9月11日(土) 首都第一コマンド(PCC)のメンバーが、グアルーリョス刑務所内でナイジェリア人服役者三十二人から外国語のレッスンを受けている。目的は携帯電話で仲間と連絡をとる際、監督官の分からない言葉で話し、当局の盗聴から逃れるため。メンバーらは外国語で脱走や窃盗、麻薬密売の計画を打ち合わせている。レッスンの授業料は、コーヒ ...
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コラム オーリャ!
マウア在住の宇江木リカルドさんは、大河小説『花の碑』を創作、製本中である。発行所は、ウエキ文芸工房。自家製本だ。先週まで第一部第九巻、つまり既刊九冊を本社編集部に送ってくれた。 宇江木さんによれば、作品は三十巻ほどになるという。第一部はプロローグで、第二、第三部で、戦後の勝ち負け抗争の渦の中に入った家族を書く。作品の三分の一 ...
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さきごろ来伯した武部勤衆院議員が、コチア青年のことを小泉純一郎首相に報告したいというので、首相に見てほしい〃資料〃が同議員に託された。というのも、コチア青年は来年来伯五十周年を迎え、青年たちはもう古希の年齢、節目の式典をするのは、これが最後である可能性がある、ついては、首相にもこのことを知ってもらいたい、というわけである▼託さ ...
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9月10日(金) タクシー運転手連続殺人事件の犠牲者の身元が八日に確認された。八月十二日以降行方不明となり、同月十八日にサン・ベルナルド市で死体となって発見された運転手が、ミナス州サンタナ・ド・スル市出身であることがわかった。これで六人の犠牲者の身元が判明、二人が未確認のまま。また同日、半年前リマ容疑者に顔と肩を撃たれたが、生 ...
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両手で掲げられた国旗、歓呼する観衆。マラソンのヴァンデルレイ・デ・リマ選手が独立記念日の七日、記念パレードの先頭に立った。 「祖国に価値を認めれば、幸福にそして勤労になる」。前日のラジオ番組で、ルーラ大統領は、国民に呼びかけた。愛国心の大きなシンボルが、国旗だ。 日本で国旗掲揚や国歌斉唱について、議論が百出。教育現場では、 ...
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近頃、ブラジルに渡った二十数万の日本人移民が、この国に残したものは何だろう?と考えることがる。確かに、コロノ生活から身を起こした初期移民らは農業に於いて画期的な功績を残したし子弟らの大学教育に尽くしたのも大きい。今でも政治家などは「日本人は農業の神様」と称えるけれども、何か大切なものを忘れたのではないかなとも思う▼ちょっと大袈 ...
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9月9日(木) リオ州ヴァレ・ド・パライーバ市の国道三百九十三号線で七日午前五時ごろ、貸切バスがカーブで転倒し、子供を含む十一人が死亡、四十四人が重軽傷を負った。事故の犠牲者はサンパウロ州サン・ベルナルド・ド・カンポ市の住民で、ミナス州グアラシアーバ市から帰る途中だった。車を避けようとしてコントロールを失ったと話す運転手は酒も ...
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聞き間違いでなければ、ある移民船の模型を指差し、「自分の父は三等室でやって来た」と言っていた。サンパウロ市長選に出馬しているマルフ氏だ。 五日、文協移民史料館を見学した際のこと。日本移民の歩みを刻む展示を目の前に、早逝した父親の姿を重ね透かすような発言をいくつか耳にした。冒頭のはそのひとつだ。 フォーリャ紙は先の「父の日」 ...
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イピランガに聳える独立記念塔は雄大であり彫刻の精巧さでも素晴らしく恐らくはブラジルでも随一の銅像と言ってもいい。百三十二の騎馬像などを組み合わせた銅像の中央には馬上のドン・ペドロ一世が剣を高々を掲げ「独立か死か」と叫んでいるのは申すまでもない。イタリアの彫刻家エトーレ・シメネスのものであり独立一〇〇年祭を記念してつくられたもの ...
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9月7日(火) 今回地方選は市長や副市長、市議三十七万七千人が立候補、届け出た選挙費用が百六十三億レアルに達し、予想の二十倍になったと選挙高等裁が発表した。多くは資金もないのに、限度額一杯に金額だけ大きく届け出ている。届け出額を超過し、罰せられる例が多いからだ。最高はエスピリト・サント州の一市議、二億五千万レアル。最少はバナ ...
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