12月5日(金) 元軍警二人がパラナ州で未決拘留されたが、脱走した。一人(三五)は州立刑務所に入っていたが、二年前に脱走。もう一人(二七)は、高級住宅ビルや高級商店を専門に襲う犯罪組織のメンバー。二人は六月、クリチーバ市で起きたビル強盗の犯人とみられている。二人はほかの十三人と組んで、配達人、郵便配達などを装いビルに侵入し強盗 ...
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コラム オーリャ!
サンパウロ市南西部のファベーラ、モンチ・アズールを訪ねた。すり鉢状の地形に、五千人がひしめき合うように暮らす。 サンパウロ市の援助とともに、シュタイナー思想を元にしたNGOが活動している。ファベーラを改善したモデルケースと言えるだろう。 同NGOによって、職業訓練所、学童保育施設、診療所、四つの幼稚園などの福祉施設が運営さ ...
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女優のエリザベス・テイラーは、エイズ予防運動を展開し南アのネルソン前大統領も救済活動に熱心な活動家だ。ネルソンは「エイズはこれまでのすべての戦争や飢饉よりも多くの人命を奪っている」と訴える。あるいは―二十世紀が生んだ最悪のものが「エイズ」かもしれない。八〇年代にNYで発見されたときには世界中が驚き恐怖に包まれた▼学者は「治療薬 ...
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12月4日(木) 連邦警察は二日、ペルナンブーコ州で腎臓取引の容疑者十一人を逮捕した。連警によると、この犯罪組織は二人のイスラエル人によって指揮されていた。腎臓を密売するために、候補者は血液型検査などを受け、合格すれば南アフリカへ行く。そこで片方の腎臓を取り出す手術を受け、報酬として六千~一万ドルが支払われる。連警は、すでに三 ...
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東洋系の人たちが多いフェイラ・リブレにドラ焼きと今川焼きのちゃんぽんのような食べものの店が登場。その場で焼いて販売する。ここはブラジルだ!と心底思うのは、中に入れるのが「小豆餡(あずきあん)」だけでないことだ。 客の注文に応じて小豆以外のものをいれる。もちろん、メニューは店側が用意している。小豆でなければ食べられたもんじゃな ...
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翻訳者養成シンポで辞典編纂者の脇坂勝則さんは語った。一九五四年、サンパウロ市四百周年祭の折、『マラビーリャ・デ・コント・ジャポネース』(日本の物語の珠玉)を出版した時以来、翻訳分野において長い間、何ら成果がなかったという。「多くの個人的犠牲を払う長い人生だった」。 当時、日本語翻訳本を出版しても商売にはならないという意識が出 ...
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先月半ば、札幌の夜の歓楽街ススキノで「はしご酒大会」が行われた。日本における「酒」と「酒飲み」への寛大ぶりを改めて知った。〃酒飲み文化〃の特殊性といってもいい。ブラジルとは、いや、諸外国とは「酒」と「人」の関係がまったく違うのである▼ススキノのはしご酒大会の実行委員会事務局はタウン誌出版社。三千五百円(約九十一レアル)払うと、 ...
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12月3日(水) 少年院の少年五十人が二十八日正午から約三十分の間に、サンパウロ市西部バーラ・フンダ区にある遊園地「プレイセンター」で顧客を次々に襲い、貴重品、現金を強奪した。少年たちは同プレイセンターから招待されていた。正午になって、お化け屋敷の入り口前にできた列が襲われた。並んでいた人たちの帽子を取ってはリュックサックの中 ...
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神はどこにいるのか。そんな思いを禁じえない事件が連日のように報じられている。 これは旧聞になるが、ロンドリーナ市で十歳に満たない少年が連続殺人を犯し世間を騒がせたことがある。 少年は貧民街に住み日本人修道女たちが運営する施設に通う子だった。その修道女らがこのたび引き上げを決意した、という。 二十年前に来伯したひとりの齢は ...
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もっとも恐れていたことが現実のものとなってしまった。イラクの日本大使員二人が乗る四輪駆動車が銃撃され奥克彦・参事官とアラビア語が専門の井ノ上正盛・書記官の死亡が確認されたのである。バグダットの北にあるティクリートで開かれる復興支援の会議に向かう途中での不幸でありイラク人の運転手も死去している▼イラク北部はフセイン元大統領の故郷 ...
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