「弁護士との話はうまくいっているか」。 「ええ」。 「もし、ここ(刑務所)から出られたら絶対幸せにする。でかい強盗を一回して、一生働かなくても暮らせるようにしてやるからな」。 映画のセリフではない。東京農大給費留学生OB、森田欣さん(昨報「本田」は誤り。お詫び訂正します)の友人が通話中、電話線が混線して聞いたもの。 森 ...
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東西南北
1月22日(水) リオのバングー刑務所内のペドロ・メーロ・ダ・シウヴァ拘置所で、二十日早朝から暴動。三十人の拘置者が脱走してから、軍警七人が人質にされた。二十一日正午の情報によると、脱走者十二人が再逮捕され、軍警官七人はいまだ解放されていない。拘置者たちの要望は、既決囚を刑務所に移すこと。拘置所の外にいる拘置者たちの親戚による ...
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農薬の残留は人々の健康を蝕む。本紙(十七日付3面)の《農薬汚染度増す農産物》―八割が許容数値を超える―を読まれた方は多かったのではなかろうか。農薬汚染の野菜、果物のうちイチゴが〃汚染度トップ〃の座に。イチゴ大好き組は警戒心を増幅させたに違いない。次いでトマト、バタタ、マモン……とつづく▼検査九品目の中でニンジンだけがゼロ%。だ ...
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サンパウロ市の物価は世界最低レベル!――とする調査結果が、英国の権威あるエコノミスト誌の研究機関から先週発表された。世界の百三十四都市で調査が行われ、東京が一位で、サンパウロ市はなぜか百二十一位と最低レベル…。 生活者の感覚としては、どう考えてもサンパウロ市の物価が安いとは思えないが、偉い学者さんが計算するとそうなるらしい。 ...
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1月21日(火) 昨年七月二十五日、貨物の高さの限度をオーバーしたトラックに破壊されたサンパウロ市西部のエウゼービオ・マトーゾ陸橋が、修築工事を終えて十七日午前、開通した。橋は六車線規模に拡張された。 ◎ ロジージオ(サンパウロ市車両乗り入れ制)が二十日から始まった。乗り入れ禁止の時間帯は、例年と同じく午前七時から ...
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前立腺ガンの摘出手術を受けられた天皇陛下の経過は順調なご様子らしくもうお粥を食べれるようになられたのは真に喜ばしい。メスを取られた垣添忠生・国立がんセンター総長や金沢一郎皇室医務主管などの会見によると「手術は大成功」であったそうだし、転移も見られなかったのは幸いと申すほかはない▼昭和天皇も手術を受けられたけれども、一昔前なら考 ...
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今日二十一日は「世界宗教デー」ということで、〃救い〃の話でも。 日本帰りの知人からお土産を頂いた。インスタント・ラーメン。値段はたった二十五円という。底知らずのデフレ振りに絶句した。商品名は『幸麺』といい、宣伝文句は「元気が出て、幸せになる中華そば」。大ヒットらしい。出口なしの低迷は、中国製インスタント麺に〃救い〃を求めると ...
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1月18日(土) 十六日のベロ・オリゾンテ市の土砂崩れ事故で(本紙二面)、生き埋めになっていた子供たちの一人、フェリッペ君(一〇)は午前中、消防隊員らに土の中から助けを求めた。救助活動中、隊員らと二十分ほど話していたが、二度目の土砂崩れが発生。「少年は死んだ・・・」。消防隊員らや住民たちは泣き出した。同日夕方、死んだと思ってい ...
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スイスの新興宗教がクローン人間を誕生させたと発表した。女の子だそうだが更に四人が出産近いそうだ。この他にもイタリアの産婦人科医が妊娠成功を公表し各国が規制するならば「公海上を航行中の船舶で出産させる」とまで発言し世界から非難を受けている。尤も、本当にクローン技術で妊娠した確証はなく、医学界では疑問視する見方が強い▼一九九六年に ...
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昨年十月下旬に来聖した日本人青年。日本を六月に経ってからブラジルを旅行したはいいが、途中で持金が無くなった。 カンポグランデから徒歩でサンパウロを目指したものの、途中で力尽き、地元住民のカンパでサンパウロまでようやく辿り着いた。 しかし、サンパウロでも野宿など浮浪者同然の生活を続け、ついに援協に保護された。リベルダーデ区の ...
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