2007年6月22日付け 同僚の若い記者が奥地ツアーに同行して帰社すると、面白い視点から報告することがある。「三世といえば、私(記者自身)くらいの年代だという思い込みがある。それが、地方にいくと、三世はかなり年配の人たちなので驚く」▼三世といっても年齢はさまざまなので、おしなべて言えないにもかかわらずである。サンパウロ市で取材 ...
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コラム オーリャ!
2007年6月22日付け 先日、リオを訪れたさい、取材の合間を縫ってブラジル最大のファヴェーラ、ロッシーニャ訪問ツアーに参加した。 訪れた日はちょうど日曜日、フェイラも出ており、のんきに散策を楽しんだ。地元紙が三紙もあること、銀行があることは意外だった。 ふと思い出したのだが、ファヴェーラが舞台の銃撃戦シーンで、日系人が慌 ...
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2007年6月21日付け 今月十八日に文協で行われた「日本移民九十九周年記念開拓先亡者追悼法要」。どれぐらいの人が集まるのかと楽しみにしながら行ったのだが、大講堂には空席が目立ったように思えた。 関係者に話を聞いたところ、「毎年列席者はこれぐらい」という答えが返ってきた。会場を一見してみると、列席者のほとんどはお年寄り。 ...
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2007年6月21日付け ブラジルの国会議員使節団が十一日、英国議会を公式訪問した。英議会の女性議員が一行を迎え、乾杯の音頭を取った。「女王陛下に神の祝福あれ。そしてルーラ大統領に栄光あれ」とやった。前半はよかったが、後半でブラジルの野党議員が一斉に片手を机の下に入れた。不審に思ったランドス下議(労働者党=PT)は、フォルテス ...
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2007年6月21日付け サンバ校ポルト・ダ・ペドラのテーマは「Tem pagode no Maru」。間違えてKasato MaruをMaruに略したのかと思いきや、意外な根拠が。移民史研究の前山隆氏の本で移民船名が「Maru」で終わることから、ブラジル人の間で「Maru」=移民船というイメージできたとの記述を見つけた。数年 ...
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2007年6月21日付け 百周年祭典本番まで、ついに一年を切った。日伯交流年としては来年一月から始まるから、もう六カ月しかない。この調子ではあっという間に〇八年になる。準備は今のうちだ。来年になって何千人もの慶祝客が来てから、「ああしておけば良かった」と思っても遅い▼来年の今頃はどうなっているか。ホテルは満杯、質の良い警備員も ...
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2007年6月20日付け 本来はこれが普通なのだろうが、少し気になる催しがある。気になるといっても、不愉快なのではない。石川県人会文化祭は、同県人会館で開設されている各種教室の一年一回の発表会である。先週末、催された▼発表は、水彩画、陶芸、生け花、茶道、俳句、謡曲であった。できるだけ多くの(外部の)人に来て観てほしい、というこ ...
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2007年6月20日付け 戦中に敵性資産として接収、昨年十二月に六十三年ぶりに日本人会の手に戻った旧サントス日本語学校。移民の日で半年振りに訪れた。これまで会館のなかった同会だが、新たな〃家〃に集う人たちの表情は、やはり楽しそうだ。 敷地内には新しい屋外屋根が建てられ、校舎内部の改修も始まった。「資金もないから、少しずつです ...
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2007年6月20日付け 上院倫理委員会で政治駆け引きにウンザリしたサウガード上議(ブラジル民主運動党=PMDB)が十五日、訴えた。 サ「オレは政治屋じゃねエから、何をいっているのか分からねー。新人のオレは丸でバカみたい。こんな下らない審議なんか、早く止めろー」 補足を求めたベテランのシモン上議(PMDB) シ「サウガード上議 ...
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2007年6月20日付け 「日本人移民開始九十九年で法要」との共同通信の十八日付配信記事が、インターネット版で確認したところ、北國新聞、熊本日日新聞、山梨日日新聞など少なくとも地方紙十八紙に掲載された。サンパウロ市イビラプエラ公園での県連慰霊法要を報じたものだ。その前日には時事通信から「公立校で日本研究に熱=ブラジル」との、サ ...
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