固い氷に閉ざされた北朝鮮の動きは謎が多すぎる。国民が飢餓状況に追い込まれているのに軍備拡大に勢力を注ぎ込む。覚醒剤の輸出に力を入れ日本領海には工作船を繰り出し自爆沈没もある。ノドン、テポドンのミサイル開発も進む。中でも危険このうえないのは核爆弾の開発である。既に一発か二発は保有しているの情報もだが、米議員団には「さらに製造する ...
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コラム オーリャ!
サンベルナルド・ド・カンポス市のビリングス湖では、サギが見られるようになったという。 この湖には以前、ピニェイロス川から生活廃水や工業用水が流れ込んでいた。魚は死に、臭気もひどかった。 市はピニェイロス川からの水の流入を阻止。九八年から、湖周辺の四十八地区をエコロジーの特別区に指定、環境保全に向けて住民を教化した。 さら ...
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6月4日(水) リオ市の中・上流階級が住むバーラ・ダ・チジュカ地区で、二十七日未明、五十七歳の技術者が妻(四八)、娘二人(二二、一四)を射殺し、直後に自殺した。就寝中の妻に五発、下の娘に六発、上の娘に七発、顔や腹部に弾丸を撃ち込み、本人は風呂場で頭を撃ち砕いた。真の動機は謎だが、友人らによると、物静かで教養があった加害者は誘拐 ...
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都会も物騒だが、地方とくに農村地帯の治安も同様になってきた。今年のカルナバル前後だったか。近郊スザノ在の歌人が近況を伝えてくれたことがあった。電話線が盗まれ、ひどいときは電話を使えるのが週に二日程度。電話局が来て架線すると夜にはまた切り盗られてしまう。どの家もあきらめて携帯電話を購入したそうだ。「家までは侵入して来ないのでまだ ...
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『コラソンエス・スージョス』著者モライス氏は、独・伊国移民より日本移民は、文化・人種的に孤立していたため、独裁政権の民族圧迫を受けて、日系にのみ勝負抗争は生じたと解釈する。 「イタリア人にとってサンパウロ市は〃自分の町〃であり、今でも市民は〃オー、メウ〃と無意識に伊語訛りのポ語をしゃべっている。ドイツ系も白人だから、日本人ほ ...
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6月3日(火) リオ州エスタッシオ・デ・サー大学内で起きた女子大生狙撃事件を捜査していたA・シャーガス刑事(四九)が三十日夜、射殺された。第六警察署所属の同刑事は、元サッカー選手ジャイールジーニョのパーティーに招待され、市警二人と友人一人とともに車で向かっていた。リオ市南部パイネイラス街道で不審な車二台に囲まれ、銃撃戦となった ...
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「首都機能移転」という壮大な計画は、どうやら宙に浮いてしまったらしい。何しろ国会と最高裁判所や首相官邸を東京以外の適当な県に移すというのだから構想としては大きい。霞ヶ関の官庁も引っ越しするはずだったけれども、国の立法・司法・行政の三中枢機関の移転だから話としては面白い。が、さて実行となると費用も巨額になるし簡単ではない▼もっと ...
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漢字で如雨露。ジョウロのことだ。ポ語に由来する「日本語」の一つだ。ショラール(泣く)に語源を持つ、ブラジル音楽ショーロと音が似ている。水が滴る点も共通する。 最近日本の懐メロをそのショーロ風に編曲したCDが両国で発売された。『カフェ・サウダージ』だ。 一曲目は「ゴンドラの唄」だった。命短し恋せよ乙女―。昭和九年には歌姫・佐 ...
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突然、見知らぬ人材派遣会社から電話がかかる。「あなたにぴったりの仕事がある。面接に来て欲しい」。 面接に行ってみた。なんでも、ヘッドハンターが彼の履歴書を見つけ出したらしい。専門職で月給四千八百レアル。紹介する会社に就職したら、四ヵ月間、給料の一割を派遣会社に払うだけでいい。「この仕事は今日が締め切り。いますぐ、三百八十八レ ...
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5月31日(土) 二十九日、大サンパウロ市圏サンベルナルド・ド・カンポ市で演説したルーラ大統領は、記念品として「ジョアン・フェラドール(鉄工)」の木像をプレゼントされた。漫画家ラエルテが一九八〇年代、ABC地帯金属工労組のマスコットとして描いたキャラクターで、スローガンは「きょうは機嫌が悪い」。だが木像には「きょうは調子がいい ...
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