将棋の羽生善治名人は「三流の人は人の話を聞かない、二流は人の話を聞くだけ、一流になると人の話を聞いて実行する。超一流の人はさらにそれを工夫する」と著書に記す。 日々人の話を聞くことを生業とする記者として、自戒の念に耐えない言葉だ。きっといろいろな金言を頂いているのだろうが、自分に聞く耳があったかどうか、はなはだ自信がない。 ...
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コラム 樹海
さきに霞ケ浦の養殖鯉がコイヘルペス・ウイルスにより大量死したあと、新潟でも錦鯉が同ウイルス感染で死んだことが確認された。このことはブラジルの錦鯉愛好者の間でも大きな波紋を巻き起こした▼日本側が毎年、ブラジルに送ってくれる稚魚は、しばらく来ないことになった。ウイルスが人には感染しないことが明らかであるにもかかわらずである▼ウイル ...
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12月24日(水) 現在節水態勢に入っている大サンパウロ市圏アウト・コチーア複合貯水池が、二十三日午後六時から一月二日午前六時までのクリスマスおよび新年期間にわたり、給水を通常に戻すという。だがサンパウロ州水道局(Sabesp)は、「パーティー時期だからと水を無駄遣いしないように」と市民に注意している。 ◎ 保健省 ...
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坂下へ向かう街路は広く、教会前広場に流れる時はのどかそのものだ。コロニアル風の家屋がいくつも残る。 フレゲジア・デ・オーはサンパウロ市の北、チエテ川を見下ろす高台に位置。市で最も古い街区のひとつに数えられる。 創始は一五八〇年。ゴイアス方面に金を求めて旅立った開拓者たちの宿場町としての歴史をもつ。北へまっすぐ伸びる街路が広 ...
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イラクのサマワを視察して帰国した公明党の神崎武法・代表が「危険な印象はなかった」と語ったことで陸上自衛隊の派遣も確定的となった。神崎・代表は小泉首相との会談でも、陸自の派遣に前向きの発言をしているし早ければ一月十五日頃に先遣隊を送る方針が固まりつつある。自衛隊のイラク派遣については、国民の五二%が反対しているし政府は慎重である ...
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12月23日(火) もしあなたが、4279万4697・56レアル(約17億円)を独り占めにできたら、一体何をしますか?―サンパウロ州リベイロン・プレット市で二十日夜、ブラジルで人気の宝くじ「メガ・セナ」(第524回)の当選番号が発表された。番号は「19、29、34、41、47、48」。六つすべて当てたのはサンタ・カタリーナ州出 ...
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移民史料館で一番高価なものは何か?「東郷青児画伯の絵画かな」と中山保巳前副館長。東郷画伯の最後の作品となった、移民の歴史を描いたパノラマ画だ。 二科会の会長をつとめた重鎮もブラジルの移民状況には疎かったようだ。 例えばフォイセ。振り上げ方は縦ではなく横に使い、大木を切るのではなく、潅木をなぎ払う物。 例えば切り株。斧で倒 ...
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今年もまた暮れが近づいてきた。不思議なことに還暦が近い年頃になると、時の流れが速すぎると感じるようになり、一年という長いはずの月日があっという瞬間に過ぎ去ってしまう。小さな子供のときには「早く大人になりたい」の思いが強く、あんなに時の来る遅さに苛立ちしたのに―である。残り少なくなった暦を見ると、一月三日には「山根剛氏死去」と記 ...
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12月20日(土) 第百九十二回宝くじドゥップラ・セーナが当たったが、本人が姿を見せないとサンパウロ州南部海岸のプライア・グランデ市は大騒ぎだ。人口十九万人の同市のトー・リッコ宝くじ店には連日、大勢の顧客が押し寄せている。なかには「死んだ夫の宝くじを確かめてくれ」というのもある。同店で売った宝くじは百二十六枚だけ。賞金は約十九 ...
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十二日、JICAの発案で日系研究者協会青年部設立のための第一回会議がサンパウロ市内で開かれた。 目的は日本で学んだ研修生たちに研究発表の場を設けること。若い日系人を育成し、未来の日系社会を担ってもらう。当面はJICA研修生が主だが、将来的には県費留学生・研修生も受け入れたいという。 一方、「私たちに何ができるの?」という声 ...
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