1月15日(木) サンパウロ市博物館の落成式に展示する資料収集のため、専門家三十人が十一日から十八日まで、活動している。同博物館は九月に展示が始まる。三十人は環境学、建築学、都市学、人類学、社会学、歴史学、医学、音楽などの専門家で成る。全員で延べ八十キロを歩いて調査する。サンパウロ市制四百五十年記念事業の一環として行われる。 ...
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コラム オーリャ!
「女人禁制です」 ヴィアジャンテ倶楽部の親睦会(橋浦行雄代表世話人)が十一日に行われた。会は男の社交場だとある出席者が言い切った。 五十年以上の歴史を誇るが、来賓者を除いて、この伝統は「一度も崩されたことはない」という。 とはいえ、ここはブラジル。「週末に家族を自宅に残して、一人で外出するなんて?」と疑問に思った人もいる ...
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狂牛病(BSE・牛海綿状脳症)の牛、中国で猛威を振るった新型肺炎のハクビシン。それに鳥インフルエンザの鶏と近ごろは動物を通じての病気がやたらと多い。これまでは安全地域とされてきたアメリカでもBSEが発生し日本も輸入禁止の措置をとったが、その列島でも狂牛病が見つかり大騒ぎになったのは記憶に新しい▼そんなにところへ山口県で鳥インフ ...
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新年を迎え、読者のみなさんも、日常生活にメリハリ(緩めることと張ること)をつけようと、気持ちを新たにしているのではないだろうか。よく長寿とは、単に長生きすることでなく、元気で長生きすることだといわれる。元気でなければ、生活にリズムやメリハリはつけられない▼さきごろ、本紙中面に「ハエ(蝿)も老いで物忘れ」という記事があった。東京 ...
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1月14日(水) やっと夏らしくなってきた。十一日正午、サントス市海岸の気温は三十四度に達した。同日は朝から晴れ上がり、寒暖計の気温はぐんぐん上昇した。そのためサントス海岸地帯に住む人々が多数、海岸へ向かい砂浜は日傘で埋まった。雨が連日続いたためか、サンパウロ市民の姿はあまり見られなかった。グアルジャー市のエンセアーダ海岸では ...
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ヴェージャ誌十四日号の特集記事「〃決断〃あなたの選択が成功を左右する」には、チャーチル英国首相、ビートルズら世界的有名人の人生を決めた決断と共に、精神科医の千葉イサミ氏(六二、二世)も紹介された。「親が決めた配偶者をめとるという日本的伝統を破り、家を出て恋愛結婚する」決断だ。 長文記事の最後は、なぜか、原爆投下地に広島が選ば ...
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十二日の東京は冷え込みが厳しく市民たちは暖をとるのにやっきだったらしい。露や中国大陸から寒気が押し寄せたのと「放射冷却」の影響が大きかったために午前七時前の寒暖計は一・九度にまで下がり、やっと初氷が張った。気象庁の発表だと、こんなに遅れての初氷は一九二五年の観測開始以来のことで七十九年振り。日本列島が暖冬異変に見舞われているの ...
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1月13日(火) 〇三年のブラジル全体の電力消費量は、〇二年と比べて四・六六%伸びた。全国エネルギー・システム組織化機構(ONS)によれば、この伸び率は過去最高。〇三年の全消費量は三十六万四千六百四十二ギガワット時。うち九〇・〇三%が水力発電で、イタイプー発電所だけで二四・四二%発電している。火力発電は五・五二%、原子力発電は ...
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ブラジル日系社会の学術機関、サンパウロ人文科学研究所で所長および専属研究員の不在が続いている。宮尾進前所長と脇坂勝則相談役、鈴木正威理事が交代で〝参勤〟しているのが現状だ。 宮尾前所長は「遅ればせながら、うちもペレストロイカ(再構築)の必要に迫られている」と、二十年ほど前に流行した言葉を用いて自嘲する。 空白のままの人事と ...
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ちょっと旧聞になりますが、首相が靖国神社を参拝するたびにどうして大騒ぎになるのでしょうか。元旦。小泉首相は皇居での新年祝賀の儀を終え靖国に向かい「国家の平和と安全」を祈りました。紋付き袴の着物もよく似合い宰相としての風格も滲み真にいい参拝の姿でした。それが、何故か「悪い」になってしまう不思議さ。いつものごとく中国や韓国・北朝鮮 ...
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