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年金改革通過、景気振興策の矢先=ルーラ出所で衝撃の政界や経済界=サンパウロ市在住  駒形 秀雄

 11月8日(金)、汚職容疑でクリチバ連邦警察署の独房に拘留されていたルーラ元大統領が釈放されました。  ルーラは「貧しい東北地方の出身で、恵まれない一般庶民の気持ちが良くわかる」「2018年、反対勢力に謀られて(?)刑務所に押し込まれてしまったが、それまでは虐げられてきた庶民の生活を良くする政策をとって来た人だ。本当の我々の代 ...

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東西南北

 ルーラ氏の釈放がブラジル中の話題をさらった週末。トフォリ最高裁長官やモロ法相の意向を受けた連邦議会では、ラヴァ・ジャット派議員中心に、「2審有罪で刑執行」の憲法補足法案の審議を急ごうとしている。だが、11日付のヴェージャ紙サイトによると、最高裁での審理後の同件に関するツイート110万件を調べたところ、71%が最高裁の審理結果に ...

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大耳小耳

 「2019年度にっけい文学賞」に選ばれた栗山舎人氏著『ある移民の生涯』は、いくつもの短編と随筆からなる作品集。渡伯して間もない移住者の心境や、日本人がたくさん住んでいた頃の東洋街など、ブラジル暮らしが長い者には懐かしい風景がよみがえる。雨が続くここ数日、ふだん読書から遠ざかっている人には、この文学賞はコロニア文学を手に取ってみ ...

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ルーラ釈放は最高裁が悪いのか?

釈放されたルーラ(Gibran Mendes/CUT Parana)  ブラジル最高裁が7日、「2審有罪で刑執行」派が5対6で「刑執行反対」派に負けた。これを受けてルーラ元大統領が釈放され、世間がざわついている。ムリもない。ところが、グローボTV局はあえて大騒ぎせず、「なにか裏にあるのでは?」とかえって不気味な雰囲気を醸し出して ...

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東西南北

 最高裁での注目の審理は「第2審有罪での刑執行」が覆るという結果に終わり、7日夜から8日朝にかけてのブラジルはそのニュース一色となった。審理前は「判断が覆れば最高裁閉鎖だ」などと息巻いていた一部国民がいたが、その割には、少なくとも8日昼現在ではそうした動きは起こっていない。この審理当日に、ボルソナロ派のジャーナリスト、アウグスト ...

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東西南北

 6日、スペインのマドリッドで行われた、サッカーの欧州チャンピオンズ・リーグでのレアル・マドリッド対ガラタサライ戦で、サントスからレアルに今季入団したばかりのロドリゴ(18)が、ハットトリック(1試合3得点)を決める大活躍を見せ、世界のサッカーファンの度肝を抜いた。レアルといえば、同杯での最多優勝を誇る欧州サッカー界随一の強豪だ ...

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大耳小耳

 故郷巡りに同行した、アマチュア歌手のZenkyuさん(本名=小川善久)。本業である「漢和塾」経営の合間を縫い、作詞作曲したアマゾン90周年記念バラード「この地に舞い降りたのは」と、110周年を記念した「百と十年の轍(わだち)」の2曲を引っ提げてトメアスー、ベレン、マナウスの3カ所で歌った。しかし故郷巡り一行が歌を聞けたのは、ベ ...

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むしろ「暴動」を煽りかねないボルソナロ政権の言動

ゲデス経済相(Jose Cruz/Agencia Brasil)  「ボルソナロ政権は、むしろチリのような民衆暴動が起こってほしいのか」。ここ2週間くらい、同政権からは耳を疑うような言動が連発で、そう首を傾げざるを得ない▼その突破口を切ったのは大統領三男のエドゥアルド氏、そしてアウグスト・エレーノ大統領府安全保障室(GSI)長官 ...

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東西南北

 下院のフェイクニュースCPIで5日、「ネットで攻撃されて被害にあった」と、ジョイセ・ハッセルマン下議が涙で訴えたことが話題となっている。ジョイセ氏は、その体型を漫画のキャラクターになぞらえて「ペッパ・ピッグ」などと集中的に攻撃されていたことが10月にも話題になっていた。ただ、ジョイセ氏も、ユーチューバーだった2016年6月に当 ...

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大半の国は一、二審で刑執行=四審まであるブラジルの特殊な事情=リオグランデ・ド・スル州ポルト・アレグレ市在住 杉村士朗

 10月25日付当地日刊新聞『ゼロ・オーラ』はブラジル国と他国の法制を比較する解説を掲載した。同解説は、平易簡潔かつ非常に興味深いと私は考えるので仮訳して紹介する。(以下、仮訳)      ☆  ブラジル法曹一般は、各国の法制の相異を理由に、自国法制を他国法制と比較するのを好まない。その相異にかかわらず、四審制をもち、有罪判決を ...

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