「ブラジル政界をにぎわす問題」というのは、ここ数カ月というもの、様々な方向で激化の様相を見せているが、こと、「国際的に見ていかがなものか」と思わせる問題が二つ。ひとつは、世界の政界の国際的な流れを完全無視し、顰蹙を買いながら押し進めるアマゾンの森林伐採。そしてもうひとつが、ボルソナロ大統領三男エドゥアルド氏の駐米大使の指名問題 ...
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東西南北
長男フラヴィオ氏に対する汚職捜査からの防衛策や、三男エドゥアルド氏の駐米大使問題をめぐる報道が頻繁に起こるボルソナロ大統領だが、その一方で次男カルロス氏も現在、家族のために動いている。同氏は既に、来年10月のリオ市議選に出馬しない意向を示している。来年の市議選では、ボルソナロ氏の最初の妻でカルロス氏の実母でもあるロジェリア氏を ...
続きを読む »遠くが見える視点が欲しい
小学1年生の国語の教科書に、「みえる みえる」という話がある。熊の兄弟が小高い丘の上のブランコで遊ぶ話で、弟は、丘のふもとの我が家でお母さんがおやつの準備をしているのを見た。だが、兄は、先方にある丘の向こうの海や船が見えたという▼この話は、お母さんが「おやつですよ」と呼び、兄弟揃って丘を下りるという描写で終る。だが、兄弟熊が見 ...
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19日、サンパウロ市では午後3時頃から空が夜のように真っ暗になった。あまりに珍しいため、ネット上では、この件についての話題も多かった。気象観測所によると、今回の現象は、サンパウロ州海岸部に上陸した寒冷前線が海から湿気をもたらし、分厚い雲が低空に滞留したせいだという。それに加え、パラグアイにあるアマゾンの森林地帯での火災で生じた ...
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ボルソナロ大統領への批判を繰り返したことで所属の社会自由党(PSL)を追放されたアレシャンドレ・フロッタ下議が16日、民主社会党(PSDB)への入党を発表した。記者会見にはジョアン・ドリア・サンパウロ州知事も同席した。フロッタ氏は昨年の知事選でドリア氏を推薦した経緯があった。フロッタ氏は記者会見で、「JBSの汚職で知られるアエ ...
続きを読む »経済発展の原動力描く「移民のブラジル」
米国の衛星放送及びケーブルテレビの番組供給会社「ヒストリー(History、歴史)」は、ブラジル独自に新シリーズ「Brasil de Imigrantes(移民のブラジル)」を製作し、8月6日夜にサンパウロ市のユダヤ文化センター(UNIBES)で主要登場人物を集めた記念イベントを行った。 同企画には50社の候補が挙げられ、最 ...
続きを読む »大耳小耳
日伯協会(三野哲治理事長)=兵庫県神戸市所在=会報『ブラジル』984号(7月発行)を見ていたら、駐日ブラジル全権大使のエドゥアルド・パエス・サボイア氏の着任挨拶がでていた。来年は東京五輪の年であるのと同時に、在日ブラジル人にとっては「コミュニティ30周年」の記念の年だとか。1990年のコーロル・ショックでブラジル経済は凍結して ...
続きを読む »新政府と国会の仕事ぶりを拝見=峠は越えたか、年金改革法案=サンパウロ市在住 駒形 秀雄
青空がのぞく暖かい日があったかと思うと、急に雨模様の寒い日が訪れたり、中々はっきりしない天気が続きます。 今年1月からはボルソナロ政権が発足し、国会の方でも旧いタイプの政治家は去り、多くの新議員が登場してきました。 「さあ、これで我がブラジルも明るい未来へ向けてスタートを」と期待をしたのですが、今、寒い風の吹く8月になって ...
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15日付官報に銃の購入に関する軍の公示が掲載された。それによると、6月に出た大統領令で承認された小銃などは購入が禁じられたが、警察や軍隊だけが持つことが可能だった9ミリ口径や45口径の拳銃などを持つことが認められた。一般市民による購入は官報掲載日から可能となっている。以前出た銃の規制緩和の大統領令は上院で却下された後に取り下げ ...
続きを読む »大耳小耳
サンパウロ市では「Studios」と呼ばれる約40平米以下の小型新築マンションが流行っており、次々に売りに出されている。「1寝室、居間、トイレ、台所」と狭いながらも一通り揃っているタイプだ。問題は、そのサイズに見合った家電がブラジルにはないこと。特に洗濯機や冷蔵庫、電子レンジ、掃除機などの家電が、従来のサイズではキツキツどころ ...
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