コラム

  • コラム 樹海

     世には「コーヒー道」なるものがあるらしい。コーヒーの豆はキリマンジェロに尽きるからブルー・マウンテン派まで幅広く、焙煎論まで議論は尽きない。ドリップがいいと誰かが言えば、いやサイフォンが最高と譲らな

  • 東西南北

     2月19日(土) ゴイアニア市で不法に居住していたホームレスが強制撤去をめぐって軍警と衝突、死者二人が出た事件で、二人の通夜が行われた十七日、軍警がリーダー拘束のため会場へ踏み込み、一人がホームレス

  • コラム オーリャ!

     言行一致のブラキチを紹介する。「北海道十勝の音更町で昨年十二月一日、ブラジルを知ってもらうために、ブラジル・カフェの店『BON』を開店した」と伝えて来たのは、あの谷川悟・節子さん夫妻。豆はロンドリー

  • コラム 樹海

     南太平洋にツバルという国がある。九つの環礁島からなる極小国家であり、バチカン、モナコ、ナウルに次いで世界で4番目に小さい。面積は26平方キロであり、東京の八丈島の三分の一。人口も一万人余と少ない。あ

  • 東西南北

    2月18日(金)  カヴァルカンチ新下院議長は議長選挙の公約である、下議のお手盛り案実施に取り掛かった。下議の給料も最高裁判事と同じ二万一千五百レアルにするという。新議長との対決で、PTは第一党の貫禄

  • コラム オーリャ!

     以前ブラジルに住んでいた知人が再来伯した。 「リベルダーデがさびれた感じがする」というのが最初の感想だという。  そういえばオーリャ子も一年ほど日本に滞在して戻ってきた時、同じような気持ちを抱いたこ

  • コラム 樹海

     戦前、成人して移民した人――少なくみても八十歳を越えている――は、故郷の(戦前の)親戚事情を知っている。あの人物は、どういう人間であったか、何を為遂げたか、などを子孫に説明することができる▼最近、そ

  • 東西南北

    2月17日(木)  サンパウロ市サウーデ区イリネウ・ドス・レイス通りの住宅街で十五日、首を切られた建築家マルシオ・ヴァラドンさん(47)と絞殺された友人ヴィウマ・ピントさん(39)の死体が後ろ手に縛ら

  • コラム オーリャ!

     コロニアの団体は結構、もろいものだと思った。五十年の歴史を誇るサンパウロ靖国講が、講元の死で風前の灯火とも言える状態に陥っている。  資産家でなければ講元は務められず、故松原寿一さんの代役はいない。

  • コラム 樹海

     封建的な因習から差別される青年の苦悩を描いた「破戒」や詩集「若菜集」を世に送った島崎藤村は、筑摩県馬籠村で生まれた。言うまでもなく中山道の宿駅であり、厳しい道中の人々にとっては、旅の疲れをも癒すオア

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