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オーリャ!

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ニッケイ新聞 2012年11月20日付け  オスカール・ナカザト氏の小説『Nihonjin』のジャブチ賞受賞について、その審査基準に異議を唱える声があることを、受賞後に複数のメディアが伝えた。  3人の審査員の一人が重鎮の作家の作品に極端に低い点数を、ナカザト氏の作品には満点に近い点数を付けたことで、「作品の質ではなく、新人だか ...

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ニッケイ新聞 2012年11月17日付け  「昼間でも、一人で歩くのは危なくないですか?」との一言が強く印象に残っている。  先日、日本からの電話で、「来週単身でサンパウロ市に滞在するので、目当ての店まで案内をして欲しい」と言われた。平日に仕事を放り出して対応することは出来ないため、丁重にお断りさせていただいたのだが、その際、不 ...

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ニッケイ新聞 2012年11月15日付け  「社長にインタビューを」と韓国のTV局から2人が本紙にやってきた。「どのようにブラジルで日本文化を広めたのか」「当地でも韓国ブームが起こりつつあるが、何か助言を」といった質問が中心。「難しい質問だね」と困る弊紙社長をよそ目に、「もっと詳しく」と熱心だった。  彼らは日本移民から文化普及 ...

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ニッケイ新聞 2012年11月13日付け  「冗談じゃない。日本のために何かしたいと思った」。一時帰伯中で、人生の半分以上を日本で過ごしたデカセギの二世男性は、「福島原発事故で帰りたいと思わなかったか」という質問に対し、冒頭のような回答を強い調子で返した。  「福島で電気工事をしてもいいと思ったくらいだ」と付け加えたのを聞き、彼 ...

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ニッケイ新聞 2012年11月10日付け  「私のことを知りたくば作品を観なさい。絵描きに言葉はいりません」。画家・榊原久雄さんの遺作展で、作品の飾られる壁にポ語で記されていた言葉。生前に本人が残したものだそうだ。  榊原さんは作品を公に発表することに積極的ではない人だった。美術展の類にも、依頼されてようやく数点を出す程度。事実 ...

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ニッケイ新聞 2012年11月9日付け  日本のサービスは世界一といわれる。帰国した時、客のまばらな車内でも車掌が深々とお辞儀をする姿や、わずかな待ち時間でも、レジで「お待たせしました」というスーパーの店員など、些細な光景に感激した。  日本移民・青木智栄子社長が運営するブルーツリーホテルでは、こうしたおもてなしの心を接客の柱と ...

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ニッケイ新聞 2012年11月7日付け  アンドラジーナの小野ジャミル市長は、日本語が上手だった。挨拶も「小野と申します、よろしくお願いします」と流暢だったので驚いた。  ところが取材に入ると様子が違った。質問しても、すぐに言葉が出てこないようだった。ポ語で聞き直すとポ語で答えかけるが、あくまで日本語で答えようとしていた。  ポ ...

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ニッケイ新聞 2012年11月1日付け  ブラジルいけ花協会の「創立50周年記念花展」では、床の間にぴったりの素朴な作品はもちろん、巨大なうねる蔓にパプリカが刺さったものやブーケ風作品まで、大胆・豪華・多彩な13流派の作品が並んだ。  コラム子は「いけ花」といえば素朴で洗練された美を表現したものと思い込んでいたが、すっかりイメー ...

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ニッケイ新聞 2012年10月25日付け  今更ながら、当地では出される食事の量がとにかく多い。残すともったいないので少なめに注文し、完食するよう心がけている。  しかし当地の日本人は—と言っても一緒に食事をしたことのある人に限るが、食べ物を残すことに抵抗がないように見える。コラム子が「もったいない」と言うと、「ここではこうなん ...

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ニッケイ新聞 2012年10月20日付け  県連の東北応援ツアーが今週日曜から始まった。昨年から開催が検討されていたというから、関係者にとっては念願叶っての催行となった。  その中でも、出発直前に決まった被災青年招聘事業の提案は特筆すべきものだ。「応援」の看板を掲げる割に漠然としていた訪問目的に、一つの核が出来たように思う。   ...

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