2月4日(水) ダッタフォーリャが昨年、十六歳以上のサンパウロ市民四千五百九人を対象に調査したところによると、犯罪容疑者の供述を取るのに警察が拷問することに賛成した人は二四%だった。うち七%は容疑者全員を拷問、一七%はケースバイケースでと答えた。九七年の調査では二〇%が拷問を認めた。今回の調査で十六から二十五歳の若者に限ると、 ...
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コラム オーリャ!
新年会を取材して、日本カントリークラブというのは不思議な団体だと思った。六千家族、三万人の九割が日系人というコロニア最大の組織なのに、邦字紙にはあまり登場しない。たんに記者が怠けていると言われれば、それまでだが。 故・山本勝造氏らが一九六〇年に創立、五十人から始まった。日本庭園を造成、六八年から「地蔵祭り」を実施し、すでに伝 ...
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江戸時代の俳人で治水家としても知られる素堂は「目には青葉山ほととぎすはつ鰹」と江戸っ子らのカツオ好きを一句に詠みあげ後世に名を遺すほど有名な人である。尤も、鎌倉時代まではカツオを食べるのは嫌われて軽んじられ貴人らは遠ざけたのにどういうわけか江戸の人々は大好き。とりわけて初夏の訪れとともにやってくる初鰹の評価が高い▼女房を質に入 ...
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2月3日(火) 三十一日午後、大サンパウロ市圏サント・アンドレー市刑務所から百四十九人の受刑者たちが脱走する事件が発生。一日午後までに、四十人が再度収容され、五人が射殺された。第四警察署のクラウジオ・ノムラ警部は、「まだ、百四人が逃走中だ」と、注意を呼びかけており、シウヴァ同刑務所長が三十一日に発表した「七十人から八十人」を ...
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高がニワトリ―ではあるのだが、鳥の風邪引きにも困ったものだ。正式には鳥インフルエンザと呼ぶらしいけれども、これに感染すると鶏も家鴨などもバタバタと倒れ死んで行く。安全地帯としていた日本にもやって来て大騒ぎになった。が、被害が飛び抜けて大きいのは中国と韓国やインドシナ地域の国々である。仏教の国・タイは食の大国でもあるのだが、感 ...
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1月31日(土) 本二面の「金融市場、大きく動揺」の記事で、ニューヨークにいるカルドーゾ前大統領は同日、「自分が大統領だった頃、幾度も金利を下げて欲しいと思ったが、中銀はなかなかうんと言わなかった。中銀が正しかった時もある。でもそうではない時もあった。今のブラジルに対して『金利を少し下げた方が良い』と言いたい」とアドバイス。「 ...
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商店・住宅混合地域に建設中のビル。掘り下げられ、ダンプカーで運び出される土がポロポロとルアにこぼれる。少ない回数で運び出そうとし能力以上に積むせいか、あるいは、積み方が杜撰(ずさん)なのか、車体がゆれると、土が落ちる。 そこへ降雨。乗用車は泥をハネあげ、歩道に飛ばす。乾けば土ぼこり。歩道沿いの住宅、商店、通行人が〃犠牲者〃。 ...
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パラナの二つの日系団体の新年祝賀会開催のことがさきごろ、送信されてきた。新年祝賀会には違いないが、そうは言わない。式典創設時の呼称そのまま「新年拝賀式」である。いうまでもなく、皇室を敬った呼称だ。日本では、おそらく死語だろう▼新年拝賀式では「御真影」(天皇皇后両陛下のお写真)に最敬礼する。昭和2ケタ生まれも十二、十三年生まれ ...
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1月30日(金) ルーラ大統領は二十七日、インドのニューデリーで演説。ブラジルの企業家は文句を言う前にもっと売れ、と批判した。インドの企業家は既にブラジルに進出し、企業活動を開始したが、ブラジルの企業家は政府に泣きついて投資を求めてばかりいると、こき下ろした。演説を聞いていたブラジル人企業家は、大統領はわれわれ企業家の輸出努力 ...
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二月は国内各地の大学で新学期が始まる季節。東洋人街近くの大学も、多くの学生で賑わう。 某大学では年明け早々、新入生向けに数学、ポ語の補習授業を開始した。「大したことない」と見くびっていたところ、初日から教室は満席、先生への質問も続出。熱心な隣席の学生は、ポ語が不得手なオーリャっ子にまで、数式の説明を求めてくる。 夜間コース ...
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