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コラム

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コラム 樹海

  「三界に家無し」―未訪日の高齢移民を対象に、去る六月、海外日系人協会が招待した人たちのなかに、予定を早めて帰伯した人がいたことを知って、この表現を思い出した。可哀想に、と同情した▼普通「女三界に家無し」と用いられるが、移民とて六十年も七十年も日本に帰っていなければ、日本に安住するところがない状態になることは明白である。覚悟し ...

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コラム オーリャ!

 援協は奄美会館で少年少女を対象に非行防止プログラムをスタートさせた。この事業はブラジル社会に踏み込んだ支援になる。友好病院で、小児科の無料診察を実施しているとは言え、施設内に非日系人を受け入れるというのは、よほど覚悟がいったよう。  利用者の選考―。地域の学校から推薦を受けた上で、面接して決める。身辺調査はしっかりやるという。 ...

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東西南北

11月6日(木)  深刻な水不足を重視したサンパウロ市は四日から、道路や石像などを再利用水で洗浄し始めた。同市はサンパウロ州水道局から毎月千九百万レアルの再利用水を購入する予定。これまでサンパウロ市は、飲料水を使って道路を洗浄していた。再利用水を取り入れることによって、今までの洗浄水量の八七%を節約することができる。一立方メート ...

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コラム 樹海

 「出稼ぎ」の言葉が使われ出したのは、東北の青森県などの農民が冬場で仕事がないときに東京の建築現場などに働きに行くのを指して言い始めたものらしい。一九六〇年代初めにはもうあったそうだし、農家にとっても現金収入につながり結構な人気に―。農村人口の都市流入ということのようだが、つまるところは経済的な格差が生んだ悲喜劇にも見える▼ブラ ...

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コラム オーリャ!

 松沢成文・神奈川県知事は、選挙応援演説の中で治安悪化に触れ「中国なんかから就学ビザを使って(日本に)入ってくるけど、みんなこそ泥」と発言した。衆院選を目前にして日本では、来日外国人犯罪増加を問題視する動きが加速しているようだ。  「外国人増加=治安悪化」というイメージは、本当だろうか。増えたとはいえ、犯罪の大半はいまだ日本人自 ...

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東西南北

11月5日(水)  大サンパウロ市圏の住民九百万人に配水しているカンタレイラ貯水池は四日、創水量の四・八%の水位を記録。前日より〇・二%少なくなった。サンパウロ州水道局は一カ月前、「五%以下になるのは危険であり、来年節水となる可能性もある」と述べていた。だが当局の現在の姿勢は、「心配しなくてよい」。三十一日、同貯水池上空で人工雨 ...

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コラム 樹海

 第四十三回衆院選挙まであと四日―。在外選挙権をお持ちの方は、すでに投票を済ませているはずだ。ブラジル在住の有権者に絞って言えば、公館投票の場合、大使館はこの一日まで、他のベレン、マナウス、クリチーバ、レシフェ、ポルトアレグレ、リオの六総領事館関係は二十八日から三十一日までに投票を終えている▼唯一、例外は、「郵便投票」を強いられ ...

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コラム オーリャ!

 「死者の日」だった日曜日。小雨に打たれる供花の姿がテレビのニュースに映るのをみて、池坊ブラジル支部「いけばな展」が文協であることを思い出した。  裏千家は来年でブラジル支部創立五十年を迎えるというが、池坊は今年で三十五年になる。その記念展は夕刻にもかかわらず盛況。季節を生けるこころの広がりを目の当たりにし、あらためて感心した。 ...

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東西南北

11月4日(火)  今年のフィナード(お盆の日)の二日は、暴力に対する抗議デモと小雨で市内二十二の墓地をお参りした人は百十万人、例年より三〇%少なかったと関係者は推測している。ペルス墓地に合同葬された軍政の犠牲者追悼式が、遺族千五百人によって雨の中で行われた。シウヴァ神父は「ブラジルのために捧げられた生命を忘れてはならない」と訴 ...

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コラム 樹海

 十一月三日は「文化の日」であり秋の叙勲が発表されるおめでたい日でもある。この秋から栄典制度が改革されて日本の勲章も大きく変わった。第一は勲一等や二等などの勲位と女性にだけ与えられていた宝冠章がなくなったし、男性専科だった「旭日章」が今回からは女性にも適用されるようになった▼秋の叙勲では旭日章最高の大綬章が扇千景・前国土交通相と ...

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