祝いの席で、杯を拒否するのは、中国では失礼に当たると言われる。「特に、理由も無しに、断ったら相手に喧嘩を売っていると思われます」と、ある台湾系の移住者から聞いた。 ルーラ大統領訪中のミッションにジョゼ・ジェノイノ労働者党(PT)党首が加わった。同党首は下戸で、中国高官たちの接待にカルチャーショックを受けたそうだ。 岳父の栢 ...
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コラム 樹海
コラム 近頃の日本では「継母(父)による継子殺しといじめ」が多い。専門家を称する人々が多くのコメントを発表するけれども、動物学を研究する竹内久美子氏の「動物行動学」からの見方が説得力に富む。鳥は子育て中であっても、相手が死んだりしていなくなると、新しいオスやメスがやってくる。が、子にエサはやらない。そして餓死させてしまい新 ...
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6月3日(木) グローボTV局のドラマに数多く出演している俳優のクレーオ・ケラブさん(三一)は五月三十一日夜、サンパウロ市西部モルンビー区のガソリンスタンドで人種差別的発言を受けたとして従業員を訴えた。ケラブさんは黒人で、同従業員に「猿」「黒ん坊」と呼ばれ、もう一人からは銃を向けられたという。ケラブさんの友人の小切手が拒否され ...
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6月2日(水) サンパウロ市南部カンポ・ベーロ区第二十七警察署で三十一日午前三時半、拘置所から百四十七人の未決囚が脱走した。この内六十三人が捕まったが、残りはスラム街などに入り込み逃走した。サンパウロ市内での拘置所からの大量脱走としては過去最高。これまでは第四十四警察の百四十四人が最高だった。脱走は看守の手引きによるもの。拘置 ...
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コラム 南米サッカー界で最高の権威を誇るリベルタドーレス杯。ブラジル勢唯一の四強、サンパウロFCの熱戦を、毎試合スタジアムで見守っている。 何より胸を熱くするのは、「勝ちたい」という選手らの精神力。こうした気持ちが、常人には成し得ないプレーを可能にする。 恵まれた身体能力と、天賦の才能を持つ人間だけが、人を魅了するのかー ...
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「わたし観る人、聴く人」より「わたし〃やる〃人」のほうが圧倒的に多い感じのコロニアの女性たち。さきのNHKドラマ「ハルとナツ―届かなかった手紙」のエキストラ(その他大勢)募集の際も、このことが具体的にいかんなく示された。ドラマ出演となれば、やる人は限られるからいたし方ないが、応募ではずれた人も、しなかった人もドラマがつくられ ...
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イラクの混迷は続く。フリ―記者の橋田信介さんと小川功太郎さんが、サマワからバグダットに帰る途中に車を襲撃され死亡したの事件は痛ましい。犠牲となった二人はベテランでありルポを新聞などに発表しているし現地の危険さはよく知っていたはずなのに銃撃されたのは悲劇としか申しようがない。犯人像は今のところ不明ながら「反米」を掲げる派であるの ...
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6月1日(火) サンパウロ市南部カンポリンポ区で二十八日夜、非番の軍警(二八)が歩道を通行中の五人をはね、現行犯逮捕された。五人は病院へ運ばれたがすぐに退院した。目撃者によると、同警官は酒に酔っていた様子だったという。事故の後には車を取り囲んだ群集が恐わくなり、銃を抜いて構えたと同警官は供述した。 ◎ 男性二人が二 ...
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アパートの「名前」を巡る散歩が面白いと最近気づいた。家主の個性はもちろん、建設時の世相がにじみでているから。 富裕層が住む高級マンションになると名付けも一大事。「欧州にいる気分を少しでも味わってもらおう」と、販売会社は「商品」のネーミングに大変な気を使っている。 フォーリャ紙三十日付「revista」は書く。「仏ワイン銘柄 ...
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ピンガの呑み方には作法のようなものがあって「一気呑み」が鉄則らしい。通によると、舌に乗せるのではなく喉に向けてぶっつけるようにし胃の腑に流し込む。呑む前には大地の神様にカリスからちょっぴり捧げるのをお忘れなくとも。だが―これが難しい。喉元を目指すのはいいけれども噎せ込んでしまい肝心なピンガを吐き出してしまうのだ▼そんな醜態を見 ...
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