昨年、甲子園に初出場した日章学園関係者に聞きたいことがある。 「ブラジル人は客寄せパンダだったのか」と。 四番の瀬間中ら投打に渡って活躍した三人の日系人が、その原動力だったのは間違いない。 一チームで三人もの外国籍選手が活躍するのは初めてだけに、グラウンド内外でその注目は高かった。昨秋のドラフト会議で瀬間中ら二人が指名され ...
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東西南北
2月15日(土) サンパウロ市西部の一般電話を担当するピニェイロス区のテレフォニカ電話会社が十三日未明、十五人の強盗グループに襲われ、総額二十五万レアル相当の物品が盗まれた。強盗二人が正面の門で門番を取り押さえて侵入。すぐ後トラックで残りの仲間もやって来た。約四時間後、トラック一台、フルゴン車二台、コンビ車一台、パソコン約九十 ...
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2月14日(金) 「誘拐犯罪の首領格逮捕」事件で、逮捕されたペドロ・シエシャノヴィッツ容疑者(四八)は、過去に八件の誘拐を実行し、身代金約百十万ドルを奪ったと供述した。以前受刑中に、企業家ジニス氏の誘拐犯からテロ技術を学び、刑務所脱走後に誘拐を始めたという。人質は企業家四人、元州議員の娘一人、母子の二人、企業家の娘一人、元下議 ...
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昨年の選挙で日系人候補は不振を極めた。国政レベルで開票時、唯一当選を決めたのがパラナ州から出た高山秀和氏だった。州議員をつとめたことはあるものの、同氏が議員としてどんな考え方をしているのか、あまり明らかでなかった。最近、パラナ新聞紙上で、活動目標の一端を披瀝していたので紹介することにする▼一つは、労働者の農村離散の歯止めだ。米 ...
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ボーイスカウト連載(本紙六面)の一回目でボーイスカウトの創始者、ベーデン・パウエル卿について触れた。 この名前を聞いて詩人ヴィニシウス・デ・モライスとの共作で多くの名曲を世に送り出したブラジルギターの名匠バーデン・パウエル(ポ語読み)を思いだした音楽ファンも多いのではないだろうか。 ボーイスカウト運動の創始者ベーデン・パウ ...
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2月13日(木) サンパウロ市の貧民街増加で、フォーリャ紙は各区での貧民街占拠地の比率を掲載した。最も貧民街の比率が大きいのは南部カッポン・レドンド区で一三・一五%。次いで、東部ヴィラ・ジャクイー区(一三・〇一%)、ラジェアード区(一一・一五%)となっている。貧民街の比率が一%未満の地区ばかりある場所は中心部のみ。 ...
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このところ新聞紙上には「米国と西欧に溝」の見出しがよく載る。イラクへの攻撃を巡る独仏との意見の対立が深刻化しているのは事実ながら─米国としては「武力行使を支持する」と表明している欧州の十八ヵ国を重視する方針を固めたらしい。独仏は欧州の要の国だけれども、英伊やポルトガルなどの八ヵ国が米支持の声明を発表し続いてルーマニアなど十ヵ国 ...
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五か年計画で建設が進められてきた養護老人施設、あけぼのホームが完成した。白亜の壁が、太陽の光を受けてまぶしい。 グアルーリョス市もようやく、施設周辺の舗装工事を開始した。バスの路線が延長されれば、交通の便も格段とよくなるだろう。 気をもむのが治安対策。ファベーラの近くに建築されたものだから、老人ホームが一際、目立つ。 周 ...
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2月12日(水) サンパウロ州リベイロン・プレット市内の中流階層の住宅ビルで八日、ボチジョン・デ・ガスが爆発し、門番二人が死亡した。ボチジョンはビルの地階に収納されており、爆発でポルタリアは破壊され、門番三人が五メートル先まで飛ばされた。警察は、ボチジョンからガスが漏れ、地階全体がまるで爆弾のような状態にあったとみて、「オザス ...
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公開討論会。文協(ブラジル日本文化協会)改革委員会によって先週末実施された。近ごろ珍しい企画でもあり、意義あるものとなった。けだし人の意見、主張を黙って聞く(聞かされる)のは並大抵のことではない。ただただ「忍の一字」あるのみ。大方がそう思ったのではなかろうか▼なにせ文協始まって以来の公開討論会だ。出席者はおよそ半世紀に一度の機 ...
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