史上稀に見る大型贈収賄事件「ラヴァ・ジャット」騒動の最中、10月7日に行われた総選挙は、ブラジル近未来を左右する重要な選挙だった。それにしても、欧米のメディアが選挙結果を大々的に報じているのに反し、日本のメディアでは殆ど話題にもなっていないようだ。日系人約200万人が在住し、親しい国であるブラジルのニュースが、そして、日系ブラ ...
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東西南北
セアラー州フォルタレーザ大都市圏のイタイチンガ市の刑務所で13日、11歳の少女が強姦される事件が起きた。この少女は、同日9―16時の面会時間に、母親と一緒に服役中の父親に会いに来ていた。事件は少女が父親に付き添われて独房を出た瞬間に起きた。別の受刑囚が少女をさらい、犯行に及んだもので、少女不在に気づいた母親の通報で刑務所職員が ...
続きを読む »沖縄戦の惨苦――戦争孤児 親富祖政吉=第4回
しかし僕は勉強にあまり身が入らず、学校を止めようかと思いながら2年生になっていました。2学期になって宮古島から仲村という社会科の先生が転任してこられた。 社会科の試験の成績が良かったということもあってか、先生から「今日先生は宿直だから、色々と話をしたいからお出で」と誘われました。 先生は、学校での勉強のことや人間の生き方な ...
続きを読む »刺青や大麻に対する受け止め方の違い
ホームレスの男性に密着取材したNHKの番組で、首筋や袖口にも刺青を覗かせた青年が、「刺青をしている人が全て悪人ではないと知ってもらいたくて、善行を心がけている」と語っていた。確かに日本ではまだ、刺青は極道などと結び付けて考えられるんだろうなと思い、文化の差を感じた▼ブラジルでの刺青は、おしゃれや意思表示の一つでもある。中には、 ...
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今年から、毎年恒例の夏時間の開始日が、従来の10月第2日曜から11月第1日曜に変わる。夏時間は1931年に導入された、歴史の古いものだが、昨年の大統領令で開始日が変更された。今後は、昨年までより2週間、開始日が後ろにずれる(終了日は2月第3日曜で変わらず)こととなった。今年の場合、国家高等教育試験(ENEM)の実施日が重なるの ...
続きを読む »大耳小耳
頭の中が日本式の〃常識〃でいっぱいの駐在員が、ブラジルの考え方や習慣に慣れることは、ビジネス成功には欠かせない。日本にも「郷に入っては郷に従え」という諺があるが、先進国たる日本の〃常識〃が優先されるのは、よくあること。お客様がブラジル人である以上に、社内の日系人やブラジル人社員とのコミュニケーションは重要だ。でも文化的なズレや ...
続きを読む »沖縄戦の惨苦――戦争孤児 親富祖政吉=第3回
▼しまんちゅの志情 そんな時に僕の部落の近所に住んでいた伯母さんが衰え切って寝たままにされていた僕を見て、「あんた、政吉か」と気付いてくれ、立つことも出来ない僕を引き取って自分の家に連れて行ってくれました。 この伯母さんがギギチャーという木の葉を沸騰させたお湯に浸し、僕の身体を拭いてくれました。すると不思議なことに疥癬は急速 ...
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民主社会党(PSDB)の重鎮、カルドーゾ元大統領は、14日付のフォーリャ紙の取材で、ジャイール・ボルソナロ氏に関して、「私の嫌いな要素が全部詰まっているような男だ」として、大統領選決選投票での支持を全面否定した。カルドーゾ氏は軍政時代に国外逃亡を経験するなど、「民主政治のために戦った」という印象が強い。さらに、ボルソナロ氏から ...
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ジャパンハウス(Av. Paulista, 52)で17日午後7時から、日本食レストラン「藍染」の白石テルマ・シェフによる講演会が行われる。テーマは『出汁―本物の日本の味』。入場無料、1時間前から入場券が配布される。当地で一流とされる日本食レストランのシェフから聞く「本物の日本の味」は、日系団体の婦人部で話題になるものと同じか ...
続きを読む »沖縄戦の惨苦――戦争孤児 親富祖政吉=第2回
▼戦火の果てに―― オバーと母と親族の死 1945年4月にアメリカ軍の海からの艦砲射撃、空からの爆弾が雨嵐のように大きな爆音を轟かせて襲ってきました。当初家の近くや村の山手の防空壕に難を逃れていた村の人々は、「早く逃げろ」と口々に叫んで村を後にしました。 オバーは、家のすぐ近くの防空壕で一緒でしたが、「もう自分はあるけんから ...
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