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ラ米の政治図は左傾化するか?=地域大国メキシコ、ブラジルで=パラグァイ在住 坂本邦雄

フェルナンド・ハダジ候補(Ricardo Stuckert)

 最近のラ米の世論調査の結果を分析すると、地域で最大のメキシコとブラジルの2カ国に於いては、早々に左派の大統領が、それぞれ生まれるかのごとき形勢が窺える。  メキシコでは先達て、次期大統領に当選したアンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール(略称=AMLO・アムロ)氏が、幾十年来の初めての左翼元首として、来たる12月1日に就任す ...

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東西南北

 7日の大統領選は投票時から物々しい雰囲気があった。その理由のひとつは、ボルソナロ氏の陣営がさかんに主張した「不正投票の疑い」というもので、その過程で、「ボルソナロ氏を選んだはずなのに、ボタンを押すと全てハダジ氏になる」という、フェイクニュースのビデオが出回り、それを高等選挙裁判所が否定する対応に追われる一幕もあった。そんなに猜 ...

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大耳小耳

 ジャパン・ハウス(マルセロ・マトア・アラウジョ館長)は、企画展「次元(dimension)」を今月2日から同館地上階(Av. Paulista, 52)で開催している。これは芸術家ユニット「NONOTAK」が手掛けたもので、3つの空間芸術が展示されている。芸術、音、科学技術の斬新な組合せとダイナミックな表現方法により、見るもの ...

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大統領選の投票日直前に急展開=ボルソナロとハダジで決戦へ=サンパウロ市在住 駒形 秀雄

ハダジ候補(Ricardo Stuckert)

 春にしては寒い10月7日、ブラジル全土で大きな事故もなく、総選挙が行われました。  注目の大統領選挙では強硬派と言われるボルソナロ(PSL党)が5千万近い票を集めて1位、ハダジ(PT党)が3千万票で2位となり、この二人で10月28日の第2次選挙が争われることになります。大方の期待に反してアルキミン(PSDB党)やマリナ(RED ...

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「樹海」拡大版=何が〃救世主〃ボルソナロを生んだのか?=国民が持つ既成大政党に対する絶望感、PT政権復活への恐怖、大不況による経済的切迫感

ボウソナロ連邦下議(当時、Foto: Marcelo Camargo/Agencia Brasil)

ボルソナロ連邦下議(当時、Foto: Marcelo Camargo/Agencia Brasil)  「絶望感から来る救世主願望」――ボルソナロ(PSL)が大統領選の一次投票で46%を獲得、ダントツ1位になった勝因を一言で表せば、そうなるのではないか。これは「既成大政党への絶望感」「相互嫌悪の連鎖」「PT復権への恐怖」「長引く ...

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東西南北

 大統領選の投票もいよいよ明日に迫った。今回の大統領選は、問題発言の多さで有名な極右のボルソナロ氏と、ラヴァ・ジャット作戦の影響もあり、政権を追われていたはずの労働者党(PT)のハダジ氏という、両極の対決ということになり、これまで以上に行方の気になる戦いとなっている。ここのところ、有名人たちの支持表明が続いているボルソナロ氏が、 ...

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大耳小耳

 蜂鳥誌友会(編集兼発行人=富重久子)による俳誌『蜂鳥』343号が刊行された。《天空の都の跡や霧襖》(馬場園かね)はペルーのマチュピチュ遺跡を訪ねたときの旅吟。《行く秋やゴヤス街道トラックスト》(田中勝子)はブラジリア在住。意外なものを詠み込んだ作品。この大ショックによって不況のどん底の底に、また大穴があいたデキゴト。《凛と咲く ...

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〝女性の権利〟を叫ぶことがPT支持なのか?

1日のロザンジェラ氏のインスタグラム

1日のロザンジェラ氏のインスタグラム  9月最後の週末の動向で、大統領選が極右候補のジャイール・ボルソナロ氏に大いに有利に働いた。追う労働者党(PT)のフェルナンド・ハダジ氏には悪いことが重なり、肝心の支持率は停滞し、逆に拒絶率は45%を誇るボルソナロ氏に一気に近づいた▼ただ、ハダジ氏が今回不利になった要因のひとつとしてあげられ ...

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東西南北

 選挙直前になって連日のように世論調査の結果が発表されている。既に本面でも書いているように、ボルソナロ氏とハダジ氏の2人を軸にした展開で、少し前まではそこまで差がなかった、ジェラウド・アウキミン氏、シロ・ゴメス氏、マリーナ・シウヴァ氏は苦しい展開に。もっともこの3人、ネット上の一部では「同盟を組んで〃アウシリーナ〃として、拒絶率 ...

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大耳小耳

 俳誌『朝蔭』467号が9月に発行された。《移民祭友は眞子様歓迎に》(熊谷桂子)の作者は在カンポ・モウロン。ということは90キロほど北にいったマリンガで移民110周年式典に参加したのでは。節目の今年らしい作品。アリアンサ移住地の長老健在ナリ―と感じさせてくれる作品は《タンバキー釣れるはゴムの実爆ぜる午後》(新津稚鴎)。ブラジルら ...

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