ニッケイ新聞 2008年5月30日付け 「開発」や「市場原理」が、ブラジルにとって最重要、として優先したということであろうか。さきに辞任したマリーナ・O・S・リマ環境相が、辞任理由に「ソロモンの知恵」を引き合いに出したのをみれば、そう思わざるを得ない。――こう書いただけでは分かりにくいだろう。噛み砕けば、次のようになろうか▼マ ...
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東西南北
ニッケイ新聞 2008年5月30日付け 奴隷労働ほどではなくても、労働時間短縮は労働者の夢の一つ。二十八日のサンパウロ市では、週四十時間労働を訴える労働組合員たちが、市内中心部や開通したばかりのオタヴィオ・フリアス・デ・オリヴェイラ橋に結集。橋は人で埋め尽くされ、交通は完全に遮断された。サンパウロ州では同日、その他の三十二の市 ...
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ニッケイ新聞 2008年5月30日付け リオのブラジル銀行で現在実施されている『日本展』。開幕前の準備に向かう茶道裏千家、ブラジル生け花協会の皆さんに同行した。 晴れた日曜日の朝にリベルダーデを出発。バスは州境を越え、順調に進んでいたのだが、警察署前で検問が行なわれた。 全員が身分証明書を提出、関係書類を持っていっても埒が ...
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ニッケイ新聞 2008年5月30日付け 入居者、職員など百五十人以上の食事が毎日必要な希望の家では、やはり米や油など食料品の確保が大きな課題だ。会費だけではまにあわず、イベントや寄付で費用を賄う同会に対して、セアザからは野菜の寄付、サンタクルス病院は医療面で、など各方面から支援があるという。中には散髪のボランティアを行なう人、 ...
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ニッケイ新聞 2008年5月29日付け 「東洋街は内側からエスニック色が薄まってきてしまっているように感じる」。ブラジル人写真家マルシオ・スカヴォネさんがそう残念がっているコメントが伯字紙に掲載され、感慨深いものがあった。彼は二十八日からサンパウロ市のムゼウ・デ・カーザ・ブラジレイラで、東洋街を百日間歩き回って撮った写真展「リ ...
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ニッケイ新聞 2008年5月29日付け 最近増えたのが、一方通行の道路を逆行する車。二十七日未明にも、二十七歳の女性銀行員が、サンパウロ市の23・デ・マイオからルーベン・ベルタ大通りにかけての六キロを時速九十~百キロで逆行し、少なくとも二十台の乗用車と二台のトラックと対向。慌てて進路変更したりして舗道に乗り上げた車も出たが、事 ...
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ニッケイ新聞 2008年5月29日付け 今月中旬、日本移民百周年協会から、日本の都道府県庁に六月二十一日にサンボードロモで行われる百周年式典への招待状が届いたようだ。その後、招待状を受け取った各都道府県庁から県人会に「この招待状は何か」と問い合わせがきている。というのも、百周年協会は、県人会と連絡を取らずに直接送っているようで ...
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ニッケイ新聞 2008年5月29日付け サンジョゼ・ドス・カンポス市内で工事が進められている日伯融合を象徴する庭園と鳥居。同公園の建設には市役所も協力的な姿勢を見せている。エドゥアルド・クリ市長は、今回の公園内に、約三千レアルする黒松を自分のポケットマネーから出して、公園に設置しようとしたという。市役所も全面協力の体制。市と地 ...
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ニッケイ新聞 2008年5月28日付け 「五木ひろしは皇室の前で国歌を独唱してはいけない」というのは〃コロニアの常識〃なのか。五木ひろしが君が代を歌うことを期待していた移住者の声もかなり編集部には聞こえていた。でも、百周年協会が三月に五木プロに出した文書によれば「観客席の人々の歌声が等しく皇太子殿下まで届くように」というのが「 ...
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ニッケイ新聞 2008年5月28日付け 「ミス・センテナリオ・ブラジル・日本」がこのほど選出された。決定を見て、美形の定義?を考えるのだが、それは時代とともに、随分違ってきているのではないかと思われる▼ジェンダー主義者らは「ミス選出なんて、ナンセンスだ」と唱える。ジェンダーとは、人間を生物学的にとらえずに社会学的・文化的にとら ...
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