ニッケイ新聞 2007年11月23日付け 戦後初期移民の同船者会が盛んである。ほとんど「五十周年記念」だ。世話人の多くは、二十代に入ってまもなく渡航した単身移民たち。四十歳代で家長だった同船者たちのほとんどは他界してしまった。さきごろ、招集をかけた女性は、例外的というべきか、当時七歳の子供移民であったが、今や中高年域の入り口に ...
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コラム オーリャ!
ニッケイ新聞 2007年11月23日付け 最近、日本人の子供に会った。目線を合わせ挨拶したが、ものの見事に無視された。 知らない人と話さないよう親から言われているのか、恥ずかしがりやなのか。記者の人相が悪いせいかも知れない。 躾云々はさておき、概して人懐こく、大人に物怖じしないブラジルの子供に慣れたせいか、少々淋しく感じた ...
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ニッケイ新聞 2007年11月23日付け エイズ患者について二つの報告。一つは、発見後の生存率について。一年後ならほぼ九四%生存で、五年後も八七%が生存。ただし地域差大で、五年後の場合では、北伯は七八%、南東伯は九〇%の生存率。もう一つは、患者数の推移で、一三歳から一九歳の少女と同性愛の男性の間で患者数が増えているという。ちな ...
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ニッケイ新聞 2007年11月23日付け これまで四十七都道府県で唯一知事が来伯していなかった京都だが、来年の来伯はほぼ決定的になっている。平和の日式典、京都産業フェアなどの記念行事にあわせ、知事以外にも、京都ブラジル協会の森田嘉一会長をはじめ関係者がブラジルを訪れる予定だ。またその他にも、ジャンジーラ市と姉妹提携している亀岡 ...
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ニッケイ新聞 2007年11月22日付け 日本国内で刑務所にいるブラジル人が何百人いるか知らないが、ブラジル外には少なくとも三千人が収監されているという。ブラジル政府の「少数民族と人権に関する委員会」で報告された。すべての外国政府が通知するわけでないので、「実際ははるかに多いかもしれない」とブラジル外務省在外コミュニティ課のル ...
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ニッケイ新聞 2007年11月22日付け 昨年十二月から始まって毎月行われている宮城県人会の青葉祭りが今回で一年を迎えた。また、毎週金曜日の夜に同県人会館で行われているビアガーデンも同様に一年を迎えることになった。 この一年間、青葉祭りで用意された献立は、イカのポッポ焼き、冷やし中華、カレー味の焼き鳥、牛タンギョウザ、秋刀魚 ...
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ニッケイ新聞 2007年11月22日付け 十九日〇時ごろ、サンパウロ州プライア・グランデ市の二三歳の青年が失恋相手の女性(一八歳)を人質に薬局に立てこもった。五年間の交際の終わりを受け入れられなかった青年は、六月にも女性の自宅で女性を人質に立てこもったが、無傷で開放。が、今回はいとこらの説得にもかかわらず、十二時ごろ、女性を撃 ...
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ニッケイ新聞 2007年11月22日付け 道を歩いていると、「ジャポネス!」などと声を掛けられることがある。そんな時は、機嫌良く手を挙げて返事をしているのだが、最近、「カサトマル!」と呼びかけられた。伯字紙でも百周年関連ニュースが最近多いし、不思議はないのだが、毛布を持って道で生活している〃ざっかけ〃な人だけに少々たじろぎつつ ...
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ニッケイ新聞 2007年11月20日付け 花は路傍にちんまりと咲くのから大きな庭を飾るものまでどんなものでも奇麗だ。咲き始めの蕾もいいし、万 の桜花も素晴らしい。菊の懸崖は見事に咲き、秋の祭りには菊人形が人々の眼を奪い、香しい匂いを放ちながら夢幻へと誘う。色彩も紅、黄色、白と多彩だが、秋の桔梗の紫も捨て難い▼近ごろの日本では、 ...
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ニッケイ新聞 2007年11月20日付け 「その企画が百周年事業に値するか!」。老ク連の代表者会議で、マイクを握り締め立ち上がって熱弁をふるう役員。 「てっきり本部センターの上にドーンと下宿所を作る計画かと思ったから賛同したが、二階部分を改修するだけなら年間予算でできるだろう。わざわざ〃百周年事業〃といわんでいい!」。 百 ...
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