■わたしは誰か ブラジルに来たのは誰なのか。ブラジル移民と、その末裔にとって、その問いは、「わたしは誰か」と同義かも知れない。 「移民と日本人」は、ニッケイ新聞の編集局長が、その問いの答を探った労作だ。副題に「ブラジル移民110年の歴史から」とあるが、その前史から国外に出た日本人の歴史を振り返る。 420年前、南米の地を踏 ...
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東西南北
人気司会者のルシアノ・フッキは14日、エスピリトサント州での青年向けの講演会で、ボルソナロ政権による政治革新は「うまく行っていない」と批判したが、それに続けて、「ブラジルがうまく行っていない最終章」と語り、注目を集めた。フッキは芸能界屈指の政治論客として知られ、18年の大統領選も出馬こそ断念したが、どこの政党にも属していない非 ...
続きを読む »アマゾン日本人移民90年の歩み=ベレン在住 堤剛太=(6)
▼アマゾン地方と日本人とのつながり ところで、日本人移民が入植するまでアマゾン地方に日本人は誰も居住していなかったのだろうか? 実は、1929年第1回アマゾン日本移民が入植した年には、同地方にすでに150名ほどの日本人達が居住していた記録が残っている。 これらの多くは「ペルー下り」の人たちであった。ペルー下りとは、ペルー国 ...
続きを読む »そして「彼」までも去って行った
「ついに『彼』までも離れてしまったか」。これが13日に、アレッシャンドレ・フロッタ下議が、所属の社会自由党(PSL)から追放処分を受けた際にコラム子が思ったことだ。そして同時にこうも思った。「ボルソナロ信者から離れるる人で一番やっかいなタイプはこういう人なんじゃないか」と▼別にフロッタ氏がPSLから追放されることで、ボルソナロ ...
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ブラジルを代表する有名な婦人科医から一転、48件の強姦罪で181年の実刑判決を受けたロージェル・アブデルマッシ受刑囚が13日、自宅軟禁から刑務所に戻されることになった。裁判所がこの決断を下したのは、同じサンパウロ州トレメンベーの刑務所にいた受刑囚が出版した手記の記述がきっかけだ。それによると、アブデルマッシ氏は血圧を上げる薬を ...
続きを読む »アマゾン日本人移民90年の歩み=ベレン在住 堤剛太=(5)
アマゾン地方への玄関口と呼ばれる、100万都市パラー州べレン市。アンデス山脈中に端を発するアマゾン河は、東へ一路6500キロの長い行程を経てべレンの北端を通過し、やがて大西洋の河口へとたどり着く。このアマゾン河流域だけでも700万平方キロメートルと、ブラジル国土の56%の面積を占めているのだ。 この広大なアマゾン地域へ、戦前 ...
続きを読む »今日は喜んでも明日は泣く?
13日付エスタード紙に、「今日喜んでいる農業生産者は、明日泣く事になる」という題の記事が出た▼ブラジル農牧業連合元会長で、元農務大臣のカチア・アブレウ上議の言葉だ。下議時代のアブレウ氏は農地開発を積極支援し、環境保護には反対の立場だった。故に、農牧業や鉱業発展のためにアマゾンや先住民保護区の開発を容認するボルソナロ政権の政策に ...
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12日未明、サンパウロ州インダイアツーバの高速道で、黄色い車体の高級車ポルシェが牝牛と子牛に激突して大破。その影響で、車の所有者で、運転もしていた企業家のジュリアナ・ソウザさん(33)が亡くなった。この車に同乗していた33歳の企業家の男性にはケガはなかった。事故の直前に、このポルシェと白いポルシェが車線に並んで走る姿を何度か見 ...
続きを読む »花の歌謡祭=コロニア歌手が彩る豪華ステージ=令和祝い、昭和・平成の名曲次々に=北川さん、野口総領事も熱唱
コロニア歌手総出演の豪華なステージ――ブラジル日本アマチュア歌謡連盟(Instituto NAK do Brasil=INB、北川ジューリア好美会長)、藤瀬圭子プロダクションは共催で「花の歌謡祭」を4日、ブラジル日本文化福祉協会ビルの大講堂で開催した。厳しい寒さと雨を吹き飛ばすように約千人が来場し、令和最初の歌謡祭に観客は大喝 ...
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サンパウロ州政府が、現在工事が滞っている地下鉄6号線に関して、現在のコンソーシオに代わる企業を求めている。この線は北部ブラジランジアから中央部にある1号線サンジョアキン駅までを結ぶもので、2016年から工事がはじめられていたが、参加企業がオデブレヒトやケイロス・ガルヴォンなど、ラヴァ・ジャット作戦に絡んだ企業が多いこともあって ...
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