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オーリャ!

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ニッケイ新聞 2012年8月23日付け  高知県人会青年部が先週末開催した『土佐祭り』。アグア・ブランカ公園という人の目に触れやすい場所選びも幸いしてか、低く見積もって約1万人の来場があった。初めて実施したイベントとしては、かなりの客が集まったと言えるのではないだろうか。  イベントは新聞上でも告知されたが、青年部はインターネッ ...

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ニッケイ新聞 2012年8月21日付け  『汚れた心』試写会後の記者会見で、アモリン監督に「ブラジル人がテーマを理解すると思いますか」と尋ねると、「すると思う」と言ってその理由を説明してくれたが、個人的には微妙だと思った。  主演の伊原剛志の演技には、3人を次々に殺さなくてはならない狂気めいた空気が欠けていた。むしろ日本刀での殺 ...

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ニッケイ新聞 2012年8月16日付け  日本人なら誰もが正直であれ、嘘はつくなと教わってきた。成長するにつれ世間ずれしても、その道徳教育は日本人の国民性を決定付けている。  一方、ブラジルではルールは守らないが勝ち、嘘は当たり前、が常識とすら思える。それを文化の差や個人主義の結果と呼ぶか、道徳の欠如と呼ぶか。結局この国が多発す ...

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ニッケイ新聞 2012年8月11日付け  ソロカバ市に建設されたトヨタ自動車の新工場の開所式で、豊田本社社長が盛んに強調していたのが「車は道がつくるもの」との言葉である。それぞれの国の違った顧客に喜ばれる商品を作るためには、その国の道を知り尽くさねばならない、との意味だそうだ。  世界中に50の製造拠点を持ち、上半期の売り上げで ...

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ニッケイ新聞 2012年8月9日付け  先日、ポ語の家庭教師が9キロ離れた別の生徒宅から歩いてやって来た。はじめはビレッチ・ウニコの残高がなかったなどと説明していたが、実は生活が苦しいのだと泣き出した。いつもは気丈な先生の涙に面食らった。  雇い主の語学学校の給与は時間制で、生徒が出張や旅行で度々欠席する月は生活が困窮する。更に ...

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ニッケイ新聞 2012年8月7日付け  先月行われた「第1回世界若者ウチナーンチュ大会」は、若者らしい、絆が強いというイメージの沖縄県系人らしい盛り上がり方だった。  「失われつつある沖縄文化を継承したい」という思いで世界中の県系人が一堂に会し、日夜熱い議論を繰り広げる。それが毎年行われるというのだから、移住者にとっては喜ばしい ...

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ニッケイ新聞 2012年8月4日付け  フジモト・パトリシア被告の裁判取材は、完全に肩透かしに終わった。  事前に裁判所に出向いて職員に尋ね、「判決まで出る」と聞いたので、気合いを入れて行ったのだが—。「結膜炎で来なかった」と検察官から聞いたときは、ため息が出た。結局、判決を先延ばしにしたいのだろうか。  法廷に現れた父親は、日 ...

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ニッケイ新聞 2012年8月2日付け  先日、健康体操を巡る2団体の対立を報道した。コラム子の書き方一つで誤った印象を与えかねないため、慎重に問題の中心部分だけを書いた。  両者ともに言い分があるのは記事の通りだが、一方は「相手はAと言った」といい、もう一方は「言ってない」と否定するなど、解釈以前の部分で両者の発言は随分食い違っ ...

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ニッケイ新聞 2012年7月31日付け  取材でノロエステ地方を訪ねた際、案内役を買って出てくれた地元関係者の好意で、「移民の父」上塚周平を知る唯一の生き証人として有名な安永忠邦さんに話を聞く機会を得た。  上塚の人柄を表す数々のエピソードもさることながら、これまでに上塚の話を聞きに来た人数の多さに驚かされた。40年近く前からつ ...

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ニッケイ新聞 2012年7月28日付け  先日体調を崩し、ポ語を話す同伴者に付き添われ病院に行った時のこと。非日系の医師に対し、拙い言葉ながら当地で研修していることを告げると、医師はコラム子ではなく同伴者に向け、「彼は十分なポ語が話せないけれど、一体どんな研修をしているの?」と尋ねた。  一瞬腹が立ったが、どう見ても駐在員には見 ...

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