7日の独立記念日にはブラジリアでも恒例の式典が行われ、ボルソナロ大統領がミシェレ夫人とラウラちゃん(8)と共に出席。ラウラちゃんの公式行事参加は初めてだった。傍には、ウニベルサル教会のエジル・マセド司教やブラジル屈指の大富豪として知られる名司会者でSBT局社主のシルヴィオ・サントス氏の姿もあり、かねてから世論で「福音派や金持ち ...
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日本にはない「祭りダンス」
先日、北パラナの日系イベントで盆踊りを目にした。参加者は月とちょうちんに照らされ、やぐらの太鼓奏者を囲み、歌謡曲などに合わせゆったりと踊っていた。若者や非日系人も多く、「これが日本文化継承の姿か」とぼんやり眺めていた。 数曲の歌謡曲が終わり、盆踊りも閉幕かという頃、突然1990年代のアップテンポなJ‐POPが流れ始めた。何か ...
続きを読む »移民の経験を評価し直すありがたい国際学会
「日系人にとって郷土料理とは何か」、「日系人にとって郷土とは何か」、「現在日本における『日本文化?』の流動性」、「言葉とアイデンティティの関係を過度に重視する問題」――などなど、気になるキーワードがたくさん専門家から語られた興味深い国際学会が4~6日に、サンパウロ市のジャパン・ハウスで開催されていた。12カ国から220人の研究 ...
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20歳以上年の離れた夫人をからかったことでより悪化した、アマゾン森林火災問題でのボルソナロ大統領とフランスのマクロン大統領の対立。その後、ブラジル国民がネット上で「ごめんね、ブリジット」とマクロン夫人に謝罪するキャンペーンを行い、収まったかに見えたが、その矢先、今度はパウロ・ゲデス経済相が「あれは本当だ。彼女はブスだ」と言い、 ...
続きを読む »「葉月」という月=義父・酒井と崎山精神=パラグァイ在住 坂本邦雄=《下》
老後にメソジスト教会の牧師になった酒井 いわゆる「人はパンだけに生きるに非ず」で、余生を移住地の精神指導に尽さんと心掛けたのである。例の事件後に『IGLESIA MEMORIAL Yoshitaro Sakai=酒井好太郎記念教会』の銘板が掲げられた。 筆者は迂闊にも、酒井夫妻は遅蒔きながら、その数年前にキリスト教の洗礼を受 ...
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5日付現地紙によると、サンパウロ市内ではここ25年間で新しい教会が2433軒増えたという。つまり、1年につき100軒近い教会が増えたことになる。25年前にあった教会は3346軒だったというから、その間に73%も増えた計算になる。同じ期間中、「映画館・劇場」は7%、スポーツクラブは8%の伸びだったというから、かなり大幅な増え方だ ...
続きを読む »「葉月」という月=義父・酒井と崎山精神=パラグァイ在住 坂本邦雄=《中》=邦人移住の草分けになった義父
後妻テル、私はその長男 一方、酒井の後妻となったテルは山梨県押越(昭和町)の旧家の出である。父の清水吉重(しみずきちじゅう、筆者の祖父)は俳号を舎生舎清水(しゃせいしゃせんすい)と呼ぶ蕉風俳諧の宗匠だった。 そして、栃木県宇都宮市で代々かなりの商家だった「丸邦屋」が嫡子(正妻が生んだ男子のうち最も年長の子)坂本利兵衛が未成年 ...
続きを読む »名将交代で解決する問題なのか?
2日、パルメイラスのフェリポン監督が解任された。2002年のロナウド、ロナウジーニョ、リバウドの伝説のセレソンを世界一に導いた彼ほどの名将がシーズン半ば、しかもチーム成績が低迷しているわけでもないのに解雇されたことは、ブラジルサッカー界で大きな波紋を投げかけた▼この解任には二つの大きな理由があった。一つは南米一を狙ったリベルタ ...
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4日朝、ボルソナロ大統領が行った、バチェレ元チリ大統領に対する発言は大きな物議をかもしたが、大統領はこの朝、既にほかの発言でも話題となっていた。それは、同日付フォーリャ紙が、同大統領の問題発言連発のインタビューを掲載したからだ。ボルソナロ氏はその中で、連邦警察を「まぬけ」、セルジオ・モロ法相を「世間知らず」、パウロ・ゲデス経済 ...
続きを読む »大耳小耳
トメアスー日本語学校は生徒からの月謝と文協の資金を財源としているが、生徒数の減少により決して潤沢ではない。スキルアップのためにサンパウロの講座を受けたくても、厳しいのが実情だ。今年6月末に決まり、海外日系社会の日本語教育支援も盛り込まれている『日本語教育推進法』を利用して解決できないかと話したが、高松シヅさんは「それはサンパウ ...
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