特にそうした役職があるわけでもないのに、いつのまにか連邦政府を監視する人のイメージがついてしまっているボルソナロ大統領の次男カルロス・リオ市議が、1日に大統領府安全保障室長官のアウグスト・エレノ氏を批判した。それは、先週起きた、大統領予備機内での39キロのコカイン発覚事件に関してのものだ。カルロス氏は、エレーノ氏にその責任があ ...
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どうなってるの? ブラジル政治=半年過ぎたボルソナロ政権=サンパウロ市在住 駒形 秀雄
上を見上げれば、今日も抜けるような青い空。気温は快適。さて一仕事しようか、という様な良い陽気です。 それで何か面白い話しでもないかと街に出てみますが、良い話はどこへ行ったのか、さっぱり聞こえて来ない。 「腕が痛くて上げられなくなった」「こっちは金欠で首が回らないよ」と昔の勇士達が冴えない顔で話しています。 これもそれも、 ...
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G20で訪日したボルソナロ大統領は6月29日、BRICS首脳と対談を持った際、ロシアのプーチン大統領の前でベネズエラ問題に言及するのを避けた。ロシアはベネズエラのマドゥーロ独裁を支援している国の一つで、この機会が南米を代表してプーチン氏に同問題に関する苦言を伝えられる絶好の機会だったのだが、それを逃した。ボルソナロ氏は、言及で ...
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俳誌『朝蔭』475号が5月に刊行された。《秋びより令和となりて身を正す》(城良子)。5月は日本なら春だが、ブラジルは秋。令和の始まりを季節感で詠んでいる。《畑打って六人の子を大学に》(山本かおり)からは、高浜虚子が愛弟子の佐藤念腹の渡伯に際して贈った餞別句《畑打って俳諧国を拓くべし》を思い出す。畑仕事で6人を大学にやる苦労も、 ...
続きを読む »極右VS極左の仁義なき戦い
「こんなシュール(超現実的、奇怪)な光景が見られるとは…」――6月19日に上院憲政委員会でなんと9時間にわたって繰り広げられた、セルジオ・モロ法相を問い詰める政治家たちの鬼気迫る様子をテレビで見ながらそう感じた。両手に余る汚職告発をかかえていつ監獄送りになってもおかしくないレナン・カリェイロス上議らが、巨悪を追い詰める「汚職撲 ...
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就任してやっと半年が終わろうかというこのタイミングにおいて、騒動続出のボルソナロ政権。「良い」「悪い」「普通」の評価が3分されていることは本頁の記事で述べたが、別の項目を見ると、「大統領の手腕」に関しては48%、「大統領への信用」に関しては51%が否定的な回答をしており、いずれも肯定派を上回っている。ただし、メルコスルとEUの ...
続きを読む »ゲイパレードで“ブラジルの洗礼”
23日にサンパウロ市パウリスタ大通り周辺で開催されたLGBTプライドパレード。オーリャ子も見物に行ったのだが、携帯電話を盗まれてしまった。人混みの中、身動きのとれないところを後ろから突き飛ばされ、体勢を崩した隙にポケットから抜き取られた模様。怪我はなかったが盗人を見失い、途方に暮れた。 オーリャ子は中学、高校で陸上競技部に所 ...
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サンパウロ大都市圏サンベルナルド・ド・カンポ市で26日未明、2度の強盗を働いた35歳の軍警が現行犯逮捕された。軍警は犯行時、玩具の銃を使っていた。警察によると、軍警はリオンズ大通りのガソリンスタンドで最初の強盗を働き、黒のシボレー車で逃げたが、スタンドの店員がナンバーを控えていた。ナンバープレートの情報が巡邏中の警察に伝えられ ...
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移民110周年記念事業、サンパウロ州サンロッケ市の「文協総合センター」(国士舘大学スポーツセンター)内の「原沢パビリオン」建設の経過は順調なよう。同実行委員長を務めた菊地義治氏によれば、「25日に、2階の床面にコンクリートを流し込み、基礎工事を終えた」とのこと。4月に起工式が執り行われ、年内に竣工の予定。7月の文協桜まつりでの ...
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地理統計院(IBGE)は25日、5月半ばから6月半ばまでのデータで算出した広範囲消費者物価指数(IPCA―15)は0・06%で、6月としては、マイナス0・15%だった2006年以来の低数値だったと発表した。これを受けて、各金融機関からは月末締めのIPCAは0・01%になるとの予想も出ている。IPCA―15の直近12カ月間の累積 ...
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