ニッケイ新聞 2008年1月9日付け 昨年末、日系の保育園・学校経営のベテラーナの一人が「(若い人たちに)ついていけない」ともらしたのをきいた。嬉しさ半分、淋しさ半分の言葉と受け取った。もらしたのは、旧日伯実科女学校創立者の二代目、作本郷原登美子さんである▼同校は、戦前移民がたくさん渡航してきた頃、一九三二年の創設といわれる。 ...
続きを読む »コラム
コラム オーリャ!
ニッケイ新聞 2008年1月9日付け 今回も盛況だったリベルダーデのもちつき。商工会の網野弥太郎さんによれば、始まった当時は量も二、三俵程度。付近の商店主から苦情があったという。「もちが売れなくなる」からだ。 「でもおかげでブラジル人が食べ方を覚えてね、かえって売れるようになった」と網野さん。日系食品店前で売り子が「シロモチ ...
続きを読む »東西南北
ニッケイ新聞 2008年1月9日付け 英国の新聞がブラジル環境大臣のマリーナ・シウヴァ氏を、地球を救う英雄五〇人の一人に選出。氏が環境大臣となってから、アマゾンの森林破壊のペースが落ちたことが評価された。ほかにノーベル平和賞を受賞した米国元副大統領のアル・ゴア氏やドイツのメルケル首相らが選ばれている。ただ、アマゾンの森林伐採は ...
続きを読む »大耳小耳
ニッケイ新聞 2008年1月8日付け サンパウロ州プレジデンテ・プルデンテでも新年会で教育勅語が奉読されているが、三十以上の文協が加盟する聖南西文化体育連合会内では、「唯一ではないか」と話すイタペセリカ・ダ・セーラ文協の谷川清徳相談役。日本語教育が禁止された時代、夜中に山中の炭焼き小屋に机や椅子を運び、日本語を学んだ。若い世代 ...
続きを読む »コラム 樹海
ニッケイ新聞 2008年1月8日付け 首相の「お伊勢参り」は今や年頭行事になっており、ここでの発言は政治的にはかなり重い。戦前の総理大臣は新年もだし、就任直後にも参拝していたけれども、戦後になると東久邇稔彦首相を最期にGHQ指令で途絶え吉田茂や幣原喜重郎、片山哲、芦田均の4首相は「空白の10年」とされる。昭和30年(1955年 ...
続きを読む »コラム オーリャ!
ニッケイ新聞 2008年1月8日付け 食べものが傷みやすい季節である。 アクリマソンのフェイラに、卵を買うならここにしよう、と決めている店がある。日系二世夫婦が、非日系人のアジュダンテ一人とやっている。主人は「正月早々、仕入れがうまくできなかった」(だから、きょうのは、いつもより鮮度が落ちている)と、はっきり告げてくれる。こ ...
続きを読む »東西南北
ニッケイ新聞 2008年1月8日付け 全国的な暑さで扇風機が飛ぶように売れ、六五三%もの売上げ増。注文が捌ききれず、在庫切れを起した店も続出したようで、扇風機の製造業者もホクホク。製造地の一つ、サンパウロ州カタンドゥーヴァ市では、二十四時間体制で操業する工場もあり、扇風機の製造ラインで働く人が四〇%も増えたという。暑い夏は人口 ...
続きを読む »大耳小耳
ニッケイ新聞 2008年1月5日付け ニッケイ新聞は、本日五日付けが今年最初の通常紙面発行となります。今年もご愛読のほどよろしくお願い申し上げます。 ◎ リベルダーデもちつき祭りの当日は、朝から、じっとしていても汗がふき出してくるほどの暑さ。時間とともに気温も上がり、もちつきが終わるころには、まさしく猛暑。そんな中 ...
続きを読む »コラム 樹海
ニッケイ新聞 2008年1月5日付け 初勤行や初ミサも終わりきょう4日は仕事始め。文化協会の新年祝賀会もなかなかの賑わいだったし、この勢いを盛り上げ「移民100年祭」を華やかにしてほしい。パラナ州や各地でも数多くの企画が発表され、これから日本移民の1年が始まるが、なんと言っても本場はサンパウロであり、祭典や記念事業も歴史に刻ま ...
続きを読む »コラム オーリャ!
ニッケイ新聞 2008年1月5日付け 〇八年の新年特集号で紹介したブラジル各地の鳥居。その一つとして紹介した北パラナのアサイ市を年末年始、訪れた。青空の下、大豆、さとうきび、トウモロコシ畑の碧が延々と続く大地の中に、街は小さくあった。 この街の入り口には凱旋門型の大きな鳥居があった(新年号で紹介済み)。この度実際に同地に足を ...
続きを読む »