9日にテニスの世界4大大会(グランドスラム)のひとつ、全米オープンを、日本人の母親を持つ大坂なおみ選手が優勝したことに日本中が沸いた。もちろん、コラム子も喜んだが、同時に日本人のあまりのお祭り騒ぎぶりにちょっと複雑な気持ちを抱いた▼個人的なことで恐縮だが、コラム子にはまだ幼い息子と娘がいる。非日系のブラジル人の妻との間にできた ...
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散り際の美学=サンパウロ市在住 脇田 勅(ときお)=<7>
わたしは一朝有事の際には、いつでも進退だけはきれいにしようと肝に命じていました。これはわたしがもっていた人生哲学でした。 県人会長を辞めるときにはスパッと潔くというのがわたしの信念であり、またその信念を貫き通す激しさをも、わたしは持っていました。また、わたしは『ドロをかぶるときは、言い訳をせず、全身でかぶれ』という教えを守る ...
続きを読む »富重久子氏の選者退任に思う
12日付弊紙を見て、文芸欄(4面)に掲載された富重久子氏の「(ニッケイ俳壇)選者退任のご挨拶」に気づいた人も多いだろう▼夫の富重かずま氏が亡くなられた後、「もっと若い方に譲りたい」と繰り返し言いつつも、ずっと、俳壇選者の重責を負ってくれた。ひょんな事で同氏と同欄担当者との間の橋渡し役になった後、「投句を」と声をかけられた事があ ...
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サンパウロ市は11日、同市南部サントアマーロの市営市場の運営権に関する入札を行ったが、応札企業がないまま、入札を終えた。この市営市場は1897年に操業を開始しており、100年以上の歴史をもつ由緒あるものだが、昨年の9月に火事で焼失した後、営業も止まっていた。今回の入札はこれを民営化するためのもので、落札金の下限を1150万レア ...
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『ブラジル岐阜県人会便り』6月号を見ていたら、レジストロ市と岐阜県中津川市の姉妹都市記念式典が10月20日に、現地で行なわれるとの記事があった。リベルダーデから貸し切りバスが出て、ピラルク養殖場、茶畑、鍾乳洞の観光なども含まれている1泊旅行だ。まだレジストロ未訪問の人には、格好のツアーかも。申し込みは同県人会(11・3209・ ...
続きを読む »散り際の美学=サンパウロ市在住 脇田 勅(ときお)=<6>
イギリスの哲学者カーライル『罪の何たるかを知らないより大なる罪はない』と書いています。この名誉会長には自分の行為に対する罪の意識も自責の念も全くないのに、おどろくばかりでした。名誉会長の制裁について決議に移る前に、彼の友人の一人から「情状酌量の余地はないのか」という質問が出ました。 それに対してわたしは次のように説明しました ...
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ここ数年間、政局が非常に読みにくいブラジル。ここ数日の動きは、とりわけ、国外から予想するのが難しかったのではないだろうか。普通、「支持率で1位の大統領候補が刺傷すれば、支持率は当選に向かって一気に跳ね上がる」と予想するのは自然だ。だが、その前後に何があり、それに対して国民がどう思っていたか、あるいは、ブラジルの政治勢力の潜在的 ...
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俳誌『朝蔭』第466号が8月に刊行された。《冬の朝気合をかけて体操会》(不破吏子)は冬場のラジオ体操だろうか。アマゾン吟行の連作のひとつ《紅鶴は原始の森を染めて翔つ》(佐々木君代)はフラミンゴの事かと思って調べると、たしかに「和名ベニヅル(紅鶴)」とある。だが、よく読むと「ツル目とは近縁ではない」とも。ツルそっくりだが違うらし ...
続きを読む »散り際の美学=サンパウロ市在住 脇田 勅(ときお)=<5>
二番目に、財界の大御所、九経連の瓦林会長にお会いして財界の協力をお願いして「やんなっせ、応援しますばい」との言葉をもらったことを報告しました。三京運輸(株)の深江社長や、甘木海外移住家族会の小島会長の話では、「瓦林さんが協力すると言われたら財界から五千万円ぐらいは集まるだろう」ということも話しました。 三番目は一般からの寄付 ...
続きを読む »ルーラが抜けて5強の争い=白熱! 大統領選の行方は=誰と誰が組む?! 読めない決戦投票=サンパウロ市在住 駒形 秀雄
寒い日の間に暖かい日射しがさし、鳥も鳴いて〃春近し〃が感じられるこの頃です。そこに住む人間の世界でも今月から正式に選挙運動が開始されて、新聞、TVなどのマスコミも賑やかになっています。 そんな矢先、大統領選挙のトップを走っていたボルソナロ候補が選挙運動中に暴漢に襲われ重傷を負うなど、選挙戦も白熱化しはじめました。 10月7 ...
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