過去を振り返り、今考えると、昼も夜も残酷なほど働き通しであった。当時の縫製下請けの人々、とりわけボリビアから再移住の人々は、徹夜してまで家族ぐるみで働き、互いに競争して収益を稼いだ。 心労もあったけれど、それでもボリビアで照りつける太陽の下での畑仕事と比べると、家の中で家族揃って朝、昼、晩一緒に食事を共にしながら座って労働す ...
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東西南北
サッカーのW杯南米予選のブラジル対ペルー戦が9日、ペルナンブッコ州レシフェで行われ、2―0で勝利したセレソンが、今予選8連勝を記録した。フラメンゴのゲームメーカーのエーヴェルトン・リベイロのチリ戦に続くゴールと、エースのネイマールの得点で、危なげない勝利だった。今予選は2〜3月のパンデミックの悪化による試合延期で、9月に続き、 ...
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サッカーのイングランドのプレミア・リーグのリヴァプール、マンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、チェルシー、リーズの5チームとロシアのゼニトが、ブラジル・サッカー連盟(CBF)からの抗議で罰せられることになる。それは9月のW杯南米予選でこれらのチームがブラジル代表の招集を受けた選手の解放を認めなかったためで、対象 ...
続きを読む »特別寄稿=ボケ予防手段としての金融投資=じっくり楽しもうマネーゲーム=サンパウロ市在住 元週刊 FAXニュース代表 永井 忍=収益より安全優先で運用を=(8)
さてブラジルは今、政治面では大統領が統治ではなく選挙向け扇動に余念なく、施政者としてではなく候補者として言動するため危険状態。その余波で経済金融面でも不安定かつ不透明、慎重に見守る状態になって、2022年経済観測が悪化して止まない。 経済活動は第2四半期に勢いを失って、僅か0・1%ながらGDP(国内総生産)が減少して終わった ...
続きを読む »ボルソナロがチャベスになれない理由
ボルソナロ大統領が最高裁の判断を不服として戦い、9月7日の独立記念日を自身の支持派の立ち上がる日として位置付けた。だが、肝心の支持者の参加数が少なく、自身に対しての罷免を要求する声を政界内で高めるだけになってしまった感がある。 ボルソナロ氏がきわめて独裁政治家的な資質を持ちながら、思うがままに独裁ができない理由にこの最高裁の ...
続きを読む »そこは対策せんのかい!
パンデミックが継続している現在、どこもかしこもマスク着用とアルコール消毒で対策行う昨今。仕方ないながらも、本音ではウンザリするオーリャ子。 8月25日にビザ延長のため連邦警察へ。もちろん署内はマスク着用を徹底し、入場時は体温計測、アルコールで手の消毒を行う。 署内にて書類審査を行い無事ビザ延長が決定。この手続きをするために ...
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独立記念日の7日、ブラジルのSNS上に「フロポウ(flopou)」という、新しい流行語が生まれ、話題を独占していた。これは、1カ月も前から呼びかけられ、大統領支持派の力を示す機会と期待されたのに、ブラジリアの三権広場やサンパウロ市パウリスタ大通りにはボルソナロ大統領が期待したほどの数のデモ隊が現れなかったことを指す。この言葉の ...
続きを読む »特別寄稿=苦難の中の先人の教え=ボリビアからブラジルへの再移住の教訓=聖市ビラ・カロン区 高安宏治(たかやすひろはる)=《上》
様々な理由で沖縄からブラジルに移り住んだ人々の精神的・経済的支えとなっているのが、ウチナーンチュの助け合い精神であり、それはその後の彼らの生活と集団の発展に大きく寄与している。 笠戸丸移民以来、日本からの農業移民や工業移民、あるいはコチア青年移民や南米産業開発青年隊移民など戦前から戦後に至る日本移民は、様々な形でブラジルに渡 ...
続きを読む »7日デモの勝利者はデルタ株?
独立記念日の7日は、全国各地で親大統領派と反大統領派のデモが行われ、連邦直轄区(DF)では前夜から検問をすり抜けたトラックが三権広場を目指すなど、物々しい雰囲気が漂った。6日には、「最初の敗北者は(安全確保と胸を張った後、トラック侵入を許した)DF知事」といった報道も流れたほどだ。 7日のマニフェスタソンでは、このところの世 ...
続きを読む »《記者コラム》常にある軍事クーデターの危険性=自作自演で議会や最高裁乱入か
「7日デモは最高裁判事への最後通牒」 本日7日、99%は何も起きない。だが万が一、何か起きたら、これから説明するような思考回路に基づいて引き起こされた可能性がある。
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