ニッケイ新聞 2008年8月19日付け 毎週末夜リベルダーデ駅前。奇抜な格好をした若いブラジル人集団がたむろしている。コスプレマニアのほかに、男だが化粧し、黒く染めた前髪で顔を隠し、小さめの黒いTシャツとジーンズを着ている者が目立つ。 これはEMO(エモ)と呼ばれる若者。インターネットで調べてみると、九〇年以降、欧米を中心に ...
続きを読む »コラム
大耳小耳
ニッケイ新聞 2008年8月16日付け 九日に行われた老ク連大会・芸能祭。数年前に比べ、出演者、観客共に少なくなり「寂しい」との声が多く聞かれたが、外出する機会が少なくなったお年寄りにとって、同世代で楽しめる行事は元気の源になっているようだ。今後も、活発な活動を期待したい。 ◎ 今年、創立六十五周年を迎えた三重県人 ...
続きを読む »東西南北
ニッケイ新聞 2008年8月16日付け ファヴェーラをめぐる事件頻発で、五日にはリオのニテロイで密売者に拉致され、警官と間違われた検事が暴行された。また、リオ市南部で十四日、北部で十五日に銃撃戦。南部では経済活性化計画工事中断、北部では三人が死亡し、鉄道も一時停止といった影響も出た。サンパウロ市では十四日夜、密売組織の摘発で青 ...
続きを読む »コラム 樹海
ニッケイ新聞 2008年8月16日付け きのう15日は「終戦記念日」である。東京の日本武道館では、天皇、皇后両陛下も参列し遺族らと全国戦没者追悼式を開き、不戦を誓った。あの戦争で日本は、陸海軍の兵士ら230万人が散華し、空襲などによって80万人の民間人が犠牲になっている。米の軍人戦没者は30万人であり、この数字を見ただけでも、 ...
続きを読む »コラム オーリャ!
ニッケイ新聞 2008年8月16日付け コパカバーナ・ビーチで美女からホッペにチューをされ満面の笑みのおじいちゃん。〝百二歳児〟こと曻地三郎さんが七月に出版した『曻地三郎博士・九十五歳からの青春グラフィックス』のカバー写真だ。 グラフィックとは、簡単に言えば写真や図の多い本。写真集とまでいかないが、百二歳のおじいちゃんの写真を ...
続きを読む »大耳小耳
ニッケイ新聞 2008年8月15日付け 会場内からはすすり泣きが聞こえ、感動を与えた「ラストゲーム 最後の早慶戦」の上映会。感動的な盛り上がりを見せたのにも関わらず、一部の来場者のマナーの悪さが目立った。感動的なところを迎えていたのだが、大きな声で友人たちと喋りだす一部の来場者。折角の感動が半減したような気持ちに陥ってしまった ...
続きを読む »東西南北
ニッケイ新聞 2008年8月15日付け 大学の世界ランキングも色々な所が発表しているようで、中国の教育機関によれば、サンパウロ総合大学(USP)は一万二千の大学中百二十一位、州立カンピーナス大学は二百番台、ミナス州とリオ州の連邦大学は三百番台だという。十位までは、米国八校、英国二校。また、スペインの教育機関のランキングではUS ...
続きを読む »コラム 樹海
ニッケイ新聞 2008年8月15日付け 弊紙の読者であれば、今年が日本移民百周年であることを知らない人はいないだろう。だが、立場によっていろいろな節目の年でもある。サンバ好きに言わせれば、リオで最も人気のあるチームの一つ、マンゲイラが創立八十周年を迎えて記念切手まで発行されたというし、ボサノバ五十周年でもある▼ブラジル史上、重 ...
続きを読む »コラム オーリャ!
ニッケイ新聞 2008年8月15日付け 親心、空気、仏様の慈悲―。自然にあると思い、その存在にも気が付かない。煩悩世界に生きる人間の性だろう。 凡夫記者にとって、リベルダーデのスナック酒場「つがる」がそれに近い。華やかかりし頃のコロニアを伝える数少ない一世の砦だ。 ここ最近、店の灯りが消えている。遂にまた一つ…。というわけ ...
続きを読む »大耳小耳
ニッケイ新聞 2008年8月14日付け 百周年理事会で出た反省点として、皇太子殿下らが座られた中央ステージの向かい側にある特等席の多くが、式典直前までガラガラだったとの指摘があった。午後一時過ぎには満員になっていた特等席の両側から不平不満があがり、中には侵入を試みる人までいて会場整理要員と一悶着も起きた。この特等席は県人会関係 ...
続きを読む »