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コラム

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大耳小耳

 1938年に創刊した短歌誌『椰子樹』(椰子樹社、多田邦治代表)の第380号が3月に刊行された。イビウナの瀬尾正弘さんの「元祖となりぬ」10作の先頭には《それぞれに大望いだき移住せしコチア青年二千五百人》。たしかに子孫からすれば、一世は全員元祖だ。《移民老い縦書読者消え失せてついに倒産日語新聞》《亡くなれば貴重な蔵書贈与され盛ん ...

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令和時代を目前に、日系社会へのお言葉を振り返る

 4月30日に今上天皇が退位され、5月1日から新天皇が即位して「令和(Reiwa)」時代が始まる。  この新元号の出典は現存する日本最古の古典「万葉集」の序文にある梅の花の歌、「初春の令月にして、気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす」という和歌からの引用だという。  これについて安倍首相は「梅の花のように、ひと ...

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東西南北

 この週末は、3月31日を巡る議論でブラジルの世論が二分された。一方では、ブラジルを代表するベストセラー作家のパウロ・コエーリョが、これまでほとんど公に語って来なかった、軍政下で拷問を受けた過去を告白するなど、軍政時代の新たな証言がメディアに上った。だが、その一方で、そういった話をせせら笑うことで意固地に反発するボルソナロ派の人 ...

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大耳小耳

 俳誌『朝蔭』第473号が3月に刊行された。《爪に泥ためて農婦のお元日》(小村広江)の作者は富有柿で知られるピエダーデ在住。爪に入り込んだ泥は農家の勲章?! 《初刷の新聞待つも楽しみに》(湯田南山子)からは、邦字紙が年末から3日まで休刊になる間のじれったさが伝わってくる。邦字紙冥利に尽きる作品。《除夜の鐘合図に上る花火かな》(秋 ...

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特別寄稿=麻薬撲滅に向け取締まり強化=米国の麻薬調査報告書が警告=パラグァイ在住  坂本邦雄

 パラグァイの麻薬密売及び資金洗浄に関する、最近のアメリカ当局の壊滅的な報告書によれば、同国における諸般の犯罪行為の元凶は、汚職、法的免責、空域管理の欠如や検察局と国家警察それぞれの麻薬取締に対する不充分な予算にあると言う。  同じく、国境線の脆弱なコントロールや多額な為替送金の監視不備、それに怠慢で圧倒的に未熟な又は腐敗役職員 ...

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東西南北

 かなりの極右派として有名なエルネスト・アラウージョ外相が、「ナチスは左翼から生じた」と発言し、話題を呼んでいる。これは、ユーチューブ上のブラジルの右翼系チャンネルに出演した際、実際に持論を述べて語ったものだ。この発言は、ブラジル国内の学者のみならず、本国ドイツでも問題視されている。同国の国営放送「ドイッチェ・ヴェレ」は同外相の ...

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大耳小耳

 ブラジル日本会議の新企画、連続講演会「日本人の歴史物語」の第1回が26日に開催され、10数人が参加したという。講演した徳力啓三理事長によれば、午前は質問を受けながら徳力さんが話し、午後は座談会方式で意見交換をして、「有意義な話ができた」とのこと。ただし、会話が盛り上がりすぎて「予定されていた3割程度しか話が進まなかった」とか。 ...

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特別寄稿=この国に移り住んで60年=貴方はしあわせですか?=サンパウロ市在住  駒形 秀雄

 私達多くの日本人が希望に燃えてブラジルに渡ってから60年近くの歳月が経ちました。そして、戦前にブラジルに来た親達と地方で農業に従事していた若者たちも、サンパウロなどの大都市に移り住んでからやはり60年前後が過ぎています。  その年月の間には色々苦しい事や嬉しいこともありましたが、人の生涯に例えてみればもう還暦、一区切りの時期で ...

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東西南北

 27日、問題続きの教育相リカルド・ヴェレス・ロドリゲス氏が下院の委員会に参加した。2月には、「学校での国歌斉唱の録画提出」を要求する手紙を全国に送り、大不評。3月には、ボルソナロ大統領の極右思想の師匠オラーヴォ・デ・カルヴァーリョ氏との確執から教育省内の人事更迭を繰り返していた。同教育相に対して不信感を抱く下議は少なくなく、厳 ...

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最後の最後では団結を

 上塚植民地入植百周年の一連の祭典事業は、今後開催される80歳以上高齢者表彰ならびに晩餐会を以って終了となる見込みだ。  勝ち負け抗争や上塚翁が住んでいた地所の売却問題に端を発して関係が縺れ、日伯文化体育協会と日系文化運動連盟の二団体が並存していた当地。だが、入植百周年を機に二団体が統合を見据えて祭典委員会を発足し、これまで歩調 ...

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