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コラム

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コラム オーリャ!

 MOCOCAは、石畳の道路にピンクや黄緑の家が並び、古びた教会が街の歴史を感じさせる。サンパウロから北々西に三百キロ。ミナス・ジェライス州との境界線。   フェス・タジュニーナのその日、通りを歩いていると黒人の二人組が話しかけてきた。なぜか、タクシーとビール三本のお代を耳子が支払い、彼の家に行った。  「なんだこいつらは」と怪 ...

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コラム 樹海

 関西方面で就労しているブラジル人なら、たいてい知っていると思われるが、『関西ブラジル人コミュニティ』(〇一年二月発足)という団体は、旧神戸移住センターを足場に、こつこつと地道な活動を続けている▼創設の趣旨は、ブラジル人が日本社会で暮らしやすくなるための手助けをすること。一方で日本社会、日本人がブラジル人を理解するように働きかけ ...

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東西南北

6月29日(火)   四月十五日にリメイラ市の自宅で誘拐犯三人によって拉致された年金生活者のアントニア・L・モレイラさん(七二)は二十五日、ドン・ペドロI国道で遺体となって発見された。死亡日は二十四日、死因は餓死。一味は犯行後、二十五日間にわたって身代金を要求した。小工場を経営する被害者を資産家と勘違いしたとわかり、身代金を値下 ...

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コラム オーリャ!

 二度目の訪問の方が実りは大きい。「旅」というのはそんなものだ。  日本の劇団「1980」から、知人の団員が一年ぶりに来伯。「今回は当地の事情を十分勉強できたので、同じ場所を訪ねても発見が多い」。  巡業公演を控え、各地の日本人会を挨拶に回っている、その合間に会った。トメアスーは果樹栽培業が好調で、日本人会の主導が準二世に移って ...

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コラム 樹海

 今度の選挙から在外公館での投票が認められ大いに喜びたいところだがサンパウロでの初日はあまり成功とは言えないようである。総領事館では少なくとも一日に七百人は投票するだろうと見ていたらしいのに実際に投票所を訪れた有権者は二百七十人と少ない。まあこれは日を追って増えるのかもしれないのだが、一人でも多くが新しい参議院議員の選出に一票を ...

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東西南北

6月26日(土)   「酔いどれ大統領」と酷評したニューヨーク・タイムスが、訪米に合わせてルーラ大統領の特集を組んだ。表題は「ラテン・アメリカ革命、最後の英雄」で、ドン底から叩き上げた立志伝を掲載した。記者は三日間、大統領に直接取材し、セルトンの生家も訪ねた。大統領の逆鱗に触れた前記事の記者は、母親批判が東北出身者にはタブーであ ...

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コラム オーリャ!

 きのうからサンパウロ総領事館でも、参議院選挙の投票を受け付けている。ここへ来て一番基本的な問い。「どのように投票するんだっけ?」。答えは「総領事館で受け取る投票用紙に、候補者名か政党名のどちらかを書き、所定の封筒に入れ、係に渡せばよい」。  七月三日まで、土、日曜日を含めて、午前九時半~午後五時、総領事館は投票受付のために開い ...

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コラム 樹海

 学校の先生にもいろんな人がいる。生徒たちから好かれる先生。いつも文句を並べては嫌われる小言幸兵衛もいれば、物を言わない寡黙居士が元気一杯な学校もある。あれは奇妙なもので高校の頃になると、嫌いな教師の課目にはどうしても力が入らないことが多いらしい。そんな体験を持つ人々が世の中には一杯いるのだが、生徒らが最も困るのは個人的な考え方 ...

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東西南北

6月25日(金)  ルーラ大統領の従兄弟ジョゼ・アウベロさん(五七)は、ペルナンブッコ州ガラニュンス市で街路清掃夫の市職員。月給は二百六十レアル、子供五人で七人家族の世帯主。彼の母は大統領の母と姉妹。最賃が二百七十五レアルになっても生活苦は変わらない。二百六十も二百七十五も同じだという。だから従兄弟が二百六十レアルに固執したのは ...

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コラム オーリャ!

 パラナ州で行われた慰霊祭を初めて取材した。  秋晴れの中、会場があるローランジア市には約四百人の日系人が足を運んだ。来賓よりも一般の参加者が圧倒的な比率を占めることに感心した。  行事がたて込み、時間を気にしながら形式ばかりの追悼を行うサンパウロとは大違い。また、パラナの大地を切り開いた先人の労に触れてもらおうと式典前に、会場 ...

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