コラム

  • 日本文化が『近いようで遠い』ブラジル

     「ブラジルは距離が遠いからか、日本文化があまり伝わっていない」――日系社会に対して、日本の伝統陶芸家である十一代目大樋長左衛門氏が発したその言葉に、少し驚いた。  到着した24日に来社した際、大樋氏

  • 鉱滓が流れ込んだパラオペバ川(Vinicius Mendonça/Ibama)

    「俺達の川は死んだ」―先住民の悲痛な叫び

     25日に起きたミナス州ブルマジーニョの鉱滓ダム決壊の知らせは、世界中を駆け巡った▼土煙を上げながら流れる大量の汚泥が、人間や動物、建物などを容赦なくなぎ倒し、飲み込んでいく映像に、3年前のマリアーナ

  • 大耳小耳

     大樋長左衛門氏は25、26両日にアトリエ本間でワークショップを開催。予定の倍の30人が参加したそう。大樋氏曰く、「2日間一緒に居て家族のような気持ちになった」とか。ワークショップでは当地の土を使って

  • 2009年(平成21年)7月15日、ハワイ州ホノルル市にて(Official U.S. Marine Corps photo by Lance Cpl. Achilles Tsantarliotis [Public domain], via Wikimedia Commons)

    平成最後のお誕生日のお言葉を拝す=「外国人を一員として温かく迎えよう」=サンパウロ市ヴィラ・カロン在住 毛利律子

     今年は来る4月30日に今上天皇が退位なされ、皇太子殿下が新天皇として即位なされる。「平成」という元号は今年平成31年で終わり、新天皇の元号による新しい時代が3か月後から始まることになる。  日本では

  • 東西南北

     28日にサンパウロ市アルベルト・アインシュタイン病院で行われたボルソナロ大統領の大腸縫合手術の詳細は以下のとおり。手術は8時30分からで、当初は3~4時間と見られていたが、実際には15時30分に終わ

  • 大耳小耳

     朝日新聞1月28日付けのコラム「天声人語」で、サンパウロ新聞の廃刊を紹介している。サ紙刊行の『100年 ブラジルへ渡った100人の女性の物語』を引用し、《「自分で道を切り開こう」と、渡航を決めた思い

  • ボウソナロ新内閣の就任式の様子(Foto Marcelo Camargo/Agência Brasil)

    ブラジル短信=「新政権発足、求められる秩序と発展」=1月20日記 サンパウロ市在住 田中禮三 

     新年に、退役大佐ボルソナロ新大統領率いる新政権が発足した。昨年末の総選挙で、過去十数年にわたる労働者党による腐敗政治に終止符が打たれ、新たな年の始まりと共にスタートした新政権へのブラジル国民の期待は

  • 暫定大統領への就任宣言をするグアイド国民議会議長(foto AsambleaVE、Caracas 23-01-2019)

    樹海拡大版=マドゥーロ独裁政権の裏幕は軍幹部とキューバか

    親米勢力VS反米勢力  「一つの国に二人の大統領」――ベネズエラは異常事態に陥っている。  しかも、『グアイド暫定大統領側』(国民議会議長)には米国を盟主とする汎米諸国(ブラジルなどリマグループ)や英

  • 東西南北

     ジャン・ウィリス下議の暗殺を恐れての国外避難に関しては、同下議のボルソナロ大統領との敵対関係が関係し、感情的な判断を行う国民も少なくない。だが、アミウトン・モウロン副大統領はそんな中、「ウィリス氏の

  • 摘発を受けた法定アマゾン内の違法伐採地域(Foto: Mayke Toscano/Gcom-MT)

    ボルソナロがアマゾン絶滅?!=地球温暖化を悪化させるか=パラグァイ在住 坂本邦雄

     環境保護運動には、悪いニュースである。  世界の海洋は予想よりも急速に加温化が進んでいると、最近憂うべき国際研究の結果が報じられている際に、ブラジルのジャイル・ボルソナロ新大統領は、驚いた事に、気候

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