先々週の当欄で「日伯総合センター」構想発表の方法についてふれた。ごく限られた関係者のみ知る青写真を、上原文協会長が日本で発表し、地元を聾桟敷においたことへの〃声無き声〃を重視したためだ。五年後の移民百年祭は老齢化の一途を辿る一世が参加する最後の事業と思えば、小事に拘わらず何事にも無関心ではおれぬ▼上原さんは、コロニアのトップ文 ...
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コラム オーリャ!
式典の後ろにドラマあり――。日曜の岐阜県人会式典に出席した小瀬真澄元会長と山田充伸元会長は、裁判で争うほど山田彦次会長とは犬猿の仲。事実、ここ数年、二人は県人会に距離を置いていた。梶原知事は土曜午後に講演した際、小瀬元会長に声をかけた。「明日、待ってます」。 その後、網野県連顧問や中沢県連会長らとバールで一杯。網野氏は「県人 ...
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10月28日(火) サンパウロ大学(USP)の学生(二〇)が二十一日、サンパウロ市チエテー川で遺体となって浮いているのが発見された。学生は十七日夜、同市中心部にある同法学部伝統のパーティー「ペルアーダ」に参加してから、行方不明に。二十二日、父親(五〇)が腐敗の進んだ遺体を身元確認した。学生はまじめな青年で、人間関係での問題もな ...
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リオやサンタ・カタリーナ州の湾や沖合に鯨が泳ぐー。のんびりと数匹が豊かで広大な海にゆったりと戯れる情景は見る人々の心を打ち美しい。その昔―。東北伯のパライーバ州の首都・ジョアン・ペッソア市には日本から進出している漁業会社があり捕鯨船を繰り出しては近海の鯨を撃ち捕り塩漬けなどにして出荷住民の人気も高かったらしい▼もう数十年近くに ...
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「この辺りにレストランはないですよ」 元移民収容所を改造してできたブラス区の移民資料館。館員はそう否定するが、料理の匂いは確かに立ち込めている。 隣接する建物が出所のようだ。恐らく昔は収容所の一部だった場所だろう。人が長蛇の列をなすのがみえる。聞けば、州政府建設の「ボン・プラット」であるという。一レアルで昼食を提供する公共 ...
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10月25日(土) サンパウロ州水道局は三十六時間の交代節水計画を発表したが、高台は給水が復帰するのに四十八時間に及んだ。節水計画の初期に断水となったコチア貯水池管轄五区の高台は二十三日午後六時、正常化した。貯水タンクを設置していない住宅は、炊事や水浴ができず困ったようだ。特に高台に住む場合、バケツや桶に最低限必要な水を確保す ...
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政治家にも定年があるのかどうか。衆院選挙を控えて自民党が揺れに揺れている。党の若返りを望む執行部は比例候補の七十三歳定年制を決めたのだが八十五歳の中曽根康弘氏と八十四歳の宮沢喜一氏という首相を務めた長老がいる。それでも宮沢氏は「総理総裁に恥じをかかせるわけにはいかない」と淡々と引退を表明したが、中曽根氏は「激怒」▼「浮沈空母」 ...
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一九一三年、当時の海外興業株式会社(KKKK)の試験的入植で三十家族が着伯して以来、日本人とともに発展。現在、千三百五十を数える同市の日系家族の活躍ぶりは、サンパウロ州でも多くの人々が認めている。 その日系人たちの拠り所として、和風建築をイメージした日伯文化協会会館が同市に誕生、二十七日、落成式を迎える。協会では日本文化の継 ...
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10月24日(金) 二十一日午後八時ごろ、サンパウロ州アルジャー市と同サンタ・イザベル市を結ぶヴェレアドール・アウビーノ・ロドリゲス・ネーヴェス街道でトラック二台と乗用車が衝突、四人が死亡、四人が重軽傷を負った。事故原因は分かっていない。警察は死亡した四人全員が乗用車に乗っていたかどうか明らかでないとしている。 ◎ ...
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各地の日系老人クラブが、創立三十周年を祝っている。三十年前、日系人の多い町で創設運動が推進され、軒並みといっていいほど、実現したのだ。日本から来た老人福祉の専門官、森幹郎氏や竹田昊援協相談部部長らの援協を介した強力な指導があったからだ▼当時、それまで農業一筋でやってきた日系社会の熟年層(尤も、こんな表現もなかったと思う)は、「 ...
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