ビニールハウスのような養殖場に入ると、一瞬息が詰まるぐらいムッとし、眼鏡とカメラのレンズが曇った。きけば内部温度は37度以上に保たれているという。 ここは江尻龍之介さん(60、愛知県)が経営するピラルクー養殖場だ。サンパウロ市から南西に127キロのミラカツー市にある。 ピラルクーといえば巨大なアロワナで、アマゾン河の魚市場 ...
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東西南北
今日2日は「死者の日」ということで、サンパウロ市内各地でもミサが行われる。セントロではコンソラソン霊園、西部ではラッパ霊園やサンパウロ霊園、南部ではカンポ・グランデ、サントアマーロ、サンルイス、ヴィラ・マリアーナ各霊園、北部はドン・ボスコ、フレゲジア・ド・オー、サンターナ各霊園で行われる。時間は場所に寄って異なるので、お目当て ...
続きを読む »結局は「お花畑」が招いた極右政権なのか?
10月28日にジャイール・ボルソナロ氏がブラジル大統領に当選したことに関し、国外とブラジル内での温度差のあまりの違いを感じざるを得ない状況となっている▼欧米のメディアは同氏が行って来た女性やLGBT、黒人への差別や銃自由化、政敵への過剰な攻撃ぶりを報道し「民主主義の危機」を報じている。これに関しては、ブラジル内でもフェルナンド ...
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今年に入り、地下鉄5号線をはじめ、新駅の開業ラッシュが続いていたサンパウロ市地下鉄やCPTM(都電)だが、2019年は予算が抑えられることになりそうだ。地下鉄が今年の予算より9・86%減の20億500万レアル、CPTMが8・8%減の34億1千万レアルとなる。これらはすでに、サンパウロ州議会の予算案として承認を得ている。今年は、 ...
続きを読む »大耳小耳
在聖総領事館の安全情報メールによれば、26日(金)正午ごろ、邦人が乗車する車輌が強盗被害に遭う事件が発生した。場所は、リベルダーデ区の下町グリセーリョ街498番の交差点付近。ラジアル・レステ街道の下の交差点で、信号待ち停車していたところ、強盗一人が路肩から現れ、鈍器のような物で助手席の窓ガラスを破壊、運転手の携帯電話を奪って逃 ...
続きを読む »多様性の大切さをもっと大学で学ぶべき
26日夜、退社前に主なネット記事に目を走らせていて、ある記事のタイトルに驚愕。何が起きたのかと調べ始めたら、帰れなくなった▼その記事は大学への司法介入に関するもので、10月30日付弊社サイトで一部を報じた。気になる事件は続き、サンタカタリーナ州ではジャイール・ボウロナロ氏支持者の新州議が「学校の授業を録画し、自分に送れ」と求め ...
続きを読む »「冠婚葬祭」という日本文化=半田知雄著『移民の生活の歴史』より=切な過ぎる一言「先祖を守れません」 サンパウロ市 ヴィラカロン在住 毛利律子
先日、サンタクルースのメトロ駅近くで整体治療院を経営する岸本晟さんから、大変貴重な本をお譲り頂いた。半田知雄氏の『移民の生活の歴史』である。 それは、1908年6月18日に第一回笠戸丸がサントスに着岸した日から、1967年5月、移民60周年記念式典に来泊された今上天皇・皇后をお迎えした時までの、広範、かつ詳細な移民生活の歴史 ...
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大統領選が終わったら、これまでは表に出てこなかったジャイール・ボルソナロ氏夫人のミシェル氏がようやく公衆の前に姿を現すようになり、29日、グローボ局の取材に答えた。ボルソナロ氏の3番目の妻で、現在36歳。8歳の娘ラウラちゃんの母親でもある同夫人は、「夫はよく、ファシストの上、同性愛者嫌悪者で人種差別者だと言われるが、そんなこと ...
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28日の大統領選決選投票で当選が決まったジャイール・ボルソナロ氏に関して、ブラジル国内での受け止められ方と国外でのそれに、かなり大きな差があると言わざるを得ない。国外の報道で目立つのは、「ファー・ライト(極右)の政権がブラジルに誕生した」と、民主主義が危機にさらされる脅威を伝えたものだ。これはブラジル国内での、特に同氏支持者の ...
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歌誌『椰子樹』378号が9月に発行された。 《眞子様の御来場待ちて早朝より超満員なる日本祭》(阿部玲子)も7月の慶事を偲ぶ作品。《店先に華やぎ競う花よりも歩道割れ目の月草ぞ好し》(住谷久)は庶民派の作品だ。映画女優は派手で美しいが、一緒に住むには、自分の好みをよく知っている女房こそが一番?! 《どの会に行くとも戦前移民なく化石 ...
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