こともあろうに総領事館を舞台の籠脱け詐欺。出稼ぎ中の子息が交通事故でけがをした、入院費や慰謝料を総領事館から送金してあげるので持参するように…。こんな手口で留守居の母親を呼び出し、現金二千レアルを騙まし取った。先々週の出来事だが、再発もあり得るため注意を喚起したい▼どなたも移住したころの体験があろう。最初は珍しさや郷愁なども手 ...
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コラム オーリャ!
まるでTVグローボの人気番組「リンニャ・ジレッタ」を二時間半に引き伸ばしたような映画、というのが話題の『カランジルー』を観終えた最初の感想だ。グループ企業が製作しているから無理もないが。 でも、この映画を通してブラジル版〃塀の中の懲りない面々〃とその生活ぶりを垣間見ることができ、入場料分の価値は十分あった。特に、「ベットの空 ...
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. 4月18日(金) 十八日から二十一日まで、パイション(キリスト受難日)、パスコア(復活祭)、チラデンテスの日が土曜日を挟んで重なり、セマーナ・サンタの四連休となる。サンパウロ市交通技術公社(CET)は、連休中に乗用車約百三十万台が海岸や山地などへ向かうと推測している。連休中のサンパウロ州には寒気団が訪れるもよう。日曜日から ...
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最近、赤間学院からボレチン、パラナ文化運動連盟から2002レラトリオ(報告書)をいただいた。日本人の習性で?両冊子から日本語による記述を探した。一行はおろか一字すらなかった。おそらく、だいぶ前から、消えていたに違いない。時代である。いたしかたない、ではなく、ポ語だけでいい、そうでなくてはならない時代なのだ、と思う▼サンパウロの ...
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十二日、第十代文協会長に就任した上原幸啓氏。子供のころに農業移民の両親と共に来伯している同氏は『自分のルーツは水呑み百姓』とあいさつの中で話し、「日本移民の基本は農業だということを忘れてはならない」と訴えた。 日本人の強さは農業によって培われた『結束力』であることを強調し、「これからの文協経営はチームワークで行っていきたい」 ...
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4月17日(木) 十五日、サンパウロ市南部ジャルジン・アンジェラ区トレス・マリーアス街で、麻薬組織が商店に閉鎖命令を出した。カッポン・レドンド区第四十七刑務所内拘置所で死亡した同組織一員のセアラー(通称)に服喪するため。同日サンパウロ州カンピーナス市ヴィラ・ボア・ヴィスタ区でも、商店や学校、保健所などが麻薬組織に閉鎖された。 ...
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フセイン政権は終焉し「平和」になったもののイラクの混乱は続く。暴徒と化した市民の略奪。食糧や水の不足。警察組織の再建も急ぐ必要があるし医療の不備も指摘されている。アメリカを軸とし反フセイン派を中心にする暫定行政府の設立を急ぐ動きも活発ながら社会的な混迷は暫くは続くと見たい。それにしても、イラク国立博物館への暴徒襲撃は悲劇としか ...
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植木茂彬氏は鉱山動力大臣に就任した一九七四年に勲一等瑞宝章、七六年に勲一等旭日章を受章している。もちろんコロニアでは彼一人だ。授章式で出会った現役大臣に「あなたは外国人でよかった。日本人なら大臣でも勲一等はもらえない」と耳打ちされたそう。 ちなみにブラジルの勲一等受章者は多く、駐日全権大使や大臣など、日本に繋がりのある政治家 ...
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4月16日(水) 十四日未明、リオ市で麻薬組織のテロ攻撃が再度あり、南部フラメンゴ海岸グローリア・ホテルが銃撃された。十五日には、北部ボンスセッソ区ブラジル通りで軍警が麻薬密売人らと撃ち合いとなり、軍警官一人が手を負傷している。今年に入ってから同市内各地の観光地で麻薬組織のテロが頻発している。動機は西部バングー複合刑務所の規則 ...
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戦後移民がはじまって五十年。各地に送り込まれた計画移民がどれほど苦汁をなめたか、史実の示すところだ。戦前の移民と似たり寄ったりの辛苦を重ね、運・不運も手伝って成功者もあれば、その逆の境涯者もいる。移民社会は複雑で新移民に希望を与えたり、がっかりさせたりの習わしであったように思う▼半世紀経ったいま大方が忘れてしまっているのに渡航 ...
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