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コラム

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コラム 樹海

 ミャンマーの政治情勢が危なっかしいのは今に始まったことではない。若いころ京都大学に留学し「日緬(日本とミャンマー)関係史」を研究したアウン・サン・スー・チーさんが自宅拘禁されているのが、いい例ながらこの国を支配する軍政は厳しい。一九八八年のクーデターに始まる軍部独裁は、この仏教国から民主主義を奪い取り専制政治を敷く▼スー・チー ...

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東西南北

10月20日(水)  ブラジル経由出荷のコカインは、産地のコロンビアでキロ当たり三千五百ドル。それが米国やEUでは八万ドルで取引される。水際の厳しい日本市場は、二十五万ドル。死刑で処する中近東は、三十五万ドル。中近東では百倍の利益が見込めると、麻薬が注目されている。コンテナー輸送はほとんど不可能となったためブラジル人が多数、テロ ...

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コラム オーリャ!

 Toda unanimedade e burra(満場一致は馬鹿げてる)―。七日の百周年協会記者会見で、渡部和夫顧問はそう言った。邦字紙などから「コロニアの総意がない」と批判されている話の流れで、揶揄を込めて、著述家ネルソン・ロドリゲスの有名な言葉を引用した。  先月、小泉首相来伯時、同行してきた外務省報道官も「現状の日伯総合 ...

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コラム 樹海

 ブラジルから帰国後の小泉首相の身辺は、必ずしも平穏でないようだ。山積する公約・課題を実現しようとすれば、野党および与党の攻勢を受ける。自身が「これだ」「よかれ」と信じて、おし進めようとしていることがらほど、反対が多いのが現状である▼感涙の原因となった、ブラジルでの歓迎は、いまでは懐かしい思い出だろう。実は、小泉首相以上に感激の ...

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東西南北

10月19日(火)  ブラジリア連邦司法裁判所建物の十階レストランの床が十五日食事時間の直前、十センチ落ち込んだ。裁判長は職員全員に退避勧告を出した。十八日は全館立ち入りを禁止。同建物は六九年竣工、職員千人と毎日訴訟手続きのために訪れる人が五千人いる。八階と九階に支柱を立て、天井が落ちないように応急措置をした。関係者は崩れる心配 ...

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コラム オーリャ!

 近くて遠い国。互いにそう感じていた時期が長かった日本と韓国。だがサッカーW杯後は、両国間に強い親和力が働き始めている。  そんな折、韓国人青年と会った。二十二歳。ふとしたことから恋愛の話題になり、「彼女はいません。近く兵役を控えていますから」。二年以上の服役が義務だという。  プロ野球選手、俳優らの兵役逃れが最近明るみに出た。 ...

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コラム 樹海

 富山、広島や秋田県などでクマ騒動が続く。人の暮らす領域にまで出没するだけでも大事件なのに今年の熊は村の人々を恐ろしげもなく襲う。もう老齢に入った人も若い者もあの逞しいクマにはとても勝てない。ときにはクマを投げ飛ばしたの話もあるけれども、これは飽くまでも奇談・珍談に過ぎない。危ういものには近づかない―が鉄則というものだろう▼とこ ...

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コラム 樹海

 安売りの代名詞のような「ダイエー」が天文学的な借金の末にとうとう白旗を掲げて降参し、高木社長も責任を取って近く辞職する。世界一の本塁打王・王貞治監督が率いる野球チームも身売り話が飛び出すなど穏やかな空気が消えてしまったのは残念至極ながら、今度は西武・ライオンズも怪しくなってきたらしくプロ野球も生きるか死ぬかの関が原である▼それ ...

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東西南北

10月16日(土)  首都環状道路のタボン・ダ・セーラとリベイロン・ピレス間六十一キロメートルの工事施工許可が、環境局からようやく一年振りに出た。これが完成するとサントス港へ降りる貨物トラックが、サンパウロ市内を通過せずに、アンシェッタ街道へ入れる。これでマルジナル・ピニェイロスを迂回したトラックが四三%減少、バンデイランテス大 ...

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コラム オーリャ!

 「歌」「唄」は、言葉以上に人と人をつなぐことができる。非日系の親日ブラジル人を得るのにも役立つ。 パラナ童謡歌謡大会は今年五十周年。先月、マリアルバで記念式典が行われ、功労者が表彰された。五十年前はカラオケなどなく、伴奏は生バンドだった。表彰された一人は第一回大会以来、バンド「ビッグボーイ」でアコーデオンを演奏し続けてきた唯一 ...

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