さきに帰国した日本ブラジル交流協会の第二十三期留学研修生たちの有志は、『同期通信』というボレチンを二カ月に一度の割りで自主的に発行していた。記事は全伯各地のそれぞれが実習先での日常を書いたものだった▼サンパウロの心身障害者施設で実習していた二十三歳のSさんは、短歌と文を投稿していた。「耳もとでささやく歌に身をゆらす父より年ゆ ...
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東西南北
3月26日(金) 大サンパウロ市圏で節水の可能性が高まっている中で、サンパウロ州水道局(SABESP)は出水量制限装置をつけるように指導している。シャワーに取り付けると最も効果が発揮され、使用水量は三〇%まで下がる。蛇口で七〇%、水洗式便所で七〇%まで落ちる。 ◎ ブラジル南東部にある配電会社のうち四十万件以上の配 ...
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コラム ALIGN=”MIDDLE” BORDER=”0″> 「事務局の負担を軽減させたい」。ブラジル日本語センターの総会で役員の口から、そんな言葉がよく聞かれた。 各種事業やイベントの会計処理などが、一気に事務局に持ち込まれて機能がパンクしそうだという。 ここ数年の ...
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北海道のニシンが豊漁だという。昨年の漁獲量の一〇〇倍で二千トンを超すのだから大変な海の幸と言える。同僚に利尻島(アイヌ語で鳥が多い島の意味)で生まれ育った人がいて話題の増川町の隣町に住んでいたのだが、この町には今は懐かしき「鰊御殿」が何棟も立ち並び昔日の繁栄を物語っているそうだ▼秋田や岩手と宮城県では「カド」と呼ぶのだが、北 ...
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3月25日(木) サンパウロ大学付属のクリニカス病院に二十二日、医者の服装をした男が侵入、女医二人の財布を盗んで逃走した。昨年十二月に設置された防犯カメラが犯行現場をとらえ、グローボ・テレビ局が放映した。男は白衣を着て、聴診器を首にかけていた。同院の職員休憩室に入り、室内をかき回して財布を取った。偽医者は、院内では窃盗以上 ...
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コラム ALIGN=”MIDDLE” BORDER=”0″> 「(日本祭りの郷土食広場に)昨年も参加して儲けさせてもらいました。今年も参加します」―さきの北海道協会定期総会での質疑応答の際の谷口出穂会長の答弁。参加の常連の各県人会の総会では、必ず来る七月の日本祭りが話題 ...
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岩手県人会は、中高年世代にとって魅力のある県人会のようだ。他県人も会員になる。尤も、協力会員だが…。母県に賛助会員になりませんか、と呼びかけたら、さっそく応じた人たちがいた▼協力会員として入会する理由は――図書がある、場所がよい、開放的、寄りやすい、などだ。図書は無料で借りられる。期限などうるさいことはいわない。鷹揚(おうよ ...
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3月24日(水) 映画『ア・パイション・デ・クリスト』が十九日、ブラジル各地で一斉に封切られた。伯字紙は、涙を誘い、物議をかもした作品と紹介。キリスト教徒には特に深い感動を与えるようで、「私は罪の償いが足りなかった。キリストを殺したのはローマ兵ではなく、私の罪だ」と初日、映画館出口で伯字紙記者に〃告白〃する退役軍人(六〇)も ...
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3月23日(火) 二十日深夜に秋が始まった。前日午後、ほぼ一週間ぶりに大サンパウロ市圏で強いにわか雨が降り、サンパウロ市内各地で浸水を引き起こした。渋滞は今年最高の百六十三キロを記録。マウアー市では雹(ひょう)が降り積もり、一時鉄道を止めた。気象予報士たちはエルニーニョ現象がないために四月は少雨で、空気が乾燥し、大気汚染の悪化 ...
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「百周年記念事業はどうなったの?」と取材先でよく聞かれる。百周年祭典協会役員や事務局に聞いても、「吉岡黎明さんが帰ってこないと分らない」との返事。吉岡さんは記念事業を決めるプロジェクト委員会の委員長だが、二十日まで訪日していた。 百周年事業は十五日に締め切られたが、新規に応募された事業案が「三十八」あったということをなんとか ...
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