先週の後半からヴォト・インプレッソをめぐって大騒動を巻き起こしているボルソナロ大統領。味方を増やしたいところだが、なかなか難しい展開となっている。5日には連邦警察が、捜査を行った結果、「過去の選挙の電子投票に不正の形跡は見られなかった」と発表。「不正の決定的証拠を暴露してみせる」と宣言して出来なかった後でもまだ、不正を主張する ...
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特別寄稿=太平洋戦争下の日本・沖縄県人移民の苦難―――サントス事件を中心に=ブラジル沖縄県人移民研究塾代表 宮城あきら=総力あげて検証する沖縄県人会=《4》
【4】埋もれたサントス事件の発掘 (1)偶然の歴史的資料の発見――「強制立ち退き時のサントス在住日本人の名簿と立ち退き先」 2016年8月のある日、沖縄在住のドキュメンタリー映画監督松林要樹氏は、サントス日本人会館を訪ねた。受付の片隅に無造作に置かれている印刷物に何げなく目をやっていると、「1943年の強制立ち退き時のR ...
続きを読む »特別寄稿=ボケ予防手段としての金融投資=じっくり楽しもうマネーゲーム=サンパウロ市在住 元週刊 FAXニュース代表 永井 忍=政治も経済も不透明な8月=(7)
さてブラジルは今、冬期休暇の中、政治面では国会と政府コロナ対策の調査に上院に設置されたCPI(議会審問委員会)が7月末まで休会していても不透明性と要注意の度合いが高まり、経済金融面では休み明けを待って不安定に増減する事態になっている。 政治面では、ボルソナロ大統領とその政権の評価は最新の世論調査で悪化し、Datafolha調 ...
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ここのところ、サンパウロ市での電車の新駅開設のニュースが途絶えていたが、10日にCPTM9号線の新駅、メンデス/ヴィラ・ナタル駅が開業することになった。この駅は9号線の南側の終点だったグラジャウーのさらに南側にできる。現時点では新しい終点となるが、しばらくは限定された時間での運営となるようだ。来年には次の正式な終点となるヴァル ...
続きを読む »特別寄稿=最近、とても感動したこと=ブラジル人茶人の「日本の心」=Klecio さんの茶事に寄せてサンパウロ市在住 林まどか(宗円)
最近非常に感動したことがある。あるブラジル茶人、クレシオさんの茶事に対する心構えにである。ロンドリーナから537キロの道を7時間かけて、車いっぱいに茶道具を積み込み、サンパウロに着き、本人が亭主を務める茶事に臨んだ。パラナ州のトレド(Toledo)の名水を抱えて。 そうして、茶事の当日、早朝茶室に現れ、手作りの和菓子、「きん ...
続きを読む »《記者コラム》東京五輪でのブラジル勢活躍は、リオ五輪の成果
「始まる前は心配したが、いざ始まってみたら意外なほど盛り上がっている」。これはコラム子が感じた、東京五輪に関する日本人の反応ではない。同五輪に対するブラジル人たちの反応のことだ。 時差が12時間違うというのは、本来、五輪観戦にとってはもっとも辛いはずだ。ブラジルの通常の生活で見ることのできるのは、せいぜい日本での午前中の試合 ...
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グローボ局が3日報じたところによると、23年前に日本に移り住んだブラジル人夫婦が東京五輪でブラジル選手の食事の大半を手がける貢献をしているという。企業家のアラン・カルジナリさんと妻で料理人で厨房のシェフを務めるクラリッサさんは、1998年に日本にわたり、愛知県岡崎市でブラジル料理を冷凍・販売する企業を営んでいる。今回の五輪では ...
続きを読む »特別寄稿=パラグァイーパラナ河異常渇水=期待高まる日本の浚渫計画の進展=パラグァイ在住 坂本邦雄
ここ最近の4年間は気候変動のせいか、毎年、南米南部の物資輸送に欠く事が出来ぬ、人呼んで通称水路「パラグァイーパラナ河」の航行水位が異常な渇水状態に見舞われている。 世界有数の市場規模を誇る、ブラジル及び域外への輸送窓口である、ラプラタ河に繋がる輸送手段として、流域5カ国(ブラジル、アルゼンチン、パラグァイ、ボリビア、ウルグァ ...
続きを読む »愛を知らない人々
先日来、耳を疑うような話が続けざまに報じられている。一つは、7歳の息子を虐待していた母親が、薬物を飲ませた後に息子の体をトランクに入れて運び出し、川に投げ込んだ事件。 もう一つは、5月に亡くなったブルーノ・コーヴァス聖市市長が、コロナ禍で外出規制が敷かれている最中の1月に、息子と共にサッカー観戦に行ったとボルソナロ大統領が批 ...
続きを読む »東西南北
ボルソナロ大統領が2日、5月に亡くなったブルーノ・コーヴァス聖市市長を批判して問題となっている。大統領はこの日、サンパウロ州のコロナ規制を批判した際、「外出規制を出しておきながら、知事はマイアミに行き、サンパウロ市長はマラカナンにサッカーの試合を見に行った」とあげつらった。だが、コーヴァス氏が1月にリベルタドーレス杯の決勝戦を ...
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