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オーリャ!

コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2013年7月18日  「ブラジル人は心が温かい」とよく言われる。この前、援協でも、多くのブラジル人が身寄りのない日本人の面倒を見ているという話を聞いた。  もちろん冷たいブラジル人もたくさんいるが、中には、自分が貧しくても家に呼んでご飯を食べさせたりするとか、あるブラジル人は寝たきりの日本人に最賃を与えながら10 ...

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ニッケイ新聞 2013年7月20日 『高田の街は、今でも夜になると本当に真っ暗になる。だって誰も住んでいない、住めない場所になってしまったから』。津波によって壊滅的な被害を受けた岩手県陸前高田市から県連の招へい事業により来伯した大和田加代子さんは、記者に淡々とそう話した。  街に残った住民の多くは、そこからほど近い市内の高台に住 ...

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ニッケイ新聞 2013年6月1日  本面で報じているように、〃3年問題〃により入国を拒否された日系人女性に、在留資格の認定書が発行された。  原告の夫に取材した際、印象に残ったのは、口数が少なく、聞いた質問以上の回答をなかなか得られなかったことだ。日本語がほとんど話せないことを考慮し、友人が通訳を買って出たにも関わらず、である。 ...

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ニッケイ新聞 2013年6月6日  先週、通勤途中、後ろに連なっていた2台のバスが衝突した。幸いけが人はなかったが、ブラジルでは、いつ交通事故に巻き込まれるかと気が気でない。  当地で運転免許証を取る際、自動車学校で講習を受けた。横断歩道で停止しようとしたコラム子に、担当教官が「歩行者がよけるから突っ込め」と乱暴に言い放ったので ...

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ニッケイ新聞 2013年6月8日  「深海を語れなければ、地球は語れませんよ」。独立行政法人・JAMSTECの研究者、藤倉克則さんの言葉だ。  世界一周調査を継続中の潜水艦「しんかい6500」を運営する同機構。話を聞くと「地球の7割は海でその平均水深は3800m。深海の定義は水深200mからだから、地球の大部分は深海が占める」と ...

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ニッケイ新聞 2013年6月11日  2日付フォーリャ紙はイタリア、アジア系など国内の移民コミュニティ新聞について紹介し、邦字紙2紙については「読者の高齢化で危機を迎えている」と報じていた。当地有力紙に名前入りで取り上げられたというのは名誉なことだ。  ただ、単に事実を羅列しているだけの記事で物足りなかった。同紙としてこの問題に ...

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ニッケイ新聞 2013年6月13日  子どもの頃、大して意味も分からないまま、祖父母の真似をして仏壇に向かって拝んだ。しかし大人になり、「死んだ人間が仏壇なんか気にかけるわけがない。供養は死者よりも、生きた人間の気持ちの整理のため」と考えるようになった。  だが、今回ユタの取材を通じ、祖先の存在を少し身近に感じることができた。供 ...

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ニッケイ新聞 2013年6月19日  「ネイマールより教師のほうが価値がある」。17日に全伯的に行われたマニフェストで、冒頭の標語が叫ばれていたと新聞で読み、「確かにそうかも」と思った。  コラム子が通う大学の友人らは大半が「その通りだと思う」と賛同し、「国が発展するための素晴らしいイベントのように政府は言うけど、バカみたい」と ...

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ニッケイ新聞 2013年6月20日  文協であった移民の日の追悼法要の参拝者は約2百人程度。先日、高知県人会の慰霊祭で関係者が「高齢で来たくても来られない人が多い。子どもも関心がない」と漏らしていたが、ここでも同じ状況に直面している。  松峯導師が力説するように、次世代につなぐには継続ありき。でも、若者を呼び込むには、彼らが関心 ...

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ニッケイ新聞 2013年6月22日  ブラジリアでのコンフェデ杯日伯戦の会場に向かう道中でのこと。車両進入が規制されたスタジアム前の大通りを歩いていると、飲み物売りのオヤジに声をかけられた。  「今日は日本が勝つぞ、1対0だ」。大声を張り上げる彼に近づくと、嬉しそうに「俺はフラメンギスタ」「(チームのスターだった)ジッコが日本に ...

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