犯罪がふえた。世の中物騒である。マイナス思考はよくないが、周囲を見渡すと、どうしても滅入る話が多すぎる。先月来、サンパウロ総領事館でコロニアの主だった団体の関係者を集め「安全対策の話し合い」が行われた。館側から強盗や詐欺の被害例が報告され誰しもが「気をつけねば」と思ったに相違ない。最善の防犯対策は「油断は禁物、緊張感を捨てず」 ...
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コラム オーリャ!
二百年前にブラジル初到来を果たしたのは、四人の陸奥国人だったが、残念ながら宮城県人会からの式典参加はなかった。「急な招待だったから調整できなかった」とは中沢会長の弁。 SC州と青森県の姉妹州県提携の関係で、青森県人会のイナ会長は姿を見せていた。また、文協の吉岡黎明副会長は、肝心の式典が終わった翌日の土曜日午後に姿を見せた。日 ...
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先月、リオ市で出品者の平均年齢が八十二歳という日系美術展が開催された。七十歳以上の愛好家で構成される「青竹会」の第一回展だった。これに関して会長の松本泰子さんから便りが届いた。 開幕日の模様を報告して曰く、地元日系人ばかりか日本びいきの作家パウロ・コエーリョさんまでもが顔を出す盛況ぶり。「メンバーの顔は少年少女のごとくキラキ ...
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11月11日(火) サンタ・カタリーナ州イタジャイー市一帯に降った大雨で六日夜、エスピニェイロス区の橋を渡ろうとした車が押し流され三十八歳の男性が死亡した。気象庁の発表によれば、六日午後十一時から七日午前二時までに同地域に百十七ミリの雨が降った。イタジャイー市の九月の平均降雨量は百四十ミリ。カンボリウー市、バーラ・ヴェーリャ市 ...
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山崎拓・自民党副総裁と熊谷弘・保守新党代表が落選。土井たか子・社民党首は小選挙区では落ちたけれども例で当選し議席は確保したものの国会の実力者には厳しい総選挙だった。自民党は橋本派の村岡兼三さんと政策通の相沢英之さんもが議席を失い国会を去る。恐らく、名のある政党の党首が二人も落選(土井党首は比例で当選)したのは今回が初めてのこと ...
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七日、SEBRAEであった「日本の消費市場動向紹介講演会」で講師を務めた西川りゅうじん商業開発レゾン所長。四十三歳。 企業、官公庁、NPOなどに対する実践的アドバイス、特に六本木再開発事業の一環として、今年四月二十五日オープンの六本木ヒルズでのコンサルティングは有名だ。 西川氏は講演で、「叶(かなう)」という漢字を「口」と ...
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11月8日(土) サンパウロ市南部イピランガ区付近で七日未明、市警刑事(四三)が交通事故で死亡した。刑事は、麻薬捜査課に所属しており、証人(二七)を連れていた。証人は頭部と胸部を強打し、ひん死の状態にある。刑事は、貧民街の麻薬・銃器密売を捜査中だった。警察側は、「刑事が何者かに追われていたのではないか」と推測したが、現場検証の ...
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中曽根・宮沢長老の引退。共産党の顔・不破哲三氏、公明党では市川雄一氏という実力派が総選挙を前にして政界を去った。中曽根氏が「浮沈空母」なら不破氏は「平和論」を引っ提げて闘い国会に一石も二石も投じた政界の雄であり戦後政治史には欠くことができない。こうした引退劇を後にしての衆院選は明日九日が投票日であり開票も始まる▼政権公約(マニ ...
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江戸時代、鳶や大工の間で刺青が流行した。刺青は「むやみに他人に見せるものではなく、祭りや喧嘩の時に見せるもの」と考えられていた。喧嘩で、いったん肌をぬいで彫り物を見せたからには、顔を立てて貰えぬ限り、後へはひかぬという気概があったようだ。 ブラジルは日系、非日系問わず刺青、洋式に言えばタトゥが人気。薄着に、これ見よがし刺青を ...
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11月7日(金) 二日から続いている犯罪組織PCCのサンパウロ州警察襲撃で、また一人、警官が殉職した。五日夜、プライア・グランデ市で、エヴァンドロ・M・オリヴェイラ軍警兵士(三四)が射殺された。兵士は私服姿で帰宅中、銃撃された。さらに爆弾攻撃なども州内各地で頻発。グアルジャー市では、自転車に乗った少年が四日夜、第二次世界大戦に ...
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