スーパーで買い物中、狭い通路の先に日系人の婦人が立ち止まるのが見えた。通路に入って来られるようカートを止めると、「お先にどうぞ」と手招いてくれたので、お辞儀しながら通路を抜けたら、肩を叩かれ、「繊細ね~。日本人だわ」と言われた▼日本人なら、一旦止まって待つ事やお辞儀は当たり前。だが、そんな些細な行為が目に留まったのだと気づいた ...
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東西南北
5日未明、サンパウロ市東部アリカンドゥーヴァで、ラファエル・アパレシード・デ・ソウザさん(23)が、親類の家の前で軍警からの発砲を胸に受けて死亡する事件が起きた。ラファエルさんはこの日、親戚の家に行き、シュラスコを行った後に家の前で従兄弟たちと立ち話をしていたが、その際に彼の兄弟が2人の軍警につけられているのを察知した。軍警側 ...
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現在国内外の漫画やコミックに関する展示会が26日まで、サンパウロ市の「映像と音の博物館」(MIS、Av. Europa, 158 – Jardim Europa)にて開催中。600以上の展示を見学でき、マーベル・コミックスや日本の漫画に関するものもある。また関連の映画上映も行っている。開館時間は午前10時から午後8 ...
続きを読む »“人たらし”な魅力
ブラジル日本語センターの日下野良武理事長は就任直後の昨年4月、活動の3本柱の一つとして「日本との連携強化」を挙げた。その後すぐに訪日し、日本政府へ支援を訴えた。今年で77歳を迎える同氏の行動力には、いつも刺激を受ける。 日下野理事長はかつてサンパウロ新聞専務を務めた経験があり、今もジャーナリストを続けている。初対面の時からサ ...
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8日午後8時、1等が一人当たりすればその賞金が1憶7千万レアルにも及ぶ、連邦貯蓄銀号(CAIXA)主催宝くじ「メガ・セナ」の抽選会が行われる。これは、この直前の抽選会でもあたりが出なかったために繰り越された、13回分の賞金総額だ。4日には12回分の賞金、1億4千万レアルがあたる抽選会が行われたが、その時も当たりが出なかった。今 ...
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あまり大きな声では言えないが、編集部で「博多辛子高菜とんこつラーメン」が特価販売中だ。というのも、賞味期限が迫っているため。通常の袋ラーメンは一人分で8~10レアル。ところがこの「高菜とんこつ」は二人分入って通常価格10レアルのところ、今だけ「特別な値段」で販売している。ピリ辛とんこつが好きな人には答えられない味。「ピリ辛」と ...
続きを読む »主権回復の4月28日は、沖縄には「屈辱の日」
「皆さん、今日4月28日が何の日か知っていますか?」―講演の冒頭で、山城千秋・熊本大学教授が聴衆に質問したが、誰も答えられなかった。ブラジル沖縄移民研究塾(宮城あきら代表)が主催する第1回文化講演会「沖縄産業開発青年隊が果たした歴史的役割」が本部講堂で行われた時の一幕だ。 「1952年のこの日、サンフランシスコ講和条約が結ば ...
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ボルソナロ大統領が2日、SBT局のニュースのインタビュー中、着ていたシャツを上げて、右胸の部分にある傷跡を見せた。これは、大統領選のキャンペーン中だった昨年9月6日に、ミナス・ジェライス州ジュイス・ダ・フォーラで暴漢によって刺された跡だ。「《あれは芝居だった》という人がいまだにいるので」という大統領は、傷を直接見せることで視聴 ...
続きを読む »ブラジル人の“おもてなし”
こちらに来る前、日本で知り合ったブラジル人留学生に友人を紹介してもらい、先日こちらで初めて顔を合わせた。「まだ観光してない」と言うと、彼は親切にもサンパウロ市セントロ周辺を案内してくれた。 オーリャ子がポ語を殆ど話せないため、拙い英語で彼と意思の疎通をした。彼は会ったばかりのオーリャ子を美術館や有名洋菓子店、劇場地下の洒落た ...
続きを読む »巨大商業化した日本祭りへの提言=来場者のための本当のカイゼンを=サンパウロ 中野 晃治
▼シンポジュームでの講演 サンパウロの「郷土食・郷土芸能祭り」が年々巨大化し、「日本祭り」に代わって久しい。『「日本祭りに追い風が吹いている。全伯で祭りに勢いがあり、日系社会を前へと引っ張っている。文化の力で、南米全体を良い方向に変えていきましょう」との熱気で「第1回日本祭り主催者シンポジューム」がジャパンハウスで催され、全伯 ...
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