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コラム

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コラム オーリャ!

 チエテ移住地出身者が親睦会をする、と世話人三人が案内に来た。七十八歳、八十五歳、八十五歳だった。全員一世、〃子供移民〃である。雑談で「老人クラブに参加していますか」と訊ねてみた。全員「ノン」。  その理由は「老人クラブにはいると年寄りくさくなる」。冗談で言っているのではない。三人のうち、働いている人は一人、二人は悠々自適。暗に ...

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コラム 樹海

 ポルトアレグレの大学教師、トモコ・ガウジオーゾさんが、文学部の学生を相手にポ語で「俳句」のワークショップ(研究・研修集会)をしていることを短い随筆に書き、『ブラジル俳文学』(八月号)に発表していた。教える作業、学生の実状、作句とその後、などが面白かった。興味をおぼえた学生は、本格的にハイカイの道に入っていくのだろうと察したりし ...

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コラム 樹海

 五輪の閉会式は和やかで明るく楽しい。開会式の入場式はどうしても選手たちの顔に「さあ闘うぞ」の意気込みがあり緊張した気運が漲ってしまう。が、競技が終わった後の閉会は祭りであり花火が打ち上げられ音楽が会場に響きわたる。アテネに別れを告げる式典に参加した日本選手らの表情は、金メダル十六個と銀銅三十七個に輝く誇りに満ちていた▼心配され ...

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東西南北

8月31日(火)  麻薬組織、首都第一コマンド(PCC)のメンバー五十五人が大量検挙された糸口となったのは、PCC幹部の通称ジャジャーが刑務所内から携帯電話で麻薬取引の指令を出していたのが発覚したため。二十四日にサンパウロ市内女子刑務所で暴動が発生し女囚一人が死亡したが、暴動の発端はPCCの女囚らが敵対するグループの妻二人を殺害 ...

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コラム オーリャ!

 マラソンのバンデルレイ・デ・リマ選手の悲劇の銅メダルで日曜日の話題は持ちきりだった。  一時は二位以下に四十五秒差をつける快走で、三十六キロ地点で妨害されるまで首位を維持。事件後、顔をゆがめて走り出したが、失速し、二人に追い抜かれたのは信じられぬ悲劇と映った。  そんなとき、だ。鮮やかな逆転ヒットが目に入った。競技場に入ったバ ...

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コラム 樹海

 古代のオリンピックは一千百年余も続いたスポーツの祭典だが、大会の期間中は「平和」を呼び込む知恵もあった。「エケケエリア」と呼ばれる停戦期間を設け戦争を中止する申し合わせが力を発揮したのである。これは今でも引き継がれており国連で停戦決議を採択するのが慣例化しているのだが、現実は戦争と紛争が真っ盛りなのは真に哀しい▼イラクでは砲弾 ...

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東西南北

8月28日(土)  マルコ・テレス容疑者(34)は、めいのデボラちゃん(3)を十四日に殺害、二十五日にパレリェイロの山中に袋に詰めて埋めたところを隣人が発見、警察に通報し逮捕された。同容疑者は、従兄弟たちと凧揚げをしていた被害者を湖へ連れて行き、首を締めて溺死させた。他に被害者の母親殺害も自供しており、殺害現場を見られたと思い口 ...

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コラム オーリャ!

 二十五日、サンタクルス病院が主催した「お年寄りに関する国際セミナー」。閉会の挨拶を述べたのはJICAの石橋隆介サンパウロ支所次長だった。  「自分の考えていた老後計画をガツーンとやられました」。  石橋支所次長の〃老後計画〃は―六十歳でJICAを退き、老後は大好きな沖縄に移り住む。それに備えて沖縄三味線(さんしん)も練習中。十 ...

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コラム 樹海

 岩手県人会の、母県の人たちに向けた賛助会員募集は、どうやら成功の軌道に乗ったようである▼先月、『岩手日報』(県内で最大の新聞)が、ブラジルの県人会が賛助会員を募集している、と囲い記事で報道してくれた。これは、強力な〃援護射撃〃であると同時に、募集を真剣に受け止めていることを意味する▼賛助会員獲得の実績をいえば、去る七月末現在で ...

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東西南北

8月27日(金)  ホームレス連続殺人事件はモンタージュ写真で犯人の身元が判明、逮捕の日も遠くないとの情報。一方、ホームレス介護団体は職場斡旋や医療保護など地方自治体の支援を長い間求めたが、ようやく受理された。州の管轄ではないが、無料宿泊所の増設と無料健康診断を州知事は約束。また公共機関へ五百人の就労も予定。市も負けていない。九 ...

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