋三首相は、まさに分刻みのスケジュールで政務をこなしている。そうした中でもイビラプエラ公園内の、開拓先没者慰霊碑参拝は欠かさない。 この「先没」という熟語は、日本の国語辞典に載っていない。いわゆる移民用語というか、コロニア語だ。先日の県連月例会議後の懇親会でもその事が話題となった。 本橋幹久会長は「戦没や先亡の誤記 ...
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いよいよ10年ぶりの日本の首相来伯だ。コラム子が個人的に注目するのは、昭恵夫人が世界各地で展開する『昭恵文庫』という活動だ。 国外の日語学習者を支援するために日本語図書を百冊程度贈る取り組みで、これまでに英国、インドなど各地で行なってきた。今回もコロンビア、トリニダード・トバゴで教材などを寄贈している。 ブラジリアやサンパウロ ...
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W杯が終わり、日本人観戦客を保護する為に日系団体が組織した「日本人訪問者支援委員会」も解散した。 盗難被害にあった訪問者は少なくないようだが、銃を持った強盗が何処にいてもおかしくない当地にあっては、死傷者が出なかっただけでも良しとすべきか。 W杯期間中に取材した観戦客には「日本でのブラジルの治安の悪さを扱った報道が自衛意識を高 ...
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「僕はブラジル人だからどう批評しても許される」。痛烈な辛口でおなじみのサッカー評論家・セルジオ越後さんが、自分の立ち位置をそう説明した。比較的自由な発言が許されている理由を、彼がそう類推するのを聞いてどこか納得した。 でも、それは日本人同士では許されないという〃閉鎖精神〃の裏返してであり、本来は日本のメディア全体にもっと自由な ...
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南麻州ドウラードスでの取材を終え、カンポ・グランデ空港からサンパウロ市に帰る際、松田ルイ・ユタカ少将の好意で、空港近くにある西部軍総司令部を見学させてもらうことになった。 そこで印象的だったのが、食堂の各テーブルに置かれた栄養バランス表だ。そこには各栄養素の目標摂取量などが細かく書かれており、ふと、ドウラードスの夕食会で大柄な ...
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