コラム さきごろ、自分史『雑草の如く生きて』の第四刷、改訂増補版を出した後藤留吉さん(九六、カンピーナス、梅園経営)が、今度はポ語版第二版『Como uma erva Silvestre』を本にした。 日本に出稼ぎに出掛け、犯罪を犯し、刑務所で服役している日系ブラジル人に読んでもらえれば、といっている。後藤さんは服役者た ...
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コラム 樹海
コラム 日本のマスコミは伝統的に政府には厳しい。首相の再訪朝の結果についても批判が多い。横田めぐみさんら安否不明者十人の再調査や核問題などへの話し合いが期待されていたものとは遠いというのが、マスコミ批判の論拠である。確かに―この指摘の通りなのだけれども、今は拉致者家族五人が帰国し、曽我さんが夫・ジェンキンスさんと長女、次女の ...
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5月25日(火) 中国訪問中のルーラ大統領とマリーザ夫人は二十三日午後、シュラスカリーア『北京ブラジル』で結婚三十周年記念を祝った。このレストランは十年前に食肉加工メーカーのサジーアが中国で初めて開業した。二人はブラジル人の店長から花束と陶磁器を受け取り、昼食後『夏の宮殿』を散策した。 ◎ サンパウロ市ペルジーゼ ...
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コラム 中国入りしたルーラ大統領は白酒や黄酒の銘酒を味わっただろうか。 米国紙の報道以降、酒は控えているかもしれないが、いつかのイスラム教圏の国ではないから今度は堂々と「乾杯」できよう。勢い、「民酒」主義のすすめでも説けば米国も見方を改める? さておき、ブラジル民がアルコール好きであるのはまぎれもない事実だ。二十三日付ジ ...
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コラム ALIGN=”MIDDLE” BORDER=”0″> ロンドリーナでさきごろ二年半の勤務を終えた青山鑛一クリチーバ総領事の送別会。別れにのぞみ持論の「日系人の勤勉実直はブラジル社会の〃公認〃である。今後は、ブラジル人のように、したたかに生きよ」という趣旨のメッ ...
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コラム 小泉首相がきょう二十二日、北朝鮮を再び訪問する。拉致被害者家族の帰国や核の廃棄を求めるなど課題は多く、ミサイル「ノドン」をめぐる安全保障と国交正常化についての話し合いも行われる見通しであり極めて大切な会議となる。首相は外交上の慣習をも破って「お握り持参」の日帰りという日程だそうだが、北朝鮮の「外交」はしぶとい▼拉致 ...
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5月22日(土) 二十一日、伯字紙でマルタサンパウロ市長(PT)が卵液をハンカチで拭いている写真が掲載された。市長は、サンパウロ市東部で元カメロー(露天商)らが開業したショッピング・ポプラール(大衆)の開店式典に出席。だが同店前には、「俺たちにはショッピングに店を出す金などない!」と怒りのこもった卵を手にしたカメロー約百五十人 ...
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コラム 在外邦人の声を国政に届け、日本の政治を変えたい、とパラグアイ在住の高倉道男氏が、自民党の公認候補として参院選に出馬する。 記者個人として特定の候補を応援するつもりは毛頭ない。ただ、世界最大のブラジルの日系社会や世界中で活躍する在外邦人の存在感を、日本の有権者にアピールしてもらいたい。 また、未だ関心が低い在外選 ...
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コラム 自称一介の老単独移民の後藤留吉(ごとうとめきち)さんが、このほど自分史ともいうべき改訂版『雑草の如く生きて』=ブラジル移民の回想=の第四刷、改訂増補版を発行した。類例がない。カンピーナスで梅園を経営、今年九十六歳だ▼この本の初版が出たのは八一年六月。九六年に続・『雑草の如く生きて』刊行、このほうも〇二年まで第三刷と ...
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コラム 「昔は、近くのスーパーまで皆で歩いていって、お酒を飲んだものです」。憩の園の入所者が、そんな思い出話を語っていたのが心に残っている。 今は高齢化が進んで、飲酒する人は数えるほどしかなく、飲みに出ることもない。だから、出張レストランがアルコール類を振る舞うと大喜びする。 周辺地域の治安が悪化。昼間でも、お年寄りが ...
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