10月4日(土) 二日午前三時半、リオ市バーラ・ダ・チジュッカ区の高級住宅街で、棒つき飴(あめ)を口に入れた八歳の子どもが二十代の黒人と組んでテレビ・グローボ局従業員(四四、女性)の家に強盗に入った。子どもは被害者にナイフを突き付け、「騒ぐと殺す」と脅し、バンドと電話コードで手足を縛った。二人組は現金二千レアル、一万レアルの金 ...
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コラム 樹海
北朝鮮の外務省が公式に発表した「核再処理を完了」は不気味な感じが強い。北朝鮮は「使用済み核燃料棒八〇〇〇本を再処理した」と米国には伝えていたけれども、公式談話は初めてである。しかも、再処理で得たプルトニュウムは「核抑止力に使用」と明言しているのが怖い。つまり―核兵器を造ると言っているのであり、隣の国に暮らす者にとっては嫌でも不 ...
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JICAなど主催のシンポジウム「平和文化構築のための初期の子ども時代」が九月二十八日から三十日まで、サンパウロ市内で開かれた。 発表者は国内民間団体や大学関係者、中米諸国の代表ら。出産後の第一幼児期が、将来の人間形成のため、いかに重要かを活発に議論した。 日系団体の参加がないため、邦字紙では取り上げにくいところだが、出産や ...
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10月3日(金) 誘拐犯グループの中に女子大生(二四、法学部)がおり、三十日午後十時半、サンパウロ市南部モエマ区にある大学の校門前で逮捕された。ハンドバッグの中に被害者二人(学生と事業家)を監禁している住所が記されており、警察は二人を救出した。犯人らは逃げた後だった。女子大生は、食料購入と料理を担当していた。犯行グループの中に ...
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さきごろ、本紙は(六面連載で)元日本語学校連合会の指導者の一人、朝川甚三郎さん(故人)の再評価を行った▼同氏は生前「戦後のブラジルの日本語教育は戦勝派によって守られた」と主張していた。終戦直後、非戦勝派の一部が「従来の日本」をほとんど否定するような言動をとったことを考慮するとき、同氏の主張は正しかったと評価できる▼朝川さんは、 ...
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既報の通り(本紙三十日付け7面)人文研サンパウロ人文科学研究所の の研究員不在は深刻な問題だ。 日系社会研究百年の総括、と打ち出した人文研百年叢書事業。活躍が期待されていた元協会生の研究員も帰国したきり、なしのつぶて。ある理事は「…最近の若者は分からん」と嘆息。 活動活性化のため、理事たちが企画委員会で知恵を出し合っている ...
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10月2日(木) サンパウロ市のセー大聖堂の尖塔(せんとう)二つが、旅行者など一般に公開される。同聖堂の修復工事を請け負った建築会社によれば、実現するには安全装置の付いた階段をかける必要があるといっている。階段建設には半年かかり、費用は百万レアルと見積もられている。ほかに祭壇とパイプオルガンの修復、同聖堂の博物館の建設計画もあ ...
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JICAの名で親しまれた国際協力事業団が国際協力機構に生まれ変わり一日から動き始めた。新理事長には緒方貞子氏が就任し新しい仕事に取り組む。この組織の歴代トップは外務官僚の天下りであったけれども川口順子外務大臣の決断と職員らの力で前国連難民高等弁務官の起用となったそうだが、ここは民間人の指導者が陣頭指揮に立つのが理解しやすい▼新 ...
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JICAなど主催のシンポジウム「平和文化構築のための初期の子ども時代」が九月二十八日から三十日まで、サンパウロ市内で開かれた。 発表者は国内民間団体や大学関係者、中米諸国の代表ら。出産後の第一幼児期が、将来の人間形成のため、いかに重要かを活発に議論した。 日系団体の参加がないため、邦字紙では取り上げにくいところだが、出産や ...
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10月1日(水) 九月二十九日午後五時半、サンジョゼ・ドス・ピニャイス市でダニエルさん家族が住む家の居間の床に突然大きな穴が開いた。ゴーという音を聞き、テレビを見ていた家族と隣人は一斉に外に飛び出し穴に落ちることはなかった。五メートル下の底にはソファー、自転車、乳母車、机が落ちた。土木建築の専門家は、排水管から漏れた水が穴を開 ...
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