ニッケイ新聞 2007年9月11日付け なぜ今ごろ、すでに亡くなった女性歌人の歌集を出すのか―。 「歌を詠むことは自分がどういう人間として生きるか、人間としてのアイデンティティーを求める作業」と、弘中千賀子、陣内しのぶ両氏の遺歌集を編集した前山隆さんは想いを話す。 「特に準二世は、小さい時から心の中に様々なコンプレックスを ...
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大耳小耳
ニッケイ新聞 2007年9月11日付け 悲願の舗装道路の開通式を迎えたラーモス移住地。会館から、道路向かいにある八角堂を繋ぐ橋を作る計画もあるという。朱塗りの欄干がついた日本風の橋が新道路の上に架かれば、「移住地を象徴する門になる」と山本和憲・文協会長。聞けば、会員数は「赤ちゃんも入れて、七十九人」だとか。小粒でもピリリと辛い ...
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ニッケイ新聞 2007年9月7日付け 現在来伯中の愛媛新聞報道局、高橋士朗社会部副部長はブラジルでの生活を、コラム「ぶ~らブラジル」として、同社サイト(www.ehime-np.co.jp/)上で紹介。コラムは毎日、ブラジルから更新されている。五日に県人会の歓迎会に出席した高橋さんは、その感想を「愛媛のあらゆる方言が飛び交う中 ...
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ニッケイ新聞 2007年9月6日付け ブラジル人向けの将棋の駒を作っている人がいる。ミナス州イパチンガ在住の新小田耕一さんである。八月十七日付当欄で「ブラジルの将棋、普及不振」を書いたが、その反響であった。さきごろ、私の作った駒を使えば、初心者のブラジル人の興味をそそる、とその作品を封筒で送ってくれた▼これが、なかなかの出来栄 ...
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ニッケイ新聞 2007年9月7日付け カサビ市長の繰り出す政策に右往左往するサンパウロ市民。今度は教員向けのプロバン(統一試験)が検討されている。この案は、各教師の経歴を整え、給与を引き上げるためのものだという。現行の給与は経験年数と肩書きとで決まっており、七段階ある給与の引き上げは大体三年ごと。一段階上がるごとに六・五%の調 ...
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ニッケイ新聞 2007年9月6日付け ブラジル農業拓植協同組合中央会が創立総会から、半世紀後の十月二十七日、記念式典を開く。 農拓協が移住手続きを行った人数は、把握しているだけで二百四人。リストを見ると帰国者が多く、コロニア周辺で名前をよく聞く人は少ないように感じる。 来伯四十年の役員でさえ、分かる名前は数名だという。地方 ...
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ニッケイ新聞 2007年9月6日付け ブラジル・デカセギ協会(本部クリチーバ)が協力して、セブラエがデカセギ起業家プロジェクトを進めており、四年間で帰伯デカセギ一万人にビジネスを勉強してもらい、そこから一千人の起業家を育てる計画を進めている。今回は教育省がデカセギ子弟の教育問題解決に本格的に乗り出した。デカセギ問題の解決に関し ...
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ニッケイ新聞 2007年9月6日付け 一九四一年、日本人移民四〇〇人のサンパウロ州入植を禁止するかどうか討論したとき、時の法務大臣フランシスコ・カンポスは次のようにいった。「その卑しい生活のあり方は、国内の労働者との野蛮な競争の様子を表現している。そのエゴイズム、悪意、強情な性格をして巨大かつ、民族・文化的なキスト(異分子)を ...
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ニッケイ新聞 2007年9月6日付け サンパウロ市パカエンブ区の三十四歳の医師。四日午前二時に終業後、自宅近くの信号で五人組に襲われた。気の毒な医師は、エンブー市まで連れ去られた上、車のトランクに押し込まれて置き去りに。犯人四人は銀行での現金引き出しを試みるが、警察の嫌疑。停止命令に従わずに逃げ、発砲を受けたため、銃器と被害者 ...
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ニッケイ新聞 2007年9月6日付け 毎月末に行われる恒例の県連代表者会議。県連に所属している各県人会はこの会合に出席し、意見交換などを行う場として活用している。 毎回代表者からの意見に対して、意見の対立が起こっているために会合の進行が遅れることもしばしば。 今回もなかなか思うように進行しないのではないか、と不安の念にから ...
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