2007年4月10日付け NYタイムズ紙は八日、「大豆特集」を組んだ。トウモロコシ景気で浮かれる米国の大豆栽培者は、ブラジルの大豆栽培者に中国市場を奪われると報じた。同紙記者は、大豆満載のトラックに便乗しブラジルの穀倉地帯を視察したところ、果てるところがない耕地に驚き、ブラジルの時代を予感したという。 ◎ 政府は憲 ...
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大耳小耳
2007年4月6日付け これから柿の季節を迎えるが、その品種は世界で千種以上とも。ピラール・ド・スルでは甘柿は「富有柿」、シブ柿は「祇園坊」を中心に売り出しており、「東京御所」は早熟ですでに収穫が終わっている。これからの注目種は「早秋」「陽豊」「貴秋」などで育成の研究が進んでいるとか。日系には「郷愁の果実」ともいえる柿、これか ...
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2007年4月6日付け 四日夜、文協評議員選挙管理委員会の慰労会。 大原毅評議員会長、山内淳選挙管理委員長のあと、あいさつを請われた上原幸啓文協会長は、その申し出を断った。 現在、上原氏の文協会長交替という話もでているだけに、その態度になぜか納得。どこからともなく、辞意を固めつつある、と伝えきいているからかも知れない。 ...
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2007年4月6日付け 日本移民百周年の記念事業に関して、途方もない、というか、奇想を聞いた。日本人は、開拓初期、特にサンパウロ州奥地において、原始林を伐り、土地を丸裸にしてしまった、百年の今、償いをしろ、という話である。償いの具体的な方法は、つまるところ「樹木を植えろ」だ▼「償い」といえば「罪」に該当するものを思い浮かべる。 ...
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2007年4月6日付け マリーニョ前労相が、労組リーダーのライムンド氏と空港で出会った。 ラ「元労組幹部のくせに、下級労働者のメシの時間を決めなかったナ」 マ「労組は、泣き言しかいわないんだナ」 ラ「あんたも知ってるだろ。泣き言をいわない労組幹部は、騒ぐだけで何もしない雨蛙だヨ」 ◎ 市警は四日未明、サンパウロ市パ ...
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2007年4月5日付け 評議員選挙の開票作業を行った選挙管理委員の数人から、「全く同じ人に投票された用紙が多かった」とのこと。委任状も多かったようで、「選挙に対する会員の意識の低さ」を指摘する厳しい声も。派閥争いになったとの意見もあるが、六十五人の公認候補を送り込んだ体制の中枢にいながら、落選した候補者もおり、まさに選挙は〃パ ...
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2007年4月5日付け 先日、チエテ川とピニェイロス川の合流地点0ある「日本島」を眺めた。辺りは川の汚臭が漂い、移民百周年で来伯する日本の来賓には決して見せられない姿を晒していると感じた。 同島はチエテ川流域環境改善事業の完了を記念して昨年つくられた。中沢宏一県連前会長が中心になり、〇八年を目標に整備していく予定だったが、現 ...
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2007年4月5日付け 「一体、文協はどうなるんですか?」。イタペチニンガ在住の文協評議員、尾崎守さんから心配した様子の電話があった。今は分裂すべき時期ではない、と誰もが感じている。尾崎さんは「たった七百人しか投票しないで全伯の代表はないでしょう」と手厳しい。サンパウロ市内での勢力争いばかりしていると、全伯から〃コップの中の嵐 ...
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2007年4月5日付け ブラジル弁護士会(OAB)の会長選挙で現会長のブリット氏は、一会員から質問された。 「軍事政権が設立された一九六四年、セザル・ブリット氏はどこで何をしていたのですか」 「私は一九六四年、母の胸でオッパイを飲んでいました。それでも揺りかごから軍政反対と泣き叫びました。なにしろ一九六二年生まれですから」 ...
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2007年4月4日付け 二十八、二十九日に開かれたプレスツアーで、水質汚染が深刻なサンベルナルド市のビリングス湖を訪れた際、遊泳禁止と看板が立つ湖の中で、地元住民が気持ちよさそうに泳いでいる姿がみられた。これを見て他の記者が一緒に泳げるかなといったら、「湖の水になれた住民でないと病気になりますよ」と合いの手が聞こえてきた。同市 ...
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