柳誌『ぶらじる川柳』219号が11月に刊行された。《酔わされて本音試さる妻の酌》(歩)は、もしかして浮気調査? 《人生に越えねばならぬ坂いくつ》(さかえ)。「とっくに数えるのやめました」というツワモノも。《捨ててから急に出てくる使い道》(帰)。だから捨てられなくなる?! 《鈍行に乗り換えたいね八十路駅》(歩)。逆に「天国行きリ ...
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極右を「正義」にしてしまった二人の張本人
「ブラジルの“極右”観が他の国と比べてきわめて特殊だ」ということを、コラム子は2日付の当コラムで書いた。そのときは「極右に対しての危機感の欠如」を指摘したが今度は、極右を「正義」だとさえ思っている人が少なくないことを指摘しよう▼「差別主義者的な言動をしておいて何が正義だ」と思う方もいるかもしれない。だが、それこそが、ジャイール ...
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6日、米国で中間選挙が行われ、上院は共和党が過半数を保ったが、下院は民主党が8年ぶりに過半数を獲得した。今回の選挙は、トランプ大統領がボルソナロ氏と比較されることが多い人であるがゆえ、ブラジル在住者としても気になるところ。そこまで「変革」を感じさせるものでもなかったが、これまでのような「共和党圧倒優位」というわけでもなくなった ...
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ファッション・デザイナー森永邦彦氏による新展示「A Light un Light」が6日から、ジャパン・ハウス(Av. Paulista, 52)で開催されている。本展では、パリコレクションでも披露された同氏のブランド「アンリアレイジ」の衣類が展示され、様々な素材の使い方や表現、感光生地などを活かした新たな技術を体験できる。同 ...
続きを読む »言葉を発する前のためらいや熟慮は?
NHKの番組で先日、中高年の男性が「オヤジギャグ」を言うのは、50代をピークに「連合記憶」が活性化する一方で前頭葉の働きが落ち、節制が利かなくなるからと語っていた▼言語学をかじっただけに、「連合記憶」や前頭葉という言葉が懐かしくて聞いていると、年齢や経験を重ねる事で一つの言葉から連想できる物や言葉が増える事と、周りが何と思うか ...
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本日付で報じているボルソナロ氏のスタッフはあくまで「前政権からの引継作業用」であり、正式な次期閣僚とは異なるが、メディアは早くも次期閣僚の人物像を追いはじめている。とりわけ注目を集めているのは、ボルソナロ氏の政党、社会自由党(PSL)副党首で、10月に下院議員に当選したジュリアン・レモス氏だ。同氏は偽証罪で1度逮捕された上、妻 ...
続きを読む »法治民主制の枠組内で改革を=穏健な政権への成熟に期待=ポルト・アレグレ在住 杉村士朗
10月28日、大統領選挙決選投票が行なわれ、保守派ボルソナロ候補者が時期大統領に選ばれた。 13年間にわたるPT(労働者党)政権の腐敗と欺瞞に国民は怒り、軍政賛美など過激な発言をする未知数の元軍人候補者に変革を信託した。 10月7日、第1回投票でPTハダジ候補者と無名小党PSLボルソナロ候補者の2人が決選投票に残った。10 ...
続きを読む »PT(労働者党)の冬=ダニエル・ペレイラ著
PTハダジ候補者は、ルーラ元大統領との「へその緒で結ばれた関係」から生ずる利益と負債を、同時に獲得した。 イボッペ選挙調査によると、9月中旬わずか7日間で支持率が11%急上昇し、大統領選挙戦第2の地位を固めた。1週間前のダッタ・フォーリャ選挙調査によると、拒絶率も9%急上昇し、ボルソナロ候補者と肩を並べる高い拒絶率となった。 ...
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ジャイール・ボルソナロ氏はカトリック信者だが、4日朝は妻のミシェレ氏が通うリオ市の福音派教会「バチスタ・アチトゥーデ教会」の礼拝に参加。ジョズエー・ヴァランドロ・ジュニオル牧師から祝福の言葉を受けた際は、思わず涙を流す光景も見られた。ボルソナロ氏は壇上で「大きな政党の力もテレビでの政見放送の時間もなく、マスコミからは批判されて ...
続きを読む »大耳小耳
在聖総領事館の邦人被害情報によると、10月28日午後2時ごろ、サンパウロ市の東洋街にほど違いドットル・ジョアン・メンデス広場付近の路上で、邦人が携帯を引ったくられる事件があった。被害者はレストランで食事後、店内でタクシーを呼んだ。タクシー到着後に手に携帯を持ったまま店の外にでたところ、自転車に乗った犯人に携帯電話を引ったくられ ...
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