25日から27日にかけて、サンパウロ州海岸部サントスのスーパー「カリフール」の従業員男性(27)が、エレベーターに閉じ込められる事故が発生した。この男性は25日に仕事を終え、帰ろうとした際にエレベーターが止まって出られなくなった。男性は母親に「今夜は帰れない」と携帯電話で伝えたが、母親を心配させたくないと思い、事情を話さなかっ ...
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《記者コラム》アルプスの少女ハイジと民族テロ=『灼熱』で描かれる通低した病
郷愁という病を抱えた日本移民 終戦直後にブラジル日系社会で起きた勝ち負け抗争勃発から、今年で75年になる。そんな節目にその抗争をテーマにしたミステリー小説『灼熱』(葉真中顕著、新潮社)が、日本の気鋭ミステリー作家によって刊行されたことは意味深い。 しかもフェイクニュース拡散と社会の分断を描くという現代的な視点から、大戦終了を ...
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レコルデ局は25日、同局の人気番組「ファゼンダ」に出演中のファンキ歌手ネゴ・ド・ボレルを番組から追放すると発表した。この番組は、豪華な農場で隔離生活を行っている人たちの中から、視聴者が「好まざる人物」を投票で落としていく生き残りゲームだ。同局によると、ネゴはこの前日、テレビカメラが回っていないとき、共演者でモデルのダイアネ・メ ...
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24日、10月に行われるサッカーのW杯南米予選の招集選手24人が発表された。9月の試合の際は、イングランド・プレミアリーグの選手たちの招集が同国でのコロナ禍が理由となって見送られたが、今回は同リーグから8人を招集。今度はしっかり試合に出場すると期待できそうだ。招集選手は9月の試合で活躍したエーヴェルトン・リベイロやジェルソンな ...
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国連総会でスピーチを行った21日の夜、ボルソナロ大統領が米国のトーク番組で痛烈に批判された。大統領をからかったのはABC局の司会者ジミー・キメル氏で、同氏はニューヨークにワクチンを接種しないでやってきた大統領を、漫画「スヌーピー」内のキャラクター、ピッグペンにたとえ、笑いを取った。ピッグペンは、風呂に入らず、いつも垢にまみれて ...
続きを読む »反ワクチン派、目立たぬブラジル
ボルソナロ大統領が反ワクチン派として国際的に有名になっている一方、ブラジルで「アンチヴァクサーズ(反ワクチンの人々、英語antivaxers)」の主張はそれほど強く盛り上がっていない、という不可思議な現象が起こっている。 世界的に見ると現在、アンチヴァクサーズの影響力はそれなりに強い。それは欧米圏のワクチン接種の進んだ国には ...
続きを読む »特別寄稿=笠戸丸移民大田向雪の苦難の生涯=過酷極めたノロエステ鉄道工事(上)=執筆 金城エジソン健児/翻訳 建本みちかマルリー
極貧だった沖縄での生活 1908年6月18日に移民船笠戸丸でブラジルへ渡った最初の日本移民781人の同船者のうち、325人が沖縄県人でした。大田向雪(こうせつ)が笠戸丸移民の一人としてブラジルに向かったのは、まともな食事もできない家族の生活を何とかしたいという一念からでした。 彼は、1881年8月20日に沖縄県島尻郡豊見城村 ...
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ニューヨークの国連総会での演説の評判が国際的に散々だったボルソナロ大統領。だが、この滞在で批判されたのは演説だけでない。夕食会に参加すれば待ち構えた抗議集団からヤジを飛ばされ、大統領三男のエドゥアルド下議に至ってはアップルストアでの買い物中に野次られた。また、米国滞在中もワクチン接種を受けていないことを終始批判された大統領だが ...
続きを読む »大統領寄り保健相、陽性反応で墓穴掘る?
新型コロナウイルスは多くの人の健康を奪い、本人や家族の人生を狂わせたが、現保健相のマルセロ・ケイロガ氏は医師としての誇りや倫理観も失ったようだ。最近の同氏の言動には、保健相であり続けるために大統領のご機嫌をうかがっていると感じる場面が多いのだ。 その一つは、基礎疾患のない青少年への新型コロナの予防接種中止勧告。勧告は保健省の ...
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ボルソナロ大統領は21日に国連総会でのスピーチを行ったが、大統領のニューヨーク滞在はそれ以前からすでに話題だった。中でも注目されたのは食事時。19日夜はワクチンを接種していないのでどこのレストランにも入れず、他の大臣や側近たちと通りでピザを立ち食いしている姿が目撃された。20日はブラジル料理の有名チェーン「フォゴ・デ・ション」 ...
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